SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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診療とはなにか?

診ることが大事

毎日診療に追われていると、つい見失いがちになることがあります。
それは丁寧に診るということです。
当たり前で有りながら、疎かになりがちなこと、
でも、これが医療の基本です。

「丁寧に診る」
それは時間や言葉ではありません。


例え1分であろうと
その日その時にその方にとって必要なことを診ることは可能ですし、
逆に1時間かけても
本質に迫らない周辺の情報に終始すれば、丁寧には診てはいないわけです。

私達の仕事は、診ることから始まります。
その多くは聴くこと、聴き取ることからなっています。


いかに多くの事を聴き取れているか、
そして目で見て、触って、確認するのです。
それが人を診ることであり、そこから治療が始まるのです。

診療とはなにか?_b0102247_2354054.jpg


毎日驚くのは、
有名な病院の有名な先生であっても、きちんと診れていないことがよくあることです。
忙しいのはどこも同じ、
それは言い訳に過ぎません。

時間が問題なのではありません。
1分でも1時間でも、何を診ているか、
それがすべてです。


診療とは、
診(診る:診察する)と療(治す、取り除く)からなっています。
当たり前のことですが、でも忘れやすいことでもあります。

私達はきちんと診ているでしょうか。
療のみに、終わっていないでしょうか?


今日午後8時半に診療を終えたのち、
リハスタッフとリハビリテーションについて話しながら、そんなことを考えました。




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by ccr-net | 2014-11-28 23:05 | 医療

谷中銀座の魅力

変わらないことの革新性と訴求力

今日は妻と谷中銀座へ出かけました。
ちょうど猫フェスタが開催されており、猫好きにはたまりません。
商店街に一歩足を踏み入れると、そこは昭和の世界です。
違うのは足元が土では無く、アスファルト舗装されていることくらいでしょうか。
統一された庇や木製看板、
そして絶妙の道幅、
一気にタイムスリップしたかのようです。

谷中銀座の魅力_b0102247_18551552.jpg

谷中銀座の魅力_b0102247_18551668.jpg


さて、こうしたことを誰が考えたのだろう?

そう思って、沿革をみてみました。
谷中銀座は、他の商店街と同様に以前から、いろんな努力をされています。
大きく変わったのは、1999年に完成した『東京都ふれあい商店事業』指定のプロジェクトのようです。
これが前述のカラー舗装や庇の統一、木製看板です。

変わらないことの選択と革新
それも、イノベーションなのですね。


医療の世界にも
こうした発想の転換が必要なのかもしれません。

それにしてもワクワクした谷中探訪でした。



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by ccr-net | 2014-11-23 18:29

進学するアスリートのあなたに

スポーツアスリートがこの時期にしなければいけないこと

例年、この時期になるとスポーツ障害の子供達が増えてくる。
それは、野球だったりバスケットだったり、柔道だったり・・・
競技は様々だが、共通するのは中学3年生や高校3年生といった進学を控えた子が多い。

なぜ、この時期に?と思うのだが、
この時期になると学校スポーツの第1線をから退いて、
ようやく病院に来る時間ができたということなのだと理解している。


最近多いのがそうした選手達の多くが一流選手で、すでに進学が決まっていることだ。
他県の高校や大学の有名校に進学が決まっており、それに備えてメンテナンスをおこないにやってくる。
驚くのは、同世代で日本のトップクラスの選手でありながら、比較的大きな故障を抱えていることだ。
この状態でトップクラスなのであれば、故障を取り除けばどれだけ凄いのだろうと少しワクワクする。

話がそれてしまったが、
進学する貴方たちに伝えたいことがある。

それは、君たちの前にはバラ色だが厳しい未来が待っているということだ。

小学校から中学校へ、
中学校から高校へ、
高校から大学や実業団へ、
ステップが上がるたびに、競技レベルは段違いに高くなる。
スポーツの有名校ともなれば、更に厳しい。

だって、あなたと同じようなレベルの選手ばかりがそこには集まって来ているのだから・・・

進学するアスリートのあなたに_b0102247_7584576.jpg


この時期にしなければいけないこと、
それは故障を治すことはもちろんだが、
そうした高いレベルの競技生活に耐えられる体を作り上げることだ。

最高のパフォーマンスを上げるためには、最高のコンディションを作らなければいけない。
もはや、才能だけではやっていけないのだ。



来年進学するあなたが、今やらなければいけないこと

それは徹底的なコンディショニングトレーニングだ

それが、あなたのバラ色の未来につながる




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by ccr-net | 2014-11-21 07:58 | 整形外科

痛み止めと消炎鎮痛剤

進化する痛みの治療

「痛み止め」という言葉があります。
多くの方が日常的にこの言葉を使っていらしゃるのですが、果たして「痛み止め」って何でしょう?
痛み止め(鎮痛剤)は、英語ではpainkillerといいます。
文字通り、痛みを殺す(痛みをとる)薬なのです。

