SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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順番通りは公平か?

ただ順番に診るだけでは意味が無い

最近、夕方のクリニックはいわゆる“夕方ラッシュ”で混雑しています。
“夕方ラッシュ”とは午後5時以降に新患の方が沢山来院され収集がつかない状態のことです。
こんな場合、粛々と順番に患者さんの診察をおこなえばよいのでしょうが、そうもいきません。
理由は、それぞれの方に事情があり、リハビリテーションが必要な方そうでない方など個々の状態や疾患が異なるため、それに応じた治療や対応が必要になるからです。

例えば最後に診た患者さんがリハビリテーションが必要な場合、それが午後8時では不可能です。
勿論、『じゃあ、次回からリハビリを』でもいいのでしょうが、できれば今日始めたいのが人情です。
これは誰かその時間帯に空いている適任のセラピストがいれば可能です。

だって、今日できることは今日した方がよいに決まっていますから・・・

こうして毎日午後5時過ぎになると、患者さんのカードを並べて、皆でどうしようかと相談が始まるのです。

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この方法には一つだけ欠点があります。
それは順番通りではないことです。

ではこれはアンフェアでしょうか?
いえ、きわめて公平なやりかただと私達は考えています。
だって、私達は差別をしているわけではないのですから・・・


少しでも早く良い状態に!

それが私達のミッションです。




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by ccr-net | 2014-02-24 22:04 | CLINIC | Trackback

レゴ型チーム医療の基本はなあに?

受け入れることから始まるチーム医療

昨日済生会熊本病院へ近森病院近森正幸先生のご講演を聴きにでかけました。
有名なレゴ型チーム医療についての講演です。
期待を裏切らない素晴らしいご講演でした。

さて福原麻希さん編集の『チーム医療を成功させる10箇条』は近年で一番の傑作ですが、
近森病院のケースで私にはよく理解出来ない部分がありました。
それがこのレゴ型チーム医療でしたが、今回のご講演ですっきりしました。
やはり生で拝聴する講演に敵うものはありません。

近森先生とは実に10年ぶりにお会いしましたが、相変わらずお元気で、
病院も着実にこの10年進化しているようです。
なにより職員がvividで生き生きしている様子が伝わってきました。
このダイナミズムこそが近森イズムなのです。

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講演終了後、近森先生に、スタッフのエンパワーメントの際のリコグニションについて質問しました。
近森先生が提唱なさる『レゴ型チーム医療』をやるにはエンパワーメントと相手を認めるリコグニションが必須ですが、それをどうやってやるのか?
相手に認めさせるだけの力(実力)をまずつけるのか、それとも受容させるのか、
答えは後者、アクセプテイション受容させるでした。
まずは受容させる、そうするとそれに応じた力が徐々についてくるそうです。
当たり前のようなことですが、そのためには本人の意識と周りの理解が必須ですので、
実際にはなかなか難しいのです。
相変わらず凄い病院ですね。

非常に学ぶことの多い勉強会でしたが、
いちばん大事なことは、このダイナミズムです。

躍動する病院とスタッフ、
ダイナミズムこそが医療の力の源泉なのです。



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by ccr-net | 2014-02-21 21:57 | 医療 | Trackback

私たちのビジョンは一つ

優先すべきものはなにか

今日水曜日は午後1時までの診療で、その後は往診日となっています。
本日は午後1時から月に1度の責任者会議です。
十分間に合うはずでしたが、一人の再来患者さんに50分ほど時間がかかり、その分遅刻しました。

術後ニコニコ笑って来院された患者さんでしたが、術後当然なされるべき後療法が退院後なされていません。
この症例の場合、後療法の有無が術後成績を大きく左右します。
すでに退院後1週間以上経過しています。
遠隔地で残念ながら当院での後療法は困難なため、数カ所に連絡をおこない今後の後療法を決定しました。

後療法をおこなうのに一刻を争うのか?

確かに1日遅れてもあまり違いがないのかもしれません。
でも1日遅らす理由もないのです・・・早いにこしたことはないのですから。

私達のビジョンは、
『今この瞬間、患者さんのためにできることは何でもやる』
という単純なことです。

そのためには使えるものは何でも使います。
毎日、午前11時と午後5時の2回、残っている患者さんのカードを並べて優先順位の決定や検査の先出し・リハビリテーションセンターでの理学療法士との統合診療といったことをチームで検討します。
私たちがコンシェルジュサービスと呼ぶ他施設への紹介や予約、可能な限りの情報の先渡しもその一環です。

ビジョンは一つ・・・
ただ時としてそれを見失いそうになることもあります。
実際、よく判らなくなってしまったこともあります。
不思議ですネ・・・シンプルなビジョンなのに。


なんでそこまでやるのか?

答えは簡単です

必要だから、

そしてそれをおこなうことが好きだから


結局、大切なのは形ではなく、私達がどう考えているかなのです。




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by ccr-net | 2014-02-19 22:19 | CLINIC | Trackback

大雪で大変な事になっている

テレビの役目は何か?

