SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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僕の好きな人

忘れられない人がいる

長いこと医師をやっていると、幾人もの方を見送ることになる。
その一人一人に、それぞれの思い出があるのだが、中にはどうしても忘れられない方がいる。
それは医師としての思いではなく、人としての想いなのだろう。

昨日、看護師と訪問診療に車で向かいながらそんな話をした。
最近お亡くなりになった方について話をしていると、ふと彼女が尋ねた。

『先生も、いまだに割り切れない方っていらっしゃるんですか?』
『そりゃあ、いるさ・・・』

そう言いながら、大好きなだったTさんのことを想った。
十数年、共に数々の手術や病気を乗り切ってきた。
最後の最後に、ターミナルで私の元を離れ、その後、亡くなられた。
それが、なんとなく受け入れられず、今に至っている。

亡くなられてしばらくして、奥様が形見分けにおみえになった。
『どうしても先生にあげてくれ』と、生前に言われたという愛用の時計だ。
固辞したがどうしてもといわれ、結局頂くことになった。

その時計は、今も開けられず袋に入ったまま大切にしまってある。
本当は開けて身につけるべきなのだろうが、それができない。
それどころか、仏前にお参りにも伺えないしまつだ。

どうしてだろう?と考えて見る。
結局、未だにTさんの死を受け入れられないのだ。
医師らしくないと思いながら、結局、医師と患者としての関係ではなかったのかもしれないと考えてみる。
そうだろうか?
医師と患者としてしか接していないのに・・・なぜだろう?


大好きだった人がいる

忘れられない人がいる

医師も人間なのだから、そんなこともあるのだ

いつか、この死を受け入れられる

その日はいつだろう・・・





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by ccr-net | 2014-07-31 22:54 | その他

北敏枝さんにみるANAビジネスソリューションの研修力

知っていること知らないこと、出来ていること出来ないこと、何事も学ぶ姿勢が大切

一昨日の日曜日は久しぶりに、接遇研修の講演会を受講しました。
講師はANAビジネスソリューションの北敏枝さん、そして同じ講師の8名の方々。
ロールプレイを含めたその講義は、普段接遇やホスピタリティーの話をする私にとっても圧巻でした。
残念ながらお話しをする機会はありませんでしたが、北さんとは是非別の機会にお目にかかりたいものです。

今回の講演会で感じたのは、
講師の方からお話しをうかがうことで、自分たちの現状の再確認ができることです。

知っていると思っていたことが実はきちんと理解できていなかったり、
出来ていると思っていたことが、不十分だったり、
普段自分たちが見ている角度と全く別の角度で物事を見ることで、そこに新しい発見が生まれます。


実は昨年私達のクラークを、ANAの医療現場の接遇研修 2日コースに出しました。
その時のクラークの感想を、自分の目と耳で確認したいという想いが自分自身にありました。
結果は、学ぶことが多く、有意義な時間を過ごすことができました。

残念だったのは講師の北敏枝さんとお話しできなかったことですが、それはまた別の機会に考えましょう。

北敏枝さんにみるANAビジネスソリューションの研修力_b0102247_22223128.jpg


ANAビジネスソリューションの研修力、

ちょっと凄いですよ。

あなたも受けてみませんか?





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by ccr-net | 2014-07-29 22:25 | ホスピタリティー

熱中症にご用心

熱中症が今年も猛威

毎年この時期になると熱中症で倒れる方が増えて来ます。
今年も7月26日には何と1800人、今日も847人が救急搬送しています。
熱中症については毎年多くの投稿をしており、ちょっと検索をかけてみてもこの通りです。
実際、訪問診療をしてみると、外の方が涼しいのでは?と思うお家が沢山あります。
特にサ高住の方の居室に多いように思うのは気のせいでしょうか?
毎年の事ですが、多くの方が屋内で倒れておられるので、くれぐれもご用心下さい。
熱中症についてご興味のおありのかたは、お時間がおありでしたら過去記事をご覧下さい。

  • 熱中症にご用心

    ...熱中症が心配です。 今日もよさこい祭りを始めてとして、全国各地で熱中症で倒れる人が出ています。 では大変なことになっているかというと、そうでもないようです。 救急搬送状況は7月8日の週が最高で11,427、先週は2,594です。 ...
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2013/08/11 21:35:27
    ccrnet.exblog.jp
  • まだまだ暑さで危険がいっぱい