ところが、ほとんどの方が内服されているお薬は実は“痛み止め”ではなく“消炎鎮痛剤”です。

“消炎鎮痛剤”は英語では、NSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)といいます。
painkillerではないのです。
名前の通り、痛みだけでなく炎症もとるので、結果的に症状が改善します。

私達がよく遭遇する言葉にこんなことがあります。

「所詮、痛み止めでしょう。」
「その場しのぎの痛み止めは要りません!」


数年前までは的を得ていたこの言葉も、今は真実ではありません。
現在の、痛みの治療はとても進化していて、根治療法となりつつあります。
つまり、その場しのぎではなくなってきているのです。


こうした新しい疼痛治療は、前述のNSAIDsだけでは無理で、オピオイドの使用が必要です。
けれども、強力な鎮痛作用を有するオピオイドには消炎作用(抗炎症作用)がありません。
ですから、時にはNSAIDsとオピオイドのタッグが必要なのです。

痛み止めと消炎鎮痛剤_b0102247_2220457.jpg


痛みを取るための手術、
それは以前よりずっと少なくなってきています。
手術に保存療法が取って代わる、そんな時代がもうそこにきています。

かつて多くの手術がおこなわれた胃潰瘍、
内服薬により1980年代には10年間で1/10に減少しました。

お薬のこと、ちょっと見直してみませんか?




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by ccr-net | 2014-11-17 22:21 | 医療

シューズとインソールの微妙な関係

シューズはすべてのパーツで完成している

最近、目立つのが大きいサイズの靴で足の不調を訴える方、
脱ぎ履きがしやすいので、大きい靴を好む方が多いのです。
大きい靴は一見足に優しそうですが、実はそうではありません。
靴が大きいと足が中で中滑りするので、前足や足趾に逆に負担がかかります。
おまけに、靴の中で足が内捻する(オーバープロネーション)も起こりやすいのでよいことはありません。

やはり、靴はきちんとあったサイズが何よりです。

そう言えば、今日新たに気づいた事があります。
それは、市販のインソールの裏地です。
最近のシューズは通気性を考慮し、アウトソールに穴が空いたもの(ベンチレーションホール)が見られます。
今日、チェックしたシューズも多孔性のものでした。
これは単に足が蒸れないだけでなく、足の中滑りも防止する効果があります。
ところがこうしたシューズから標準のインソールを取り外し、市販のインソールを入れているかたがいます。

シューズはアッパー・インソール・ミッドソール・アウトソールのバランスで出来ています。
このインソールを勝手に代えると、単にバランスを壊すだけでなく、靴の機能も壊すことがあります。


さて、市販インソールに話を戻しましょう。
裏地を見てみると、ゴムのものがありませんか?
これって、通気性は当然ありませんよね。
と、いうことは・・・

シューズは勿論、完成品で販売されています。
その中のインソールを代えるということは、それを壊してしまう危険性もあるのです。

だから、相談してね、専門家に。




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by ccr-net | 2014-11-13 23:29 | フットケア

生きること

死を知るから生きることが楽しい

昨日、母の33回忌をおこなった。
早いもので、母が亡くなったとき、まだ言葉もろくに話せなかった甥は35歳、
法事があるたびに走り回っていた上の甥も38歳、
二人とも結婚し美しい伴侶と共に法事に参列してくれた。

生きること_b0102247_2373916.jpg
朝からの雨も晴れ女の母は吹き飛ばしたらしい、法事の午後


頼もしく成長した甥達、
月日は想いもかけぬ速度で目の前を通り過ぎていく。

先週末には、知り合いの先生が51歳の若さで他界した。

歳を重ねると、
死は傍にあり、
その分生きることの素晴らしさを知る。

私自身は、
生来の楽天家で
死や老いは考えたこともない。

これでいいのか?
そう自問してみるが、
これでいいのだと、自分の中のバカボン(薄伽梵)が答える。



生きることはとても楽しい、

だから、今日も生きている。




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by ccr-net | 2014-11-10 23:11 | その他

何事も基本が大事

大切なのはちゃんとやること、中途半端は駄目

今月から受け持った在宅のフットケアの患者さん。
PAD+DMで足趾に瘻孔が有り、化膿性骨髄炎も併発しています。
取り敢えず連日の洗浄指示を出し、数日後に施設に出かけたのですが見事に失敗しました。

足浴や瘻孔洗浄がちゃんと出来ていないのです。
一言で言えば、道具がないのですが、
使用されていたのは24Gのサーフロー外筒付きの20mlの注射器とガーグルベースでした。

これでどうやって洗うのでしょう?

