SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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フットケアはネットワークが大切

フットケアの夢は熊本でも開くか?

5月29日に第5回実践フットケア研究会をおこないました。
通算5回目ですが、今年度は第1回になります。
今回のゲストは、那珂川病院の竹内一馬先生、足の世界では王子と呼ばれる有名な先生です。
別に女王やキングはいません。
本来は心臓血管外科の専門医の先生ですが、血管だけで無く重症虚血肢の創傷管理や巻き爪や胼胝まで、
足に関する事なら万能のスーパードクターです。
記念する2年目の第1回講演にふさわしい(もったいない)凄い先生です。
いつもは二部構成の研究会ですが、今回は100分のワンマンショー!
期待を裏切らない素晴らしい講演で、長時間講演にもかかわらず参加者の皆さんを釘付けにしました。

内容は竹内先生のお友達のマゴちゃんから高気圧酸素療法・VHOまで多岐にわたりましたが、
最も心を打たれたのは、長い間続けておられるボランティア活動をはじめとしたネットワークの構築です。
多職種・多業種にわたるネットワーク作りと市民公開講座をはじめとした教育活動。
現在熊本地区で技術的なインストラクターをしている鶴田朋子さんも竹内先生のグループです。

個々の技術や知識がどんなに凄くとも、
それがそこだけに留まり、周知できず、
多職種・他業種との連携や分担ができなければ宝の持ち腐れです。

竹内先生のご講演を拝聴して、あらためてそうした地域ネットワークの大切さを思いました。

フットケアはネットワークが大切_b0102247_1785174.jpg


1歳を迎えた熊本実践フットケア研究会

今年はどんな1年になるか?

勿論、ネットワーク構築の年です!





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by ccr-net | 2014-05-31 17:09 | フットケア

フィールドと医療の優しい関係

スポーツ医療は現場との連携が大事

総体の時期を迎えスポーツ障害で来院するアスリートが増えてきました。
毎日様々な競技の子供たちがやってきます。
柔道や剣道、サッカーやバスケット、バドミントン、テニスなど様々ですが、
もっとも多いのは野球と陸上競技です。

そんな中、今日も一人の陸上選手がやってきました。
陸上の名門校に所属する一年生のこの選手、中学までは別の競技をしていました。
本来の脚力を見込まれ、昨年の秋から陸上に転向し晴れて名門校に入部したのです。
他の競技ではあまりありませんが、中学校には陸上部がないところが多く、こうしたことがよくあるのです。
さて、入学後一生懸命がんばった結果、左脚が痛くなり当院受診となりました。
疼痛は左脛骨遠位に限局しシンスプリント(脛骨骨膜炎)ですが疲労骨折も否定できません。
この時期に必要なのは、正解な診断と迅速な治療。
なぜって、それでレースへの参加や練習の内容を決定するからです。

緊急MRIの結果、疲労骨折はなくシンスプリントでした。
下肢の疼痛もリハビリテーションとテーピングで改善します。
すぐに監督の携帯に連絡しました。

『検査の結果、シンスプリントです』
『それはよかった。週末のレースは欠場ですよね?』
『それが本人は出場する気満々です。疼痛もテーピングでほぼ消失します。』
『ということは?』
『出場させましょう。休息はそのあとで』
『あとはノンビリですね』

こうしたコミュニケーションがスポーツ医療には必須です。
けれども実際にはなかなか難しく、監督との密接な関係はまだこの一校です。

フィールドと医療の優しい関係_b0102247_22404752.jpg


スポーツ指導者の皆さん、
私たちはあなた方とのコミュニケーションを必要としています。
それは医療のためであり、
スポーツのためであり、
なによりアスリートのためなのです。


今日の選手が週末によい結果がでますように!