    ...熱中症の搬送も増えているようですが、環境省が異例の発表をしています。 8月23日のYOMIURI ONLINEに「暑さ指数」30度超→熱中症搬送1000人超という記事が出ています。 環境省は23日、同省がウェブサイトで提供している「暑さ...
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2012/08/26 21:33:00
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  • 熱中症が異常なペースで増加中

    ...熱中症の男性が来院されました。 1日中、暑い室内で作業をされた左官業の男性です。 1度の熱中症ですので、直ぐに点滴をし回復されました。 勿論、お帰りになる際は、今日はビールは控え、塩分と水分を多めに摂るようにアドバイスしました。 ...
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2012/08/07 20:33:43
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  • 猛暑を過ごす9つの方法

    ...熱中症で救急搬送されています。 熱中症の予防は、熱中症に注意でも書きましたように基本は水分と塩分の補給です。 米国疾病管理予防センター(CDC)が暑い季節を涼しく過ごすヒント( tips for staying cool d...
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2012/07/31 09:08:29
    ccrnet.exblog.jp
  • 熱中症に注意

    ...熱中症の方が増えました。 昨日23時の産経ニュースでは、次のように報道されています。 3連休最終日の16日、日本列島は暖かい南風が流れ込んだ影響で、九州から東北南部の広い範囲で気温が上昇した。各地で35度以上の猛暑日となり、今年一番の暑...
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2012/07/17 07:07:48
    ccrnet.exblog.jp
  • 梅雨なのに猛暑

    熱中症に注意 7月になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか? 熊本では朝方雨が降りましたが日中は曇り、最高気温も26度とあまり高くありませんでした。 一方一昨日は日本全国猛暑! YOMIURI ONLINEでも全国74地点で猛暑日...
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2011/07/01 22:49:23
    ccrnet.exblog.jp
  • 熱中症ってなあに?

    ...熱中症での死亡が報道されています。 『熱中症って危険ですね』と最近よく言われるようになりましたが、意外に熱中症=熱射病と思われていませんか? 今回は、熱中症について考えてみましょう。 まず、熱中症とはなんでしょう? 熱中症は別名...
    タグ: 健康
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2010/07/27 21:55:10
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  • 水分補給の不思議

    ...熱中症寸前の状態になっています。 さて、練習と水分摂取の関係について訊いてみました。 水分摂取は1時間おきの麦茶・・・十分ですね。 では、間食は・・・ありません。 塩分摂取は・・・当然ありません。 脱水症は水分が足りなくな...
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2010/07/22 22:40:11
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  • 猛暑がやってきた

    ...熱中症です。 室内でもおこるのは、最近は報道され皆様もご存じですね。 ただ、以下のケースはご注意を・・・ 幼児・高齢者・肥満者・体調不良の人 水分と塩分の補給をお忘れなく!! さて、この青空いつまで続くのでしょう・...
    タグ: 健康
    SENDA MEDICAL CLINIC BLOG 2010/07/21 20:33:00
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by ccr-net | 2014-07-28 21:37 | 医療

ミッションが医療を救う

先が見えない時代だからこそミッションやビジョンが大事

6月からおこなっている日経メディカルの連載ですが、今回のノンストップ診療を支えるスタッフの「原動力」でようやくクリニック紹介が終わります。
次回から本論にはいり、きちんとした人材育成や医療経営の話が始まります。
最初は、ミッション(理念)についての話ですが、意外とミッションやビジョンが無いところは多いのです。
それは、『医療は企業じゃないから!』というお考えなのかもしれませんが、それは間違っています。
きちんとしたミッションがなく、ただ“病気を治す!”という一念だけでは、現在の医療は上手く行きません。

医療と介護の連携と声高々に言われていますが、自分たちのミッションやビジョンが無ければ絵に描いた餅です。
一見、患者としての皆さんには関係なさそうな話ですが、実はとても大切な話です。
行き当たりばったりの対応をする医療機関になんて、誰も行きたくはありませんから・・・

ミッションが医療を救う_b0102247_7165436.jpg


私達のミッションはなんなのか?
それに基づいた病院のビジョンや個々のビジョンは?

