SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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介護予防フットケアサポートねっとのこと

思わぬところに真屋さんの置き土産

今日、3月と5月のフットケア関連の学会プログラムをみていて、あることに気づきました。
いや正しくはクリニックのフットケアナースからのこの言葉で気づいたのです。

「先生、3月の学会ですが、どのシンポジウムですか?」
私がシンポジウム名を答えるとそんなシンポジウムはないとのこと。

はて?

ということで、あらためてシンポジウムの依頼を確かめてみました。
すると、全く異なるワークショップ名が書かれていました。

あれま!

慌てて、修正をいれようとしましたが、もう締め切りを過ぎていてできません。
というわけで、先ほど学会事務局へ訂正依頼のメールを送付しました。
学会事務局の皆様、申し訳ありません。

さて、これで終わりと思ったのですが、そうはいきません。
何となく気になったので、5月の学会の抄録もみてみました。
すると驚いたことに所属を間違えていました。

なぜって?
こういうことです。

学会からの依頼所属は私のクリニックではなく「介護予防フットケアサポートねっと」となっていました。
これは私が理事を務めるNPO法人です。
この所属でパネラーを務めるようにという依頼を、
私は「介護予防フットケア」についてだと思い込んでいました。
よくみるとセッション名は「地域啓発と多業種連携」です。

あれま!
慌ててNPO副理事長の鶴田朋子さんに連絡をとり、取りあえず先ほど書き直しました。
やれやれ。

介護予防フットケアサポートねっとは急逝された真野さんが理事長を務めるNPO法人です。
高知・愛媛・兵庫・熊本を結ぶ地域を超える新しい形のフットケアのネットワークです。
高知・愛媛とイベントが終わり、本来昨年熊本でイベントをおこなう予定でした。
熊本地震で今年に延期になりましたが、震災後の5月に震災復興フットケアをおこなっていただきました。
もちろん、真屋さんもです。

何気なく引き受けたパネラーもですが、これも真屋さんの置き土産なのかもしれませんね。
さて、彼女に叱られないように、一から抄録を作り直しましょう。




# by ccr-net | 2017-02-13 22:03 | フットケア | Trackback

眞屋さおりさんのこと

はちきんだった眞屋さん

昨日未明、高知の眞屋さおりさんが急逝されました。
一報を早朝に友人の鶴田朋子さんからメッセージで頂いたとき、驚いてしばらく呆然としてしまいました。
早朝に移動中の交通事故でした。

眞屋さおりさんは、フットケア仲間です。
熊本地震の際も、友人たちと駆けつけ、共に近隣の施設で震災フットケアをおこなって下さいました。
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眞屋さんは、気っぷのいい美しい女性で、いわゆる〝はちきん〟です。
そう交友の深くない私にも気軽に接して頂き、年下ですが姉御肌の方です。
そんな眞屋さんが、突然逝ってしまいました。

昨年は吉田恵さんが旅立ち、今年は早々に眞屋さおりさんが・・・
相次いで、フットケア仲間が逝ってしまいました。
とても残念ですが、仕方のないことなのですね。

フットケアというのはチームで成り立っています。
一人では成り立ちません。
相次いで素晴らしい靴店店主とフットケアスペシャリストが旅立ちました。
あとはナースと医師がいれば、立派なチームの完成です。
残念ながらこのチーム、当分は完成しそうにありません。
それまでは、二人で仲良く待っていて下さい。

眞屋さおりさん、あなたはとても素敵な方です。
もっと深くお話をしたかったですね。
でも、それは当分先のこと・・・

それでは、またね!





# by ccr-net | 2017-02-07 23:17 | その他 | Trackback

インフルエンザが大流行

全国が真っ赤 インフルエンザが警報レベル

今日の午後、慌ただしく診療をおこなっていると、知り合いのテレビ・ラジオ関係の方がみえました。
どうやら風邪症状らしいのですが、インフルエンザではないかと不安になっての来院です。
結果、インフルエンザではなく風邪だったのですが、声のお仕事ですので大変です。
ということで、今年はインフルエンザが流行ってるね!という話になりました。

毎週金曜日は、感染症発生情報の更新日。
早速、見てみました。
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インフルエンザの流行マップは全国真っ赤
ほとんどの県が警報レベルです!
(インフルエンザの場合、定点観測値が流行:1以上 注意報:10以上 警報:30以上)
熊本市も前週23.5が今週(1/23〜1/29)43.64と急上昇です。

この時期は入学試験の真っ最中、予防が大事です。
マスクや手洗いはもちろんですが、抗インフルエンザ薬の予防投与という選択肢もあります。
以前はタミフルでしたが、今はタミフル・リレンザ・イナビルと選択肢も増えました。

日本感染症学会では、インフルエンザ患者と同居する下記の方に予防投与を推奨しています。
・高齢者(65歳以上)
・慢性呼吸器疾患または慢性心疾患患者
・代謝性疾患患者(糖尿病等)
・腎機能障害患者
もちろん、小児への予防投与も認められています。

大切なのはインフルエンザに罹患しないこと!
みなさまくれぐれもご用心!






