SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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旅にでよう

たまにはリフレッシュが必要、煮詰まる前にね!

震災から3ヶ月が過ぎ
クリニックには以前に近い数の患者さんが溢れ
毎日毎日が目の前を凄いスピードで通り過ぎていきます。
まるで震災などなかったかのようです。

でも、震災は私たちのどこかにしっかりと残っています、勿論私の中にも。

あの日から、なんだかのんびりできず、
毎日に追われ、
いつの間にか少し心のゆとりがなくなってきたような気がします。
毎日のワクワク感がなくなっていたのです。

なんでだろうと考えてみます。

そう言えば、あの日から一度も熊本を離れていません。
いろんな意味でどっぷりと浸かっていたのですね。

外に目を向けてみると
いつの間にか梅雨は明け
太陽は燦々と輝き
子供たちの歓声も聞こえてきます。

もう、夏なのですね。

こんな時には
旅に出る

知らないどこかに
知っているどこかへ

一人で行くのもよいけれど
心許せる誰かと行くのもまた格別・・・

旅にでよう
きっと世界が開けるから



# by ccr-net | 2016-07-19 22:50 | その他

熱中症にご用心

例年と比べて異常に多い異常に多い熱中症の救急搬送

連日、日本各地で35度を超える猛暑日が続いている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
熊本市でも35度を越えることはまだないものの、ここ数日34度を超えています。
クリニックでも、昨日熱痙攣(熱中症1度)の男性が来院され、補液では上下肢の筋攣縮(攣り)が改善せず
基幹病院へ救急搬送をおこないました。
結果、点滴+アレビアチン(抗痙攣薬)の静注にてようやく改善しました。
このレベルの注射薬になると循環器疾患のある方には、通常の診療所の外来では治療が困難です。
ということで、いったいどれくらい救急搬送されているのか調べてみました。
熱中症にご用心_b0102247_22003971.jpg
これをみると昨年と比較し全国的に異常な数の熱中症患者が搬送されているのが判ります。
今年の熱中症患者の月別搬送数をみてみましょう。
熱中症にご用心_b0102247_22032403.jpg
4月でも熱中症で運ばれる方がいるのも驚きですが、この1週間で急激に搬送数が増えているのが判ります。
熱中症の予防についてはテレビをはじめいろんなメディアで言われていますので、
今回は熱中症患者への対応について考えてみましょう。
お暇な方は、当ブログの過去ログ熱中症にご用心もご覧ください。
この分野は、意外なことに厚生労働省より環境省が力を入れています。

早見優のLet`s Study 熱中症対処フロー・医療現場での処置

熱中症の救急患者への初期対応がよく判ります。

でも、まずは予防が大切ですね!




# by ccr-net | 2016-07-06 22:27 | 医療

靴教育 〜シューエデュケーション〜 を学ぶ

大切なのは子供たちがきちんと靴を履けるように繰り返し教育すること

今日は待望の吉村眞由美先生によるシューエデュケーション(靴教育)の指導者講習をクリニック2F STUDIOでおこないました。
参加人数は28名、遠く奄美大島や宮崎からも受講され、盛況でした。
セミナーは午前10時〜午後3時までの長丁場、それでもあっという間の5時間が過ぎました。
素晴らしい時間でした。
靴教育 〜シューエデュケーション〜 を学ぶ_b0102247_20502266.jpg
私がずっと気になっていたこと
それは、〝足育(あしいく)とは本当は何か?〟ということです。
足に関わる医療をしているので、私の元にも時々〝足育〟の講演依頼が来ます。
私たちのクリニックの足に関わるスタッフにも時々声がかかります。
でも、すべてお断りしていました。
なぜって?
だって、〝足育〟についてなにも知らないから・・・

私は外来で多くの足をみます。
それは、様々な足病だったりスポーツ障害だったりします。
ですから、足だけでなく、靴もみます。
足の評価をし、歩容を診、靴の評価や指導をおこなうのです。
当然、靴の履き方や紐の結び方の指導もおこなうのですが、でもそれは一人一人の患者さんにたいしてです。
私がしているのは、教育ではなく治療であり指導なのです。
靴教育 〜シューエデュケーション〜 を学ぶ_b0102247_20545021.jpg
今日の講義でわかったこと、
それは教育の本質です。
子供たちに教えるということ、学ばせること、
それこそが正しい靴行動、靴の履き方に繋がるのです。

教育はまだまだ奥が深いので、私自身が足育・靴教育を語ることはもう少し先になりそうです。
何事も勉強が必要ですね!