そうしたことをきちんと考えることから、医療連携や医療介護連携が始まるのです。
一見先の見えない医療の未来も、きちんとしたミッションがあれば乗り越えられそうな気がします。

ミッションが医療を救う、
ビジョンが明日のあなたの健康を支えるのです。




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by ccr-net | 2014-07-26 07:17 | 医療

ANAとANdAZにみる笑顔の効果

あなたの微笑みが皆を救う

先週末から3日間東京に行っていました。
目的は内緒ですが、いくつかの面白いことがありました。

私は、飛行機は最近ずっとANAを利用しています。
別にJALが嫌いなわけでは無く、マイル等の関係でそうなってしまいました。
この連休は雷雨が多く、その影響で行きは1時間半遅れの出発となりました。
(雷恐るべし!)

さて帰りのことです。
順調に搭乗できたまではよかったのですが、
駐機場から滑走路に移動途中、あろうことか天井から酸素マスクが!!
しばらく止まっていたのですが、その後原因確認のため再度駐機場へ。
結局、帰りも1時間半の遅れとなりました。

この間、3度のCAによるアナウンス、1度の機長によるアナウンスがありました。
CAの方はベテランで落ち着いた対応でしたが、何となくしっくりきませんでした。
『どうしてなのかなあ・・・』と思っていたのですが、
飛行機が飛び立ち飲み物の配布が始まると急に納得がいきました。

落ち着いた適切な対応、
良いタイミングでのアナウンス、
一見完璧です。
でも、そこに無いものがありました。
それは、笑顔です。


確かにトラブルは笑顔で語ることではありません。
神妙でなくてはいけません。
でも、それだけでいいのでしょうか?

飛行機搭乗中のトラブル、
乗客は当然不安です。
そこに、乗員の余裕の微笑みがあれば、それがどんなに皆の気持ちを落ち着かせるか。
長時間の機内での待機に文句一つ言わない皆さんの心の中はきっと不安だったのではないでしょうか。

足りなかったもの、それは笑顔です。
私達、医療者にもきっと同じ事がいえるでしょう。


一方、宿泊したANdAZでも面白いことがありました。
新しいカテゴリーのホテルとして鳴り物入りで開業したANdAZ、開業1ヶ月の慌ただしい連休時です。
ホテルのベルボーイは一人しかおらず案内もなぜかレストラン客の方へ、
仕方なく私達はゴロゴロ荷物を押してその後ろを追うように51Fのロビー階へ行きました。
その後の3日間、いろんな場面で私達はアンダーズ・ホストってなあに?と思いながら、過ごしました。
小さなトラブルには、あまりかまって貰えず・・・このホテルがどういうカテゴリーなのかよく判りません。

チェックアウトの際、『どうでしたか?』と外国人スタッフに英語で尋ねられました。
妻が一生懸命英語で答えている間に、私はニコニコと横に立っておられた男性スタッフとお話ししました。
椎名桔平似のその男性はたまたまマネージャーだったのですが、
私の少し意地悪な質問にも笑顔で真摯に答えていただきました。

オープニング1ヶ月でとても目指すレベルに達していない、
身近なホストとしてのアンダーズホストは、職種にこだわらないサービスを提供するのだがそれが難しい、
グランドハイアットとパークハイアットの中間に位置するのだが、カテゴリーは当てはまらない。
といったことを、優しく笑顔で申し訳なさそうに私に語って頂きました。

このマネージャーの存在が、私の中ではっきりしないANdAZのイメージを明確にしたような気がします。
きっと、この人のような感じのホテルなんだ・・・そう思うとちょっと幸せになりました。


ANdAZの総支配人と言えば、アルノー ド サン=テグジュペリ氏が有名です。
名前の通り、かのサン=テグジュペリの甥です。
このアルノー ド サン=テグジュペリ氏が総支配人というだけでワクワクします。

でも、ロビー階でお話ししたマネージャー(支配人?)の男性の方(お名前聞き損ねました!)、
あなたはとても素敵でした。

ANAとANdAZにみる笑顔の効果_b0102247_22441594.jpg


休日に東京で経験した二つの出来事、
片方はアクシデントに対する万全の対応、もう一つはオープニングの不手際に対する率直な笑顔


どちらが、私にとって素敵だったか・・・
その答えは、きっと皆さんにはお判りのことと思います。

毎回、多くの事を学ぶ東京への旅
だから、やめられません。

というわけで、今週末も東京へ出かけるのです。
宿泊はどこかって?
それは、今度のお楽しみ・・・




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by ccr-net | 2014-07-22 22:48 | ホスピタリティー

外務省海外安全ホームページをご存じ?