直ぐにノズル付きのボトル(200〜300円、百均でもあります)と
フットケア用の洗面器(バケツでもOK)をクリニックから届けさせました。
洗浄は水道水か微温湯で200ml程度、被覆は当初ハイドロサイト薄型を使用していましたが浸出液が多く、
エスアイエイドに変更しました。

こうしたことを施設でおこなうと、皆さん興味津々でみてくれます。
やっぱり、百聞は一見にしかず、習うより慣れろ!ですね。

良い機会でしたので、後日施設全体のフットケア講習を受けて頂くようにしました。
こうしたことが施設入居者の満足度やQOLの向上に繋がり、結果的には他施設との差別化になります。

爪切りや足浴、スキンケアといった基本的な事が多くの医療機関や施設でできていません。
中途半端な知識ややり方は、零と同じです。

何事も基本が大事!

それは足の世界でも同じです。




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by ccr-net | 2014-11-07 22:46 | 医療

ハイヒールを履くと外反母趾になるのか?

大切なのは原因ではなく、外反母趾への対応

フットケアをしていると、幾つもの伝説が存在していることに気づきます。

・ハイヒールを履くと外反母趾になる
・靴は大きめがよい
・靴よりサンダルが楽
・クロックスは楽で足に良い

個人的には上記4つはすべて伝説で、真実ではないと思います。
さて、その中で外反母趾について考えてみました。

外反母趾の原因は、現在ではハイヒールや幅の狭い靴ではなく、
扁平足や下肢筋力の低下、柔らかすぎる関節や遺伝的要因だと言われています。
男女を問わず、ハイヒールを履く履かないにかかわらず、外反母趾は起こりますから当然と言えば当然です。

ハイヒールを履くと外反母趾になるのか?_b0102247_23103799.jpg


本日みえた女性も写真のような外反母趾でしたが、ハイヒールは履かれたことがありません。
ではなぜ外反母趾になったのでしょう?

色んな原因が考えられますが、この方の場合は大きめの靴が好きで、
持参されたテニスシューズも大きすぎて合っていません。
おまけに、そこにサイズ合わせのため硬い既製品のインソールが入っていました。
母趾や示趾の爪もつぶれています。

さて、どうしてこんなことになたのでしょう?

それは大きめの靴の中で足が中滑りし、足先が靴の先端に頻繁に当たるからです。
そうすると足趾の先端を傷めるばかりでなく、当然母趾は外反、小趾は内反します。
一般にサイズの大きすぎる靴は皆さんの想いとは逆に、外反母趾を助長します。


早速、適切なサイズのシューズを購入して頂くようにしました。

外反母趾にお悩みの方、一度シューズを見直してみませんか?




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by ccr-net | 2014-11-04 23:13 | フットケア

低体温について考える

高齢者の居室の室温にご注意

今日は朝方から凄く寒くなり、慌てて毛布を重ねて休みました。
昼間は18度くらいまで上がったようですが、現在は10度で肌寒い気候となっています。
そのせいか、高齢者住宅の介護職員の方から、夜相談の電話連絡がありました。

高齢の女性の方で、夕方より下痢・嘔吐が有り、その後食事をされていません。
現在は嘔吐などはありません。
血圧・脈拍・呼吸・SPO2は安定していますが、体温が低いというのです。
体温は電子体温計で34.4度。
お部屋は暖房を入れておられなく、薄い毛布で横になっておられるとのことです。
意識レベルはほぼ正常です。

さて、この方は低体温症でしょうか?

多くの場合、体温が低いというのは測り方の問題です。
『私は平熱が35.2度です!』とおっしゃる女性の方が時々おられますが、
サーモフォーカスなどの赤外線体温計で計測すると36度以上しっかりあります。

低体温について考える_b0102247_22512093.gif


私達が日常的に遭遇する低体温は、偶発性低体温症や二次性低体温症です。
実際に治療を必要とするのはその中でごく少数です。
大半は、まず室温を適温とし、きちんと毛布や温罨法で暖めるとすぐに回復します。
*重症の低体温症の場合は慌てて暖めるとレスキューデスをおこすこともありますので、ご用心。

訪問診療をおこなっていてよく遭遇するのは、夏は外気より高く冬は低いお部屋におられることです。
高齢者は、気温や室温の変化に敏感ではありません。


先ほどの方ですが、急激な温度変化に対応できず単に体温が少し下がっただけだと判断しました。
室温を24度に設定し、温罨法と毛布と布団で1時間後には完全に回復しました。
*回復しない場合は、輸液や場合によっては入院が必要です。

ご高齢の方が同居しておられる方は、くれぐれも居室の温度にご注意下さい。

ということで、明日更に寒くなるそうですから、早速布団を出しました。
基本的に、冬でも毛布だけのことが多いのですが・・・




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by ccr-net | 2014-11-03 22:53 | 医療
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