あ、足育は〝あしいく〟で〝そくいく〟ではありません。
〝そくいく〟は某社の登録商標のようなのでご用心!




# by ccr-net | 2016-07-03 21:37 | フットケア

義母の思い出

13回忌によせて

今日は午前11時から義母の13回忌でした。
診療の合間に抜け出して菩提寺に出向くと、身内だけと聞いていたのに多くの人が・・・
震災でお寺が被災していたための合同忌だったわけですが、知らない私にはとんだ落とし穴が。
でも、それはまた別のお話。

私は27歳の時に母を亡くし
29歳で結婚し
その2ヶ月後に父を亡くしました。

20代で両親を亡くした私の父代わり、母代わりが、義父と義母でした。
義父は90才で健在ですので、義母の話をしましょう。

義母は勝ち気で明るくいつも元気
派手好きで
料理上手
妻と義姉の女の子しかいなかったせいか、私をたいそう可愛がってくれました。

新しい物が好きで
旅行好き
美味しい物好きで
着道楽・・・

引っ越しの際に
そのあまりの着物の多さにびっくりしてしまいました。

そんな義母でしたが、
私が開業して2年目に病に倒れ
闘病半年で旅立って行きました。

あまりにも早く旅立って行ったので
想いでの中の義母は
いつも元気で笑顔です

私がいくらお腹いっぱいだと言っても
〝あらあら・・・〟と言いながら
いつも山盛りご飯をついだ義母

きっと早く母を亡くした私を思いやってくれていたのでしょう。

あれから13年
お義母さんより病気がちだったお義父さんは、90歳の今も元気に笑っています。
少し逝くのが早かったですね・・・
一人でお寂しいでしょうが
まだまだお義父さんは健在です

それでは、17回忌で!




# by ccr-net | 2016-07-01 22:19 | その他

常温水は絶対か?

目的や体調によって異なる最適な水の温度

今年は梅雨だというのに30度を超える日々が雨の日以外は続いています。
史上最高だった昨年の気温を現時点で毎月上回っているので、NASAが『史上最も暑い年』と言っているのも頷けます。
そんなことが理由でもないでしょうが、外来で慌ただしい午前中にフジテレビから電話取材の申し込みがありました。

〝なんなのかなあ?〟
そう思って電話に出ると、〝常温水と冷水の利点と欠点について意見を聴きたい〟とのこと。
〝なんで私なの?〟
と思いましたが、そう言えば以前、常温水と冷水について書いていたことを思い出しました。
詳細はメールで、期限は本日午後3時くらいまで!
結構、厳しい条件ですが、テレビ局の取材はだいたいいつも慌ただしいものです。

というわけで、診療の合間に以前の原稿をもとにこんな回答を作成しました。
あらかじめお断りしますが、摂取する水の温度については様々な考えがあります。
これはあくまでも私の私見で絶対ではありません。
でも、可能な限り科学的に書いてみました。
質問事項の一部
 1)「冷たい」の利点、特徴
 2)「常温」の利点、特徴
回答の一部
 1)冷水(5度〜10度)
  ・吸収がよい
   冷たい水が胃壁を刺激し、ガストリンを分泌させる。それにより胃の動きが活発になり、小腸で早く吸収される。同様の理由で、便通もよくなる(下痢することもある)。
  ・代謝が活発になる
   冷たいものを体の中に入れると、それを取り戻す(暖める)ために代謝が活発になる。
   具体的には10度の水を36度の体温にあげるには26度暖めなければならない。
   1ccの水を1度上げるには1cal必要なので、100mlの水を26度上げるためには2600cal必要。
   500ccであれば13000calすなわち13Kcal必要になり、その分代謝が活発になる。
   これは70際の女性の10分間の歩行に相当する。
  *一見良さそうだが、逆に言えば冷たい水を飲んだだけ、そのぶん消耗する。
 1)常温水(水道の水の温度) 
  ・体を冷やさない
  ・胃腸に優しい(胃腸の動きが活発になるわけではない、刺激が少ないということ)
  *一見良さそうだが、体を冷やさないということは逆に言えば代謝は活発にはならない。
   また胃腸に優しいということは胃腸の動きは活発にはならないので、水の吸収は遅れる。
常温水は絶対か?_b0102247_22380677.jpg
けっこう面白いでしょう?
念のために常温水で検索してみましたが、やっぱり意見は二つに分かれるようです。
ただ大切なことは、常温水は絶対ではないこと、利点と欠点があることを理解することです。

ものごとに絶対はないことをお忘れ無く!