念のためにたびレジに登録しよう

あっというまに7月も後半となり、小中高は今日で終業式、明日から楽しい夏休みです。
海外旅行を予定されている方も多いと思いますが、安全情報は確認されていますか?

『え?そんなもの必要なの?』
と、おっしゃるあなた、必要です!

日本にいると忘れがちですが、海外は必ずしもいろんな面で安全ではありません。
例えば、7月15日WHOは過去最大のエボラ出血熱の感染拡大を発表しています。
アフリカ西部での発生でこれまでに603人死亡:過去30年間の累計死亡数1,590人と比較して非常に多い
現時点で、感染制御(押さえ込み)ができていません。

『でもアフリカの話でしょ?』
エボラ出血熱はそうですが、他にも感染症は沢山あります。

例えば先頃終了したブラジルでのワールドカップでは黄熱の予防接種がお勧めでしたし、
人気のハワイではレプトスピラ症の感染リスクがありますので,川や湖での水遊びは控えるべきです。
また衛生状況の非常に良いドイツでも日本にないダニ脳炎などがあり野外活動では要注意です。
他にも、安全面に問題のある国も沢山あります。

こうした感染情報・安全情報はツアーで出かけられる場合には、旅行代理店や添乗員の方が基本的に把握しているはずですが、必ずしもそうでない場合もあります。
医療情報については旅行医学の専門家に相談されれば良いでしょうが、身近にはほとんどいないでしょう。
(当院には旅行医学の認定保健師の寺本恭子がいます)

ではどうすればよいのでしょう?

実は、そのために外務省海外安全ホームページが設置されています。
この外務省のホームページはとてもよく出来ていて、私自身も患者さんから相談を受けるとこれを利用します。また、感染情報がある場合には、更にNIID国立感染研究所で検索します。

ただ、外国に出かけている場合、なかなかそんな面倒なことはできませんよね。
ところが、外務省ではそんなあなたや私のために素晴らしいシステムを用意しています。
それが、たびレジです。

外務省海外安全ホームページをご存じ?_b0102247_7121519.jpg

さて、今からでも遅くありません。
海外へお出かけの方は、是非登録しましょう!


私?
私は残念ながら海外へ行けそうにもありません。
ただ、明日からは3週連続東京への週末出張が控えています。
やれやれ・・・



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by ccr-net | 2014-07-18 07:19 | 医療

チョコレートが脚を救う

いろんな角度からのアプローチが大切

足のケアをおこなうときにまず評価しなくてはいけないのが脚の血流です。
血流が悪ければ薬剤を投与したり、場合によっては血行再建が必要になります。
そんな悩ましい脚の血流ですが、チョコレートが血流を改善するという興味深い研究が出ました。
ダークチョコレートが脚の血流を改善というこの記事はヘルスデージャパンに7月14日掲載されたものです。
今回の研究では、60~78歳の末梢動脈障害患者20人を対象とした。被験者は午前中にトレッドミルで歩行し、別の日にダークチョコレートまたはミルクチョコレート40gを食べた2時間後に、もう一度歩行した。今回使用したダークチョコレートのカカオ含有量は85%以上、ミルクチョコレートでは30%未満だった。ダークチョコレート摂取後、患者の歩行距離は平均11%(約39フィート[約12m])、歩行時間は15%(約17秒)伸びた。ミルクチョコレートでは時間も距離も改善しなかった。
ー 中略 ー
Loffredo氏らは、血流改善に関連する一酸化窒素濃度がダークチョコレート摂取後に高くなっていたことを見出した。これは、一酸化窒素濃度が高くなったことによって末梢動脈が拡張し、歩行能力が改善されたことを示唆している。

カカオの効果についてはこれまでもいろんな研究が発表されてきましたが、今回のは画期的です。
N(対象数)が少ないのが欠点ですが、チョコレートで血流が良くなるというのは、ちょっと魅力的です。
今回のダークチョコレートはカカオ含有量85%以上です。
さて、商品を探してみました。

代表的なのは、明治チョコレート効果カカオ86%です。95%というのもあります。
チョコレートが脚を救う_b0102247_21221266.jpg

この明治チョコレートより一般に食べやすいのがロッテカカオの恵み 85%カカオといわれています。
チョコレートが脚を救う_b0102247_21275186.jpg

勿論、輸入物も山ほどありますが、何と言っても代表選手はこれです!
チョコレートが脚を救う_b0102247_2139933.jpg

美味しいのですが、ネックは価格でしょうか。

勿論、本道は薬物療法でしょうが、チョコレートでの改善というのはちょっと魅力的ですね。
脚の血流障害でお悩みの皆様、いかがですか?
勿論、摂取にあたっては、担当医にご相談下さい。

医療は一方向からだけのアプローチの時代は終わりではないでしょうか。
多面的アプローチで、可能なことはできるだけおこなう、
今の時代に求められるのは、そうした治療なのだと思います。




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by ccr-net | 2014-07-15 21:49 | 医療

クリニックの増患対策とは何か?