# by ccr-net | 2017-02-03 21:11 | インフルエンザ | Trackback

ジェームズ・ボンドが禁煙中って本当?

ちょっと寂しいジェームズ・ボンドの禁煙

1月16日のヘルスデーに面白い記事が出ました。
〝ジェームズ・ボンドは禁煙15周年〟と題されたこの記事、ちょっと驚きませんか?
ジェームズ・ボンドといえば、〝タバコとドライマティーニ〟というイメージがあるのですが、最近はちょっと違うようです。

記事によれば、ボンドが喫煙したのは2002年のダイ・アナザー・デイが最後。
この映画の主演はピアース・ブロスナンですから、現在のダニエル・クレイグにいたっては1本も喫煙していません。
カジノ・ロワイヤルではなんと映画全体に喫煙シーンがないそうです。
カジノなのに、なんと健康的!
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まあ、最新作のスペクターでは喫煙シーンはあるそうですが、本人は喫っていないのは健康志向でしょうか。
映画の世界も健康志向になるのは世の流れかもしれませんが、ちょっと寂しい感じがします。

ということで、ジェームズ・ボンドも禁煙中、
あなたも禁煙いかがですか。

ところで、この記事を最初に見たときに〝ジェームズ・ボンドは禁固15年〟と読み違えたのは私だけ?



# by ccr-net | 2017-02-02 21:43 | 健康 | Trackback

報われるあなたの仕事 大切なのは最終的価値

医療に不採算部門はあるのか?

昨日、今年初めての熊本実践フットケア研究会を熊本中央病院でおこないました。
講師は小倉第一病院の石井先生、期待を裏切らない素晴らしいご講演でした。
さて、その中である病院の看護師さんがこう質問しました。

「私はフットケアを病院で頑張りたいのですが、〝お金を生まないので望ましくない〟と言われました。
 今後、私はどうしたらよいのでしょうか?」

この質問に石井先生は、このように答えました。

「することでどのくらいお金を生むかではなく、しないことでどのくらい損をするかということです」

具体的には、フットケアをおこなわないことでどのくらいの足がトラブルを抱えるか
そのトラブルを解決するためにどのくらい費用がかかるか
また、トラブルによってどのくらい病院の評価が下落するか
という負の連鎖を考えなければいけないのです。

私たち医療者がよく言われるのは
「それは不採算部門だから」
「その行為はお金を生まないから」
というものです。

〝なるほどねえ・・・〟と思うのですが、これってとても不思議なことなのです。
だって、医療には直接お金を生まない行為や部署が山ほどあるからです。

具体的に考えてみましょう。
例えば、クリニックの外来の流れをみてみます。
受付(事務)→問診(看護師)→診察(医師)→検査(技師・看護師)→診察(医師)
→投薬・注射(医師・看護師)→会計(事務)
この中で、直接お金を生むのは診察(初診料)・検査(検査費用)・投薬・注射(処方箋料・注射手技料)だけです。
事務などは一度もお金を生みませんが、最初と最後の部分(事務)がないと外来医療は成り立ちません。

看護師について考えてみましょう。
実は看護業務(ナーシングケア)というのは基本的に行為そのものではお金を生みません。
看護師の人員配置や資格によってお金が発生するだけで行為で発生するわけではないのです。
〝点滴すればお金が発生するじゃない!〟とよく言われますが、〝点滴〟という医療行為は実は対人件費では赤字です。
〝点滴〟という行為は、準備→移動→針刺し→観察→移動→移動→針抜去→移動→片付け→廃棄と複雑です。
これを分単位の人件費で計算すると点滴注射(97点:材料費込み)という行為は割に合わないことが判ります。
面白いですね。

医療という行為は、一つ一つの付加価値(バリュー)を積み重ね、最終的に大きな価値を生み出すものです。
ですから、本来一つ一つのバリューの大小を競うものではないのです。
効率性は大事ですが、〝お金を生まない=価値がない〟ではありません。
よく間違えるのは〝単一の行為の価値がすべて〟と思い込むこと、
価値の連鎖(バリューチェーン)こそが大切なのです。