# by ccr-net | 2016-06-27 22:40 | 健康

深部静脈血栓症に注意

まだ油断できないエコノミークラス症候群

震災から2ヶ月以上経過し、最近ではエコノミークラス症候群の報道もほとんどみなくなりました。
けれども、まだまだ油断できないのがこの原因となる深部静脈血栓症です。
6月14日、熊本地震でのDVT(静脈血栓塞栓症)検診結果がでました。

震災後のDVT調査については、福島県立医科大学のもの(参照)がとてもしっかりしていますが、
今回の熊本版も母数も多く素晴らしいです。
深部静脈血栓の発生率も9.1%と福島の研究と大差有りません。
ただ、今回の発表では福島の研究でハイリスクに上げられた、①悪性腫瘍②ホルモン剤の使用が結論には出ていません。
また、当然のことだから省かれているのでしょうが、福島研究でハイリスクの上位に上げられた①長時間の座位②長時間の臥位が項目ととして省かれており、3番目であった③車中泊が前面に出ているのが気になります。
まだ、中間報告ですので、今後の発表では変わってくるのかもしれません。
深部静脈血栓症に注意_b0102247_23094994.jpg
今回の熊本の発表が素晴らしいのは幾つもの医療機関が協力し組織的におこなわれていること、母数が2023人と多いことです。
これに加えて昨日・今日とおこなわれていますので、更に素晴らしい結果になってくるでしょう。

深部静脈血栓の発生率が9.1%というのは10人に一人は血栓症を起こしている可能性があるということです。
くれぐれも、ご用心を!!




# by ccr-net | 2016-06-19 23:11 | 熊本地震

震災後2ヶ月を考える

すぐそこにある被災地

早いもので震災後2ヶ月が経過しました。
一見何事もなかったかのように、市内の店舗には物が溢れています。
水道の蛇口を捻ると水が流れ、
ガスは普通に着火し、
強い余震で目を覚ますこともありません。

平凡な日常が
流れているのです。

でも、
震災の爪痕は大きく残っています。
震災後しばらくボランティア活動をしていた公民館には
まだ家が全壊の方々が避難しています。
家にいるのが怖いという子供たちのために、
車中生活を送っているご家族もいます。
収入の道が断たれた方もいます。

ニュースで報道される益城だけが被災地ではないのです。

今日は久しぶりに取材のためのビデオ撮影を受けました。
バックが明るい方がいいということで、2FのSTUDIOを使用しました。
この部屋には、まだ震災の名残があります。
30名収容のセミナー室ですがテーブルは半分片付けられ、
そこに震災時の支援物資が積まれています。
一時期、クリニックの災害支援センターとなっていたリハビリテーションセンターから移動してきたものです。
ここに積まれた物資を見るたびに、震災直後の混乱とボランティア活動に動いた日々を思い出します。
慌ただしい日々でした。

そして、
時々思うのです。
今、こんなに安閑としていていいのかと・・・

でも震災時、震災後の支援活動は、ボランティア活動だけではありません。
私たちが日々生活し、働き、生きていく・・・
それもこの地域での個々の支援活動なのだと思います。

私たちは医療者ですから
日々の医療行為や、院外活動で行動することもそうした役割があるのです。

マスコミで報道されるような被災地で派手に活動することだけがボランティアではないのです。

もちろん、益城のような甚大な被害を被った地区と、そうでない地区とは違います。
でも、身近なところに、すぐ私たちの横に被災地はあるのです。
当たり前のことが当たり前にできる、
そうした平凡な日常がそうした現実をともすれば忘れさせてしまうのです。

最近は、遠方へ避難されていた方々が毎日数名クリニックに戻ってこられるようになりました。
でも、その中の半分くらいは家が全半壊した方です。
熊本市の中心部でも、これが現実なのです。

私たちは忘れてはいけません。
被災地が私たちのいる今この場所にあることを。

なんてことを言いながら、私自身日々の生活に追われています。
でも医療者であることは忘れてはいません。
震災後のこの時期にしなければいけないことも・・・

震災から2ヶ月、こんなことを考えてみました。
さて、なにができるでしょう。




# by ccr-net | 2016-06-14 22:50 | 熊本地震

あなたの参加がキラキラを生む

大切なのは笑顔と余裕

最近のクリニックは少しゆとりがあります。
勿論、震災の影響で患者さんが減っているというのもありますが、それ以外に大きな理由が二つあります。
それは4月に着任した大塚豊先生が仕事に慣れてきたこと、
もう一つはナースが十分な数がいることです。