大切なのはきちんとした状況の把握と弱点の克服

今日は金曜日なのにのんびりとした1日でした。
書類を書いていると、看護師さん達の会話が聞こえてきます。

『最近、患者さんが少し少ないよね』
『忙しいんじゃないでしょうか?』

おいおい、大丈夫かそんなことで!

というわけで、ここ1年間の患者数の分析をおこなってみました。
実は、ここ半年ほど患者さんの来院数を意識的に減らしています。
え?大丈夫?!という声が聞こえてきそうですが、これには理由があります。

クリニックの駐車場には決まった数しかおけません。
おのずと、車で来院される患者さんの数には限界があるのです。

仮に同じ患者さんが毎日来院するとします(実際にはそんな人はいませんが・・・)。
こういう方が100名いれば、毎日の患者数は100名ですが、月に来院する患者実数も100名です。
逆にすべての患者さんが月1回しか来院しないとします。
1日100名の患者さんがみえれば、月20日でなんと月2000名の患者実数となります。
驚くことに20倍違うのです。
結論として、ある程度来院回数が減れば、より多くの患者さんの治療が可能になるのです。

先ほどのナースの会話に戻ると、
『最近患者さんが少ないよね』という会話は実はあまり意味がありません。
では、何をみればいいのでしょう?
それは、患者実数(実際に何人の患者さんがみえるのか:何回みえても一人と数える)をみるのです。
あとは、毎月の新患数をみることも大切です。

さて、分析してみました。

すると、驚くべき事が判りました!(そんなに大げさな話ではありませんが・・・)
詳細は経営の問題なのでお話しできないので、一部のみ公開します。
患者実数は、社会保険の方が増えている反面、国保や高齢者が減っているのです。
なぜでしょう?
以前からその傾向はありましたが、一部の高齢者が来院できなくなっています。
(または他所へ行っている)
原因は何でしょう?
地区別にみると公共交通機関が使えない地区からの来院が減っています。
要するに高齢者の自家用車での来院が困難になっているのです。

では、どうすれば良いのでしょう?
『よその医療機関に行ったのではないか?取り戻さなくては!!』
なんて、発想はナンセンスです!

なぜって、理由は2つしかないから。
1)遠くて行けなくなった
2)他の医療機関のほうが魅力的!

どちらの場合も、考えることに意味は無いように思えます。
1)は、送迎車でも出さないと解決不能。
2)は、自施設に魅力が無いのであれば、それを高めるしかないから、当たり前のことだからです。
勿論、競合施設に学ぶことは大切ですが・・・

解決法は、比較的単純です。
他地区への患者獲得を目指すのです。
それにはどうしたら、よいのでしょう?
それはここではお話できませんが、こうした思考のプロセスが大切なのです。

クリニックの増患対策とは何か?_b0102247_228404.jpg


なんとなく患者が減っている。
大変だ、どうしよう?!

なんて、大騒ぎする前に、まずは現状を分析しましょう。

患者さんは本当に減っているのか?
減っているとすれば、その原因は何か?
どの年齢層が減っているのか?
自施設は魅力的か?

こうしたことを、多角的に、いろんな視点から検討することが大切なのです。
というわけで、早速来週会議をおこなうことにしました。
問題点を早く捉え、その解決策を図ること。
現在上手くいっていても、現在の問題点はいつかは大きな阻害要因になります。

結局、クリニックの増患対策なんてないのです。
大切な事は、良い医療をおこなうこと・・・
但し、それが多くの年齢層や地域にあったものであることが大切なのです。

まやかしのものは、一時的に上手くいっても長くは続きません。
だから、あなたも私も日夜努力を続けるのです。




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by ccr-net | 2014-07-11 22:14 | 医療経営

在宅医療は存続できるか?