ナーシングケアがお金を生まないと言われて悩んでいる貴方
そんなことはありません
大切なのは、おこなわないことで失われる価値と最終的な価値の連鎖の総額なのですから。





# by ccr-net | 2017-01-27 23:10 | 医療 | Trackback

歳をとるということ

幾つになっても輝ける人たち

数日前に看護スタッフと話をしていて、いつの間にか老眼鏡の話で盛り上がってしまいました。
30代の半ばでオープニングスタッフとして共に働いてきた彼女も14年経ち、いつの間にかそうした年齢になりました。
私もここ1年ほどで急に目の衰えを感じています。

年齢による衰えはある日突然やってきます。
最近、同年齢の方々をみるにつけ、そうしたことに気づくようになりました。
自分より元気な方、衰えている方、いろんな方がいます。

そう言えば、昔の大学(経済学部)の同期の友人たちは定年だったり転職したりしています。
先日、仲の良い友人の一人と会ったときに、そうした話になりました。
ほとんどが商社に行った同級生たちですが、第2の人生は様々でとても興味深いものでした。
弁護士をめざす者、起業する者、中には幼稚園の送迎バスの運転手になる者や和太鼓奏者を目指す者もいます。
医師になった私には想像もつかないことですが、そうした人生も素敵だなあと思いました。

今日は2歳から90歳までいろんな方が外来に見えました。
医師の仕事の素敵なところは、こうしたいろんな年齢、いろんな職業の方と毎日会えることです。
勿論、農業に携わっていれば、日々変わる土のにおいや風の調べなど、また格別かもしれませんね。

そう、職業は関係ありません。
幾つになっても、
何の職業でも、
心が輝いているか・・・
そうしたことが大切なのです。




# by ccr-net | 2017-01-19 22:07 | その他 | Trackback

大切なのは経験と的確な判断、知識だけでは駄目

陥りやすいピットフォール ガイドラインの罠

1月も10日を過ぎ、お正月気分も抜けた今日この頃です。
この時期になると気になるのは「センター試験」と寒波の襲来。
例年の如くこの冬一番の寒さが週末日本列島全体を襲う予定ですが、すでに今日から熊本はもの凄く寒くなっています。(北国の方からみたらたいしたことないかもしれませんが)。
センター試験がある1月14日には更に零下2度まで下がるので、受験生の方々は大変です。

と、前ぶりとは全然関係ないのですが、長い間臨床医をしているといろんな事に気づきます。
その中の一つに、〝経験は大事!!〟という当たり前のような金言があります。

この〝経験〟というのは。
〝何年医者をやっているのか〟ではなく〝どれだけ多くの症例を経験してきたか?〟ということです。

臨床の現場で大切なのはガイドラインよりむしろ
〝あ、そう言えばこんなのがあった!〟という経験と発想なのです。
そういう意味では、より多くの問題をやっている者が勝ち!の受験とも似ていますネ。
もっとも、知識あっての経験ですので、ベースとなる知識があるのは当たり前です。

昔と異なり、多くの疾患のガイドラインのある時代ですので、ある意味診療は楽になりました。
けれども、全てがガイドライン通りにいくわけでは決してありません。
自分の目と耳と知識と経験でしっかりと判断する必要があります。
臨床の基本ですが、けっこう難しいことです。

自分の専門分野では、こうしたことが自然に出来ていきますが、そうでない場合もあります。
ましてまだ経験が十分でない分野では、時として誤った判断をしそうになります。
最近そうした経験をしました。

一人は高齢の女性、CLI(重症虚血肢)でしたがまだABIがよく、3週後の再診としました。
3週間後診察してみると、ABIが急降下、慌てて基幹病院へ送りました。
幸い切断となることはありませんでしたが、あと少しで危ないところでした。
〝怪しい〟と思ったのであれば、3週後ではなくて1週後にすべきだったのです。

もう一人は同じCLIの男性、こちらはSPP(皮膚灌流圧)は23と低く踵部の壊死がありました。
翌日、基幹病院受診時のSPP32と少し改善し同院で経過観察となりました。
神戸分類はタイプⅡで本来創傷の管理には注意が必要ですが、同日外科的な創傷治療がなされています。
これは従来のFontaine分類やRutherford分類だけでは正解かもしれませんが、神戸分類では違います。
実臨床に基づいた分類だからです。
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上記の二つの症例共に今後どうなっていくかは判りません。
けれども実臨床の世界では、〝結果オーライ〟ではいけないのです。
まして下肢救済は生命予後に関わりますから慎重でなくてはいけません。
十分な知識と経験に基づいた的確な判断が必要なのです。