でもクラークは相変わらずの戦力不足、あと1名の補充ができません。
育休に入っている1名を除き
最低1名クラークが増えれば、クリニックは万全の体制になります。

あちらが増えればこちらが足りない・・・
なかなか難しいものです。

話をナースに戻しましょう。
現在クリニックには11名のナースがいます。
内1名は病気療養中ですので、実質は10名。
8名が常勤、2名が非常勤、全員が正看護師です。
また8名の常勤の内、2名が保健師です。
無床診療所としては、異例の多さです。
でも、朝のピーク時は全員がフルで動いています。
私にとって好きな時間です。

彼女たちは私にとって
目であり
耳であり
口であり
手足であり
頭脳です。

ナースがいて初めて
多くの患者さんをきちんと診ることができているのです。

一時期、
この大切なナースが常勤4名非常勤3名まで落ち込んだ時期がありました。
でもなんとかやってきました。
今は常勤8名
贅沢ですね!
でもかつての大変な時期を知っているので、
誰かが急に辞めることがあっても大丈夫な数を揃えているのです。
だって、人は急にはみつかりませんから・・・

例えば保健師、
一人は9月からの産休がすでに決まっています。
その後、育休に入りますから1年はいなくなります。

また伴侶の方の転勤だってあります。
一寸先はわかりません・・・
だから余裕が必要なのです。

6月1日
また新しい仲間が加わりました。
キラキラ輝く若い保健師です。

このキラキラが、
新しい息吹を
輝きを
クリニックに与えてくれるのです。

震災を経て私たちのクリニックはまたひとつ強くなりました。

ようこそ、
せんだメディカルクリニックへ!





# by ccr-net | 2016-06-06 22:31 | CLINIC

当たり前の日が愛おしい あなたの誕生日に寄せて

共に生きるということ

今日は妻の誕生日
また1年が経ちました
いつものように
この日がやってきたけれど、
今年の誕生日は格別・・・

震災を乗り越え
ようやく迎えた誕生日

震災の日
極楽とんぼの私は命の危機など露ほども感じず
余震のなか妻をおいて
医療だけを頭に家を離れました

残された妻は
私たち二人の命の危機を案じながら
遠方の子供たちのために万一の備えをし
2日後、義父を避難させた私の従兄弟に全てを託しました

そんな日からひと月半
特別な日が
いつものように、やってきました。

あなたと
私と
義父と
三人が当たり前のように同じテーブルに顔を合わせ
当たり前のように笑顔で食事をする

そんな当たり前の日が
とても愛おしく感じるのです
当たり前の日が愛おしい あなたの誕生日に寄せて_b0102247_21450217.jpg
今年も贈る花はこの花
数は二人で重ねた年月

共に生きてくれてありがとう
次の誕生日も一緒にむかえることができたらいいね

お誕生日おめでとう



# by ccr-net | 2016-05-30 21:49 | その他

言葉って難しい

煌めく言葉、刺さる言葉

今日の熊本は31.3度、日本全国まるで夏のような暑さでした。
そんな中、多くの方に来院いただき診療も終盤にさしかかった夕方のことです。

〝あまり大したことはありませんから〟

私が発した一言で患者さんは気分を害し、激怒して診察室を出ていこうとされました。
〝自分はこんなに、苦しんでいるのに。待たせたあげくがこの言葉・・・〟
そういう想いがこみ上げて怒りが爆発したのです。

私としては、〝心配いりません、大したことはないから〟というのが導入部分で、その後、〝でも実際はこんなふうになっているので、治療はこの方向で進めましょう〟と話をもっていくつもりでした。
その導入部分で躓いてしまったのです。

安心して頂くつもりで発した一言が、症状で悩む患者さんの胸を刺したのです。
診察室に入ってみえた患者さんの様子をきちんと捉えていなかった私のミスです。
治療には個別性があるように、患者対応にも個別性があります。
それができていませんでした。

最終的には、お引き留めし十分にお話をしましたので、
真意はだいぶ判った頂いたのではないかと思います。

もう長い間、医師をやっていて思うのは、
言葉の重さ、難しさ、そして輝きです。

言葉は煌めくナイフ
だから時として人を傷つけてしまうのです。

最後の一人の診療を笑顔で終え、
久しぶりに言葉のナイフについて考えてみました。



# by ccr-net | 2016-05-23 21:56 | 医療
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