SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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歳の終わりに

来年が素晴らしい年でありますように・・・

本日12月31日で、医療法人CCRの本年の業務はすべて終了しました。
私自身は、予定外来1名、熱発での在宅患者往診1名でした。
この1年安全で安心な医療を皆様にお届け出来たことをスタッフ一同誇りに思っています。

昨年10月から開始した『みなし通所リハビリテーション』も、本年3月には定員となりました。
その後は、ご希望があってもお断りする状況が続き、誠に申し訳なく思っています。
来年1月6日からは旧診療所跡で、新しくせんだメディカルデイケイアセンター・ディーバをオープンします。
月最大75名の方の通所リハビリテーションをおこなうことが可能になります。
また、別施設の利点を生かし、個別リハビリテーションに加えエクササイズ・アミューズメントなど飽きることのない変化に富んだ内容となっています。
1月6日オープンするディーバを宜しくお願いいたします。

また、本年1月に開所した居宅介護支援事業所ミューズも同時に新施設に移転いたしました。
現在、ミューズは3名のケアマネージャーがフル回転で動いています。
新施設としては、まさに順風満帆の1年でした。

一方、クリニックのリハビリテーションは、11月に石井PT,12月に宮中PTが退職し(石井PTはディーバへ移動、宮中PTは故郷の愛媛に帰郷)波乱の1年となりました。
この移動に伴い、皆様にはご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんでした。
来年4月にはPT・OT10名体制となり、より充実したリハビリテーションをお届けいたします。

指定訪問看護事業所は12名のスタッフ全員今年1年大変頑張りました。
7月には過去最高の月間990回の訪問回数を数え、充実した1年となりました。
来年度は、また新しいサービスを開始する予定です。

さて、看護部についてお話ししましょう。
看護部は少ない人数で連日多くの患者さんをメディカルクラークと連携し、大活躍しました。
その中で、尾方Nsはフットケアへ、寺本保健師は旅行医学認定保健師を取得し、西川Nsは今後カバーマークを中心とした創傷瘢痕などの美容技術に特化していくことになりました。
それぞれの特色を生かした個性あるクリニックになってきました。

最後に、田中副院長を中心とした在宅医療についてお話ししなければいけません。
本年が始まるとき、田中院長と私の目標は、在宅35名でした。
それが、12月には50名を越え、大きく目標を上回る結果となりました。
田中副院長は野山を駆け巡り、まさに八面六臂の大活躍でした。
来年は更に1名の医師の獲得を予定していますが、果たしてどうなることやら・・・

そうそう忘れていました。
私自身は、この1年はフットケアの普及に勤しんだ1年でした。
長年の懸案であった熊本実践フットケア研究会を4月に立ち上げ、10月からは鶴田朋子さんを中心とした少人数のミニワークショップを合計6回おこなうことができました。
この活動で、私自身は少なくとも3名の救肢をおこなうことができました。
来年は大物ゲストが続々と登場しますので、フットケア研究会のみなさん、ご期待下さい。

今年もあと1時間をきりました。
医療法人CCRの医師・看護師・リハビリテーションスタッフ・メディカルクラーク・ケアマネージャーなど総勢54名のスタッフ一同、院外スタッフの皆様のご助力・ご協力に大変感謝しています。
また、当院を受診して頂いた皆様にも大変感謝しています。

できれば、来年が私たち皆さまのそれぞれにとって、輝かしい素敵な1年になりますように!

よいお年をお迎え下さい。



2013年12月末日

  医療法人CCR スタッフ一同



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by ccr-net | 2013-12-31 23:28 | その他 | Trackback

取り敢えず、本日で仕事納めとなりました

仕事納めってなあに?

せんだメディカルクリニックは、本日で仕事納めとなりました。
急患もあり慌ただしい中、皆余裕を持って診療を終えることが出来ました。
診療終了後、皆の笑顔がこの1年を物語っていたように思います。
また、指定訪問看護事業所C&R、居宅介護支援事業所ミューズも同様に仕事納めです。

この1年間、皆様には大変お世話になりました。

来年は1月6日より仕事始めとなります。

また、皆様のご来院をお待ちしています。


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というのは、表向きの話・・・

今年は、年末年始の予定診療が明日から1月5日までビッシリ入っています。
休みがないのは実は3年ぶりでしょうか・・・
ただ、1日数名ですので大したことはないのですが、毎日朝9時診療が続くのはちょっとストレスです。

また、在宅医療のほうは、田中副院長と私が急変時対応することになっていますが、
現在、皆さん落ち着いておられ、問題はなさそうです。
訪問看護も本日から当番制へ移行し、万全のシフトとなっています。

ということで、今年も明日からは予定診療および電話再診体制に入ります。
また、あらかじめご連絡している方の急変時にも対応できるようになっています。

今年の熊本の年末ベッド空き状況は、先日確認した限りでは比較的余裕があります。
安心して、年の瀬をお迎え下さい。

それでは、また明日。


医療法人CCR  せんだメディカルクリニック院長 千田治道



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by ccr-net | 2013-12-28 21:03 | 医療 | Trackback