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by ccr-net | 2014-05-27 22:41 | 整形外科

野球肘について知ろう ー 講演会のお知らせ ー 

大切なのは選手・保護者・指導者など現場の理解

成長期のスポーツは、時として様々な障害をおこすことがあります。
それは膝の慢性障害(ジャンパー膝・鵞足炎・腸脛靱帯炎)から野球肘・シンスプリントまで様々です。
こうした疾患のなかで難治性でありながら十分な理解や治療がおこなわれていないものがあります。
その代表的なものが野球肘です。
進行すると軟骨が離断性骨軟骨炎をおこし、場合によっては手術が必要になります。
治療は基本的にノースロー(投げないこと)ですが、単に投げないだけでなく、その原因を修正することが必要です。
それは体の柔軟性であったり、投球のフォームであったりさまざまです。

今回、私達はこの野球肘に特化した講演会を下記の日程でおこなうこととになりました。
対象は医師では無く、現場の選手・保護者・スポーツ指導者です。

講師は、日本で先端のスポーツ医療をおこなっておられる今田光一先生にお願いいたしました。
今田先生は、黒部市民病院臨床スポーツ医学センター所長(整形外科部長兼任)として、毎年黒部市の少年野球全市健診をおこなわれています(小中学校・クラブチーム)。
また、関節外科医として内視鏡での野球肩・野球肘手術を数多く手がけ、この分野の第一人者です。

今回の講演会の一番の目的は、フィールド(現場)も手術もよく知る第一人者に、
野球におけるスポーツ障害について、医療者では無く皆様方に対して語って頂くことです。
これにより、一人でも多くの選手がスポーツ障害を起こさず
またおこしても早期に復帰し再発しないようになることを心から祈っています。
成長期のスポーツ障害を正しく知ろう!
〜 間違いだらけの野球肘の対処法

講師:
黒部市民病院
臨床スポーツ医学センター所長、整形外科部長
今田光一先生

日時:平成26年5月31日(土曜日) 午後6時半
場所:くまもと県民交流会館パレア パレアホール
参加対象:少年野球の選手・保護者・指導者
定員:200名
参加費:無料

*お問い合わせはせんだメディカルクリニックまで 096-356-8223




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by ccr-net | 2014-05-26 07:24 | 整形外科

有終の美を飾りたいのは人の常

悩ましい総体の季節

5月も下旬となり悩ましい季節となりました。
何故って? 中体連や高校総体があるからです。
注)中体連:中学校総合体育大会(中学総体)、高校総体:全国高等学校総合体育大会(インターハイ)

この時期のスポーツ障害・スポーツ外傷学生の目的は一つ!
中体連や高校総体に出場することです。
特に高校3年生や中学3年生となると、最後の大会ですから気合いも違います。

ということで、選手が怪我して来院するとまず考えるのは、総体に出場できるか?ということです。
もし出場できる可能性が高い場合は以下の順番で考えます。

・試合はいつか?
・それに出場するためには、いつまでに復帰すればよいか。
・競技に復帰するには、いつからトレーニングを開始するか?

こうした逆算で、リハビリテーションやコンディショニングのプログラムを決定します。
ほとんどの場合は、上手くいきますが勿論そうでない場合もあります。

有終の美を飾りたいのは人の常_b0102247_2130656.jpg


叶えてあげたい試合への出場、決まっているデッドライン

過ちは人の常、赦すは神の業

そして、有終の美を飾りたいのは人の常・・・

悩ましい季節になりました






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by ccr-net | 2014-05-23 21:31 | 整形外科

進化する靴

昨日の先端は今日の先端ではない

靴は普通に歩くときは勿論ですが、スポーツにおいては大切なbuddy(相棒)です。
さて、このシューズ、競技によっていろいろな特徴がありますが、なかでもバドミントンの靴は特殊です。

硬くて反発力に富んだソールとしっかりとした外側のアッパーガードというのがこれまでの常識でした。
最初に、バドミントンシューズを見たときは本当にビックリしたものです。
こんなに硬い靴があっていいのかというのが最初の印象でした。
ソールは強い反発力のために、アッパーは頑丈にというのが最優先された靴です。