内容と報酬が割に合わない不思議な世界

医療機関も法人ですから決算というものがあります。
私達のクリニックは医療法人CCRという法人に属しており、その中にクリニックや訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所・通所リハビリテーションセンターなどがあります。
その決算月が8月ですので、決算に向けていろいろな経営分析をおこないます。
医療法人の目的は奉仕と社会福祉ですが、つぶれてはいけませんのである程度の営利も追求するのです。
そうすると、普段はあまり気にしていない色んなことが見えてきます。

ということで、在宅医療をみてみました。
すると、とんでもないことが判りました。
現在のシステムでは在宅医療は割に合わない(非採算部門)のです。


現在、私達は医師二人で(といっても大半は副院長ですが)64名の在宅医療をおこなっています。
6月の内訳はサービス付き高齢者住宅などの施設が34名、居宅(自宅)が30名です。
今期改訂で施設居住者に対する訪問診療は驚くほど安価に設定されました。
以前の1/4です。
居宅と手間はあまり変わらないのに呆れた改訂ですが、一部の介護ビジネスに対する懲罰的改訂です。
その影響を在宅医療をおこなう医療機関はまともに受けました。
これを回避するには1日に1施設1名しかみないという方法があります。
そうすると施設あたり月に最大30名の患者さんを診ることができます。
でも、同じ施設なのに一人しか診ないというのは医療資源(医師)の無駄使いです。
けれども、そうしないと在宅特化型の診療所は本当につぶれてしまうので、多くの医療機関がそうしました。

で、私達は?
『そんな馬鹿なことはできない!』ということで、今まで通り一度に5名ほどの方を診ています。
私の往診日は基本的に水曜日午後(今日)ですが、副院長は毎日真面目にあちこちに出かけています。
雨の日もカンカン照りの日も、遠くまで往診し、頭が下がります。
ということで、かなりの手間と時間を掛けて在宅医療をおこなっているのです。
しかも、今期改訂で示された減算手続きで・・・

2カ所の介護施設(片方は片道30分のところにあります)で計34名の方を一度に5名くらいずつ診ます。
月2回診るとして月に延べ14回の往診をおこなうことになります。
時間外や休日も呼ばれることがあります。

するとどうなったでしょうか。

その医療報酬はクリニックの1日の医療収入に遠く及ばないのです。
つまり、休診日を設けて往診などせず普通に診療した方がよいのです。
これって、変ですね。

居宅への往診は、それなりの対価があります。
きちんと労力に応じたものがあるのです。

私達のように減算を前提として訪問診療をおこなっているところは、少ないのではないでしょうか?
なぜって、それでは経営が成り立たないからです。
幸い、私達には、しっかりとした外来が有り、訪問診療での減算を補うことが出来ました。
けれども、本来在宅医療とは、それだけで成り立っていくもののはずです。

在宅医療は存続できるか?_b0102247_22521153.jpg
 最近よく往診車として借りるビュンビュン2号

医療をおこなっていく上で、必ず採算部門と不採算部門があります。
不採算部門を採算部門が補うので、それぞれのバリューチェーンが成り立っていくのです。


超高齢化社会はすぐそこに迫っています。
在宅医療はこれからの社会には必須です。
なのに、それが経営的に成り立たないとしたら・・・
そんなことはあってはならないのです。

訪問診療は効率的ではありません。
時間も労力も膨大です。
けれども多くの在宅医は黙々とそれをおこなっています。
理由はここに書くまでもありません。

不正があれば、懲罰的改訂もよいでしょう。
けれども、その先に未来を見据えたものでなくてはなりません。
果たして、厚労省は医療の未来をみているでしょうか・・・


決算を控え、さまざまな分析をおこないながら、こんなことを考えてみました。




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by ccr-net | 2014-07-09 22:55 | 医療

七夕の夜は、雨と雷

嵐の七夕もまた面白し

今年の七夕は大雨

皆でしたためた短冊は
雨に濡れ
風に揺れ
雷に煌めく・・・

七夕の
年に一度の逢瀬は
嵐の前に儚くきえる。

七夕の夜は、雨と雷_b0102247_2141848.jpg


そういえば・・・
昨年は晴れていた
こんな歌がよく似合った

七月や

薄おしろいしたる風

歩み来たりぬ

木の下行けば


    晶子


さて、来年の七夕はいかが・・・




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by ccr-net | 2014-07-07 21:42 | その他
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