今日は一日、テレビの世界はオリンピックの話題でいっぱいだ。
羽生結弦選手の金メダル、そしてレジェンド葛西紀明選手の銀メダル・・・
確かに凄い、素晴らしいとは思うけれど、他に報道するべき事があるだろうと思うのは私だけだろうか?

先週末からの大雪で、実は大変なことになっている。
新幹線や空の便の欠航はもちろんだが、
東名高速は50kmを越える大渋滞(現在は通行止めで解消)、
他の道路も軒並み通行止めとなっている。
中にはまる2日間動けなくなっているところもある。

2日間だって!? 聞いたことも無い。

その一つが、群馬県の碓氷峠付近で250台以上の車が2日間動けなくなっているようだ(現在3日目)。
TVはこちら
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他にも孤立したホテルや村など大変な状態だ。

実はこれらの情報は地上波のテレビを見ている限りほとんど流れてこない。
NHKもニュースでは3番目の扱いだった。
ニュース専門チャンネルではもちろん上記のように放送しているが、そんなものは多くの人が視てはいない。
一方、ネットの世界では情報が溢れている。
避難所の情報もtwitterで知った。
これって、どこか間違っていないだろうか・・・

結局、今日判ったことは、

テレビは迅速に情報を伝えるという役割をもはや果たしていないということだった。

報道の自由もいいが、報道の責任はこうしたところにはないのだろうか。

今回の大雪でこれ以上犠牲者が出ないことを心から願っています。




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by ccr-net | 2014-02-16 23:20 | その他 | Trackback

真似ることから得られるもの、得られないもの

間抜けなスターバックスにみるコピー商法の愚かさ

ロサンゼルスに突如出現した『間抜けなスターバックス』をご存じだろうか?
何から何までスターバックスに似せて作った“Dump:間抜けな”パロディー店だ。
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メニューもそっくり!
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「間抜けなスターバックス」では、「間抜けなバニラ・ブロンド・ロースト」「間抜けなチャイ・ティー・ラテ」「間抜けなキャラメル・マキアート」などが、「間抜けなベンティ」「間抜けなグランデ」「間抜けなトール」といったサイズで飲める!

音楽もそっくり!
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でも、コーヒーは無料でまずかったそうだ。
このお店、間抜けなことに営業許可を受けていなかったことが分かり、11日閉鎖されることになった。
コメディアンが仕掛けたTVの「ふざけた経営アドバイスをする」というコンセプト番組の宣伝だったのだが、ここまで徹底すると凄い!
二人のバリスタは何も知らず、質問には「よくある質問」と題された冊子で答えた。
それには、これはパロディーアートであること、“それで、これは本物のビジネスか?”“スターバックスは間抜けだと言っているのか?”などの記載があるが、コーヒーについては何も載っていない。

さて、本家のコーヒー・パスポートは・・・
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やっぱり、見ているだけで楽しい!

このパフォーマンスはとても面白い。

形は真似ることができる。

でも、中身は・・・

結局、コピーはコピーでしかない。

形を真似るのは簡単だが、あまりに容易で、努力を忘れてしまう。

大切なのは、零から作り上げた中身だ・・・


なあんて事を考えながら、
明日はスターバックスのイングリッシュ ブレックファースト ティー ラテを飲もうと決意したのでした。

勿論、エクストラホット!でね。




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by ccr-net | 2014-02-12 22:53 | 医療経営 | Trackback

やっぱり体にいい(?)チョコレート

バレンタインデーを楽しみにしているあなたも関係の無いあなたも、チョコレートはいかが?

バレンタインデーを控え一部の方にはハラハラドキドキの週となりました。
さてバレンタインデーといえばチョコレートですが、この時期チョコレートの記事が多くなってきます。
ヘルスデージャパンにもチョコ、お茶、ベリー類が糖尿病リスク低下に有用という記事が出ています。
チョコレートやお茶、ベリー類に含まれる成分が糖尿病やその他の疾患予防に有効な可能性があるとの知見が、英イースト・アングリア大学のAedin Cassidy氏らの大規模栄養調査から報告された。
「Journal of Nutrition」1月19日号に発表された研究。検討では、食品に関する質問への回答が得られ、かつ血糖コントロール状態や炎症、インスリン抵抗性の測定を行えた健康な英国人女性約2,000例のデータを用いて、フレバノイドのサブグループに位置づけられる成分の消費による便益を調べた。
特にパセリやタイム、セロリといったハーブや野菜に含まれるフラボン、ベリー類や赤ブドウ、ワイン、その他赤色や青色をした果物および野菜に含まれるアントシアニンの消費に着目した。
その結果、フラボンやアントシアニンの消費レベルの高さは、良好な血糖コントロール、およびインスリン抵抗性や炎症レベルの低さに関連していることが明らかになった。

フラボノイドはポリフェノールのひとつです。
その中にアントシアニン・カテキン・フラバン・イソフラボンなどがあります。
ポリフェノールの一つと考えれば、多くの報告が既に出ていますので不思議ではありません。
本blogでもチョコレートは体にいいのかチョコレート摂取で血圧が低下など幾つかupしてきました。

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さて、なんだか体によさそうなチョコレートですが、くれぐれも食べすぎにご用心。

なにごとも、ほどほどが大切です。




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by ccr-net | 2014-02-10 08:07 | 健康 | Trackback

プライマリ・ケアってなあに?