進化する靴_b0102247_2242967.jpg


ところが先週やってきた女性選手が履いていたシューズは、従来のイメージを覆すものでした。
柔らかくそして反発力に富んだソール、包み込むような柔らかいアッパー・・・
ヨネックスの最新モデルですがあまりの違いにビックリしました。
この靴はPOWER CUSHION 01というモデルですが、ウイズはワンサイズ3Eだけです。
けれども包み込むようなアッパーの構造のために実際には2Eといったところでしょうか。

この構造だとおそらく靴の中でのプロネーションなどの動きは全くなく、足と靴が一体で動くのでしょう。
まさしく、足にとってのBuddyです。

凄いですネ。

靴の世界は本当に日進月歩!
昨日の先端シューズは明日はもう最先端ではありません。

というわけで、新しい靴を見つけるたびに、最新の情報の検索に追われるのです。




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by ccr-net | 2014-05-19 22:43 | 医療

高齢者の低Na血症に注意!

MRHEをご存じ?

高齢者の低Na血症は時々経験する疾患ですが、意外な落とし穴があります。
その一つがMRHE(老人性鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症)です。
この病気、SIADH(抗利尿ホルモン分泌不均衡症候群)とよく似ています。
鑑別点は、MRHEは脱水を伴いSIADHは脱水がない点です。
ところが高齢者の脱水は意外と判りにくく見落としやすいのです。

今回、在宅の患者さんにこのMRHE(老人性鉱質コルチコイド反応性低ナトリウム血症)が発症しました。
前医からの引き継ぎで、以前からの低Na血症がなかなか改善せず、嘔気や認知症様の症状もありました。
嘔気や食思不振は一向に改善せずNaの補正もできないので、一旦入院となりました。
この方が、MRHEだったのです。
原因は、なんと降圧剤!

アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬と利尿剤の合剤が、ナトリウムを低下させていたのです。
健康な方は問題ありませんが、アルドステロンの働きが弱い人に使うと今回のような結果になるようです。

原因も判り、お薬も変更になり、ナトリウムの補正もできたこの方、元気にお帰りになったのですが・・・
実は喫煙癖があり、自宅に帰り煙草を久しぶりに吸った途端、また嘔気に襲われたのです。
喫煙と内分泌機能の関係は昔からよく知られていますが、喫煙の下垂体への影響が原因のようです。
ということで、MRHEの特効薬(?)のフロリネフを使うことになりました。

高齢者の低Na血症に注意!_b0102247_20563916.jpg


今回の教訓は、医師も看護師も常に学ぶことが必要ということです。
医療の世界は日進月歩!
さて、勉強しようっと!




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by ccr-net | 2014-05-13 20:59 | 医療

無理難題は人を育てるか?

要望に応える姿が素晴らしい

夕方になるとなぜか患者さんが増えてきます。
いわゆる“夕方ラッシュ”なのですが、いつも不思議なことがあります。
それは6時過ぎに受診される新患のスポーツ障害のお子さんと保護者の方々・・・
この時間にみえるのはかまわないのですが、次のような要望がよくあるのです。

『明後日の試合までに治して下さい!』
『明日は用事があってこれませんので』

え?!
それって今日治せっていうこと??

私は魔法使いではありません。
最善はつくしますが、限界があります。
ましてこの時間帯、空いているリハビリテーションスタッフなどいないのです。

と、思うのですが(実際に口にもしますが)、そこは何とかしてあげたいのが人の常!
プロ意識の強いスタッフにつけ込み、献身へと誘導するのです。

『明日、7時20分からテーピングしていいですか?』
『今日遅くなってもいいですか?』

なんて素晴らしい!
そして私のなんてずるいこと!!

