SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

ccrnet.exblog.jp ブログトップ | ログイン

<   2015年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧

医療におけるフットケアに境界はあるか?

誤解されやすい医療行為の規定

ここ数年フットケアに関する仕事に関わっています。
放っておくと下肢切断や足趾切断に繋がる重症虚血肢はもちろんですが、魚の目や巻き爪なども大切です。
私たちのような末端の医療機関(無床診療所)では、多くの場合遭遇するのは重症虚血肢ではありません。
魚の目(鶏眼)や胼胝といった角質ケアや巻き爪・陥入爪などの爪ケアが日常的に遭遇する疾患です。

さて、これらの治療、意外と時間がかかります。
これを医師や看護師の限られた人数でおこなうのは、結構大変なのです。


爪や角質のケアは時間ばかりでなく、きちんとした知識や豊富な経験・確立した技術を必要とします。
残念ながらそうした技術や知識を持った人材は少なく、医療の現場では多くの場合人手不足です。
そこで登場するのがフットケアセラピストです。

フットケアセラピストは、足のケアをおこなうプロフェッショナルです。
医療資格は持っていませんが(看護師有資格者を除く)、技術と知識は素晴らしいものがあります。

もちろん、どの世界でもいろんな方がいますので、あくまでもトップレベルの話です。
この足のケアのプロを医療の世界に活用できれば、多くの問題が解決します。

でも、そこには大きな壁があります。
医療の有資格者にしか認められない医療行為という壁があるのです。


〝家で爪は切れるのに不思議だね!〟
確かにそうですね。
でも人の体に触れる、何か処置をおこなうというのは、それくらい大変なことなのです。

b0102247_2247525.jpg


フットケアの目的は、足の美容ではなく機能を整える、究極の目的は足を救うことです。
そのためには、普段から足を診る多くの目を養い、ケアをできる裾野を広げることが大切です。
スペシャリストのフットケアセラピストは勿論、医療・介護に関わる多くの人の連携が必要なのです。

私たちのクリニックでは月に一度、難治性症例を対象にフットケアセラピストの特別外来を設けています。
セラピストは鶴田朋子さん、私がもっとも尊敬するセラピストです。
医療機関という制約上、フットケア担当の看護師とのペアで動いて頂いています。
勿論、私も患者さんを診ますが、知識でも技術でも彼女に遠く及びません。

フットケアセラピストと医療機関で働く・・・
現状ではいくつかの問題があるようで、多くの医療機関では実現していません。

さて、これってグレーゾーンでしょうか?

10月24日久留米でおこなわれる日本フットケア学会久留米セミナー、
その最後のパネルディスカッション〝職種ごとのフットケア〟が野末先生の座長でおこなわれます。
私自身もパネラーとして登壇します。
野末先生の采配で、パネラーとフロアの活発な議論がおこなわれる予定です。
そこで、この問題に対する一つの答えを私自身用意しています。
遅い時間ですが、ご興味がおありの方は是非ご参加ください!

きっと面白い話が聞けますよ!


にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
by ccr-net | 2015-10-21 22:49 | フットケア | Trackback

キレイヤサイの衝撃

常識を変えるテクノロジー

少し前のことですが、〝ガイアの夜明け〟でFUJITSUのキレイヤサイについての放送がありました。
一言で言えば〝工場で野菜を作っている〟のです。
これだけだと、「ふーん、それで?」と珍しくもないのですが、できた製品が素晴らしいのです。

キレイヤサイと名付けられたこのシリーズ、何が違うのでしょう?

b0102247_2131392.jpg

b0102247_21324469.jpg


IC工場だったところで作られたこのレタス、
無菌なので洗わずにすぐに食べられます。
勿論、それだけではありません。

なんと、含まれるカリウムが1/5なのです!

なんでそれが、凄いの?

腎臓の悪い方にとってカリウムは敵です!
生野菜や生の果物は、基本的に制限があります。
透析の方の場合は、生のサラダはリスクがあるのです。

ところが、1/5しかカリウムが含まれないとなると話は別です。
だって、腎不全患者に推奨される湯煎(野菜を湯通しする)をおこなった野菜のカリウムは1/2ですから。

キレイヤサイは「生の野菜をぱりぱり食べる!」という夢を叶えるものです。
現在、レタスとホウレンソウの2種類ですが、果物も出てくると・・・ちょっと凄いですね!!

ということで、早速CKD(慢性腎不全)の患者さんにお勧めしました。
勿論、試食も大事ですから、私もネットでポチリ。

ちょっと値段がお高めですが、
皆さんもいかが?



にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
by ccr-net | 2015-10-09 21:50 | 健康 | Trackback

大切なのは人

あなたの力が組織を変える

今日は、訪問看護ステーション(正式には指定訪問看護事業所)C&Rの歓迎会でした。
新しくステーションに加わった金子浩之輔さんを囲んでスタッフ全員と私や田中先生の3名の会です。
金子さんは事情があって家族ぐるみで東京から熊本へ超してきた東京っ子(江戸っ子)です。
アドバイスを求めて数ヶ月前に私の元にきた彼を、
上手にだまして今月中旬から仲間に加わって貰いました。

一時期、私たちのC&Rは瀕死の状態でした。
様々な事情で看護師2名が抜け、クラークも抜け、
皆、疲れていました。

途方に暮れた管理者に私が言った一言、
「しょうがないじゃない。今の実力でやれることをやろう!」

それから数ヶ月が過ぎました。
4月に一人、
7月に一人、
8月に一人・・・
そして今月金子さんが加わりました。

今日初めて、全員が一堂に会し、会食(宴会)をおこないました。
そして2時間半・・・

瀕死の白鳥は、すっかり元気な姿を取り戻しています。
いや、以前よりもっと生き生きと輝いて見えるのは気のせいでしょうか?


b0102247_23163848.jpg


人は組織を変えます。
躍動感のある組織の中心に、穏やかな管理者の顔がありました。

私たちの法人内の組織ですが、
これを作り上げたのは彼女です。
素晴らしい組織になりました。

勿論、彼女だけの力ではありません。
12名に新しく加わった金子さん、全員の力です。

大切なのは人、
人こそが全てです。


いい秋の夜になりました。



にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村
by ccr-net | 2015-10-02 23:16 | 医療 | Trackback
line

医療と健康について


by ccr-net
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31