急に寒くなった午後6時の熊本を往診に向かいながらこんなことを考えました。





# by ccr-net | 2017-01-11 21:24 | 医療 | Trackback

年の初めに

丁寧でありたい、当たり前だがおろそかになりがちなこと

仕事始めから3日、皆様いかがお過ごしでしょうか?
クリニックは、仕事始めの4日は午前中で通常の1日の新患数を越える忙しさ。
5日・6日も新患が多く、医師3名でも待ち時間が90分を越える状態です。
こうした中で、通常と異なるのは骨折や脱臼などの重症患者が多いこと、なぜか私指名の方が多いことです。
臨床的な力は皆同じなので、空いている医師が診れば待ち時間も短くなると思うのですが・・・

なんてぼやいていても仕方ないのですが、昼休みも取れずちょっぴり疲れているのかもしれません。
年の初めの診療の特徴は、こうした混雑と患者さんと交わす言葉のやりとりです。

「おめでとうございます。今年も宜しくお願いします」
「年末年始は問題はありませんでしたか?」
「お正月はどこかお出かけになりましたか?」

こうしたやりとりの数々が、何となく心温まる一時となります。
お正月はやっぱり素敵です。


昨日は肩関節・肘関節の2関節脱臼というアスリートや重症虚血肢( CLI )と診断した男性など
バラエティーに富んだ診断で、年の初めとして今年1年を象徴するような気もします。
明日土曜日で年の初めの喧噪も終わり、来週はゆったりとした時間がまた流れていきそうです。

年初から多くの患者さんに恵まれ、よい一年の始まりとなりました。
今年も初心に返り、丁寧できちんとした診療をおこなうよう気を引き締めていきたいと思います。

最後になりましたが、
本年も何卒宜しくお願いいたします。



# by ccr-net | 2017-01-06 22:00 | 医療 | Trackback

地味に凄い クラークのちから

美しいだけではありません

今日、オープニングスタッフの一人が退職いたしました。
現在のクリニックを立ち上げた際の8名のメディカルクラークの一人です。
今回退職した上田拡美さんは、チーフクラークを務めていました。

8年前に同期で入社した4名のクラーク、
先輩たちに「美人揃い!」と言わせた彼女たちですが、美しいだけではありません。
カリスマ性のあるもの、癒やし系のもの、コミュニケーションスキルの高いもの
いろんな同期がいる中で、「自由な美人」と呼ばれたのが彼女でした。

コミュニケーションが少し苦手、あまり笑わず、自由に動き、無駄に美しい・・・
一見クールビューティーですが、実は人が苦手でした。
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そんな彼女でしたが、8年間の間に見事に成長しました。
今日のセレモニーで多くの人が彼女に言葉を贈りましたが、その中で最も多く語られた言葉がこれです。

「頼りになる」
「癒やされる」
「安心できる」
「美しい」

絶賛ですね!

私自身が彼女に贈った言葉も「確実でもっとも頼れる」でした。
何を頼んでも、確実におこない、決して慌てない
仕事の派手さはないのですが、〝地味に凄い〟のです。

二十歳で入職した彼女ももう28歳になりました。
来春は結婚を予定しています。

派手に美人で、地味に凄い上田さん
本当にありがとう!!


# by ccr-net | 2016-12-28 18:30 | CLINIC | Trackback

この時期の診療風景

何でもない言葉が好き

今年もあと数日になってきました。
この時期になると
半年ぶりに来院される方や
何を思ったか急に爪を切ってくれと言われる方
駆け込みのスポーツ障害の少年や大掃除で腰を痛めた方
そんな方々でクリニックはてんてこ舞い。

そんな中
毎年心温まる言葉があります。

それは、お互いに交わすこんな言葉

「今年もお世話になりました!」
「良いお年をお迎えください」

なんてこともない言葉なのですが
日本人で良かった・・・と思える瞬間です。

実際にクリニックが閉まるのはわずか6日間なのですが
なんでこんなに慌ただしいのでしょう。
やっぱりお正月は特別なのですね。

年の瀬のひととき
あなたはいかがお過ごしですか?




# by ccr-net | 2016-12-27 21:56 | その他 | Trackback
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医療と健康について


by ccr-net
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