無理難題は人を育てるか?_b0102247_2395255.jpg


ただ、こうしたことはいつまでも続きません。
魔法は長くは続きません。
それぞれに事情はおありでしょうが、くれぐれも無理難題はほどほどに・・・

でも、それが私達を成長させるのですから、世の中は単純ではありません。
だから面白いのです。




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by ccr-net | 2014-05-09 23:12 | 整形外科

血糖値を測ろう

意外と気づかない低血糖状態

私達のクリニックでは糖尿病の方は他所で治療されている方も基本的に血糖値の測定をおこないます。

『なんのために測るのですか?』
『低血糖をおこしてないか確認してるんですよ』
『そんな、低血糖だったら判りますから・・・』

果たしてそうでしょうか?

こうした血糖検査で毎月1ー2名の低血糖の方を発見し、直ぐにブドウ糖の飴(20kcal)を投与しています。
こうした方のほとんどは無症状です。

『でも無症状ならそれでいいのでは?』

そんな疑問に答えるような興味深い研究が出ました。
低血糖エピソードが糖尿病患者の異常心拍に影響と題されたこの記事はヘルスデージャパンに5月1日掲載されたものです。
2型糖尿病患者における低血糖の発生は、心臓の拍動に危険な変化を与えることが、英シェフィールド大学臨床糖尿病学教授兼客員顧問医師のSimon Heller氏らによる小規模検討で明らかになった。「Diabetes」5月号に掲載された同結果は、2型糖尿病患者に厳格な血糖コントロールを行った大規模試験で想定以上に死亡率が高くなった理由を説明する可能性がある。1型糖尿病以外は健康に問題のない患者が、特に原因もなく就寝中に亡くなる“dead-in-bed”症候群についても説明できる可能性があるという。
ー  中略 ー
その結果、延べ1,258時間の正常血糖状態、65時間の高血糖状態、134時間の低血糖状態が観察された。低血糖を63mg/dL未満と定義したところ、被験者が低血糖の発生を自覚していないことがしばしばあることがわかった。
Heller氏らが低血糖と心拍の関係を検討したところ、正常血糖時に比べ、夜間低血糖時には徐脈が発生するリスクが8倍高くなっていた。日中の徐脈発生は観察されなかった。夜間低血糖時には、正常血糖時に比べ、他の異常心拍(不整脈)発生リスクも有意に高かった。被験者が低血糖発生を自覚しているときは異常心拍は生じていなかった。

ちょっと長くなりましたが、低血糖を自覚しない方は予想以上に多いようです。
こうした低血糖が心疾患のリスクに繋がるのですね。

血糖値を測ろう_b0102247_20555898.jpg


大事なことは、自分を過信しないことです。

クリニックにおみえの糖尿病患者の多くの方がブドウ糖の飴を持参されていません。

食事から時間が経ったら低血糖のリスクがあることをお忘れ無く!





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by ccr-net | 2014-05-07 20:56 | 医療

医療はフィールドを越える

自分のフィールドに留まっていてはつまらない

慌ただしい連休前の診療も終わり、ほっと一息つきながら放射線技師と雑談をしました。
内容は他愛のないものなのですが、こんな話です。

『最近の私はどうですか?!』

『いいと思うよ、とっても。』

『どうしてですか?』

『だって自分の城に閉じこもっていないじゃない!リハビリテーション室や診察室に行ってるし・・・』

『それって、いいことですか?』

『レントゲン室にいても臨床がわからないでしょ。外に出て初めて学ぶから』

『そうなんです!リハビリテーション室でエコーなどの検査するとよく判るんです。』

『そうだよね。

診察室では判らないこと、

検査室では判らないこと、

リハビリテーション室では判らないこと、

結局自分の城を出てみないと判らないことが多いから、医療は面白くて楽しいと思う

『先生、楽しいですか?』

『楽しいよ、楽しくないの?!』

『楽しいです!これから自分はどうすればいいのでしょう?』

『ん〜、自分で考えてね!!』

医療はフィールドを越える_b0102247_2124433.jpg


なんだか内容のない話ですが、

殻に閉じこもっていては何も変わらない、

変化するから面白い

面白いから頑張ることができるんです。





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by ccr-net | 2014-05-02 21:07 | 医療
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