基本だからこそ大切で難しい

厚生労働省の主導するこれからの医療体制に在宅医療とプライマリ・ケアがあります。
でも、プライマリ・ケアってなんでしょう?
プライマリ・ケア=総合医のように言われますが、本当にそうでしょうか。

Wikipediaによると『プライマリ・ケア(Primary care)とは、国民のあらゆる健康上の問題、疾病に対し、総合的・継続的、そして全人的に対応する地域の保健医療福祉機能を指す』となっています。
これを考えると、プライマリ・ケアはすべての臨床医に必要な資質で、特別なことではありません。
実際、現在の医学教育では卒後の研修プログラムにきちんとこのプライマリ・ケアが組み込まれています。

このプライマリ・ケアを専門に担う医師を一般に総合医と呼びます。
総合医は、その役割によって家庭医と総合診療医(大きな病院の総合診療科が該当します)に分けられます。
日本の医療はこれまで、どちらかというと専門医療に偏っていました。
これを基本に立ち戻ってプライマリ・ケアが重視されるようになったといえます。

なぜでしょう?

日本はこれから未曾有の高齢化社会を迎えます。
そうした中で、まず必要とされるのは、“身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療”です。
勿論、医療だけでなく、介護・福祉・保健をまとめてみてくれるものでなくてはいけません。
厚生労働省の主導する地域包括ケアシステムの基本がこのプライマリ・ケアなのです。

日本プライマリ・ケア連合学会のホームページを見てみましょう。
これを見てみると、以下のようなことが大切だと判ります。

①何でも診てくれる
②ただむやみに診るのではなく、必要なときに専門医療機関にトリアージしてくれる。
③予防医療を含めて、健康相談に乗ってくれる。
④思いや考えを共有し理解してくれる。
⑤医療・福祉・介護・保健のネットワークの一員として機能する。

プライマリ・ケアと専門医療の身近な提供・・・
私たちは5年前にクリニックを移転した際、この想いを胸に医療をおこなってきました。
在宅医療や医療介護連携、健康さるく熊本西などの健康福祉活動もその一環です。
また昨年末には地域連携室も設置しました。

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プライマリ・ケアを単なる何でも屋と誤解されている医療関係者は今でも沢山います。

プライマリ・ケアは医療の基本です。

でも、基本だからこそ難しいのかもしれませんね。





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by ccr-net | 2014-02-05 22:07 | 医療 | Trackback

足病医はやっぱり凄い

フットケア仲間は暖かい!

先週末、佐賀の実践フットケア研究会に参加してきました。
私がフットケアにかかわる契機となった足病医 泉有紀先生の講義を受けるためです。
この経緯については以前本blogで、足病医ってなあに?足病学について考えよう新しい事はいつもワクワク!フットケアを始めて得られたものとしてご紹介しました。

あらためて見てみると、なんと5年越しの恋なのですね・・・

実は泉先生が熊本に来て頂く機会は何度もありました。
そのたびに、もう少し私たちのレベルが上がってからと思いながら、いつの間にか5年もたってしまいました。
月日が経つのは本当に早いものです。

さて、当日は4時間の講義とそのあとの懇親会も含め素晴らしい時間を経験させていただきました。

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泉先生は、相変わらず、謙虚で、講演は判りやすく、素敵でした。
懇親会の席で、他の方から
『本当に、泉先生は謙虚ですね!』と言われ、思わず
『泉先生も竹内先生(これまたなぜか初対面)も、本当に実力があるから虚勢を張る必要がないんですね』
と答えました。

力ある人は、どの世界でも謙虚で素敵です。

余所者なのに、懇親会では泉先生の隣に図々しく座らせて頂き、沢山お話しもできました。
これまでよく判らなかったことも、泉先生や竹内先生とお話をし、すっきりと解決しました。
やっぱり、第一人者に教えて頂くのが一番確実ですね。


足病に対する一般の認識はまだまだ・・・

私たちの仕事は、そうした一般の方に対する啓蒙活動と足病の発見・治療です。

そのためには、やはり多くの仲間が必要です。

今回、泉先生・竹内先生に会えたのは勿論ですが、こうした足の仲間が大切なのです。



さて、次回、泉先生に会えるのはいつだろう・・・

そう考えながら、深夜の美しい有明海沿岸道路を車を飛ばして熊本に帰ったのでした。




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by ccr-net | 2014-02-03 08:09 | フットケア | Trackback
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医療と健康について


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