クリスマスは大忙し

たまにはこんな形の診病連携があってもいい

今日は午後から熊本の3つの基幹病院に出かけました。
目的は新しい地域連携です。
同行は私と新しく作った地域連携室室長の瀬井佳代(主任ケアマネージャー兼任)と看護部長の高村松子です。
どの医療機関も、暮れの忙しい時期に地域連携室担当の副院長やMSWに対応して頂き、大変感謝しています。

今回の目的は、大それた事に、無床診療所である私たちクリニックから基幹病院への医療連携の逆提案です。
内容は、在宅復帰をいかにして果たすか?です。


これまで、基幹病院の至上命題は平均在院日数の短縮でした。
それで急性期が過ぎると亜急性期や回復期を担う病院へ転院していくというのが、現在の医療システムです。
ところが、転院ではなく在宅復帰(本当の退院)に厚生労働省は来年度改訂でいよいよ本腰をいれてきました。
他院への転院ではなく在宅へ、この在宅復帰率が今後の医療機関の評価基準の一つとなります。

その在宅復帰を実現するのは、病院ではなく私たちのような診療所です。
せんだメディカルクリニックは無床診療所としては県内最大の9名の専従・常勤のリハスタッフ(理学療法士+作業療法士)を擁しています。
また在宅療養支援診療所として、現時点で50件を越える在宅医療をおこなっています。
同一法人内の指定訪問看護事業所C&Rは、これも専従・常勤の7名の正看護師、2名の理学療法士、2名の作業療法士で月間1000回近い在宅訪問看護・リハビリテーションを提供しています。
また居宅介護支援事業所ミューズは3名のケアマネージャーがフル回転で動いていますし、
来年1月からは短時間型デイケアを提供するデイケアセンター・ディーバがオープンします。
これらをフルに活用することで、今まで在宅復帰に躊躇した症例も本当の退院が可能になるのです。

結局はうちのクリニックの売り込み?と言われれば、その通りなのですが・・・

この病院から自宅復帰までのトータルケアは、かつて私がクリニカルパスで目指したものでした。
それが、ようやく実現するシステムが私たちのクリニックで可能になってきたのです。

私の所は、いつもアーリーアダプターですから、利益には繋がらないので・・・
そう言う私に、済生会熊本病院副院長の中尾先生はこうおっしゃいました。

いや、先生のやってることはイノベーションですよ!

有り難いお言葉に思わず涙がこぼれました(勿論、嘘です・・・)
ただイノベーションか否かは別として、ようやく自分のやりたい医療がおこなえる体制になってきました。

年末の忙しい時期に押しかけた私たち3名を暖かく迎えて頂いた三病院の皆様、
本当に心から感謝しています。
来年も、宜しくお願いいたします。



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by ccr-net | 2013-12-25 23:36 | CLINIC | Trackback

フットケアの夢は夜ひらく

今年はこれでおしまい! 実践フットケア研究会第6回ミニワークショップ

今日は、今年最後のフットケアのミニワークショップでした。
鶴田さん・竹永さん・尾方さんに岡橋さん、それに毎回大変お世話になったアステムの方々、
本当にお疲れさまでした。
それに何と言っても昨日から引き続きスーパーゲストとして参加して頂いた佐賀の井上祐子さん、
吃驚しましたが、とても楽しく素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
そうそう、今回は柔道整復師の秋吉さんも岡橋さんの紹介で飛び入り参加でした。
今年最後の回にふさわしく、参加して頂いた受講者の方々もとてもいい雰囲気でした。
毎回14〜15名の方々に参加して頂くのですが、メンバーによって結構雰囲気が変わるのです。
今年最後のワークショップ・・・これで50名ほどの仲間が出来たことになりますネ。

今回、井上祐子さんと初めてお会いしたのですが、
透析患者に賭ける彼女の情熱の深さは計り知れず、その想いに強く心を打たれました。
医療に身を捧げるとは、こういうことなのかもしれません。

“佐賀の実践フットケア研究会が素晴らしい”とは以前から聞いていましたが、それを実感しました。
久留米の石橋さんの情熱、佐賀の井上さんの神々しさ・・・といったところでしょうか。
この二人の女神に出会えただけでも幸せなのかもしれません。

昨日・今日と岡橋さん、井上さんの二人とお話しし、これからのフットケアの方向性も見えてきました。

昨晩思いつき今日には既に実現したもの、
今日誘って頂き、直ぐに参加を決めたもの・・・
そんないろんなことがこの二日間であっという間に決まってしまいました。

やはり人との出会いは大切です。
そして、その出会いを逃さないことも・・・

この二日間、
フットケアの夢は夜ひらきました。

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熊本の3人の女神達と佐賀から降臨した女神です。

よい年の瀬になりました。




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by ccr-net | 2013-12-19 23:01 | フットケア | Trackback

気づかなければ始まらない

見ることから始めよう

先日、届け、 透析看護師の想い!という記事を本blogに書きました。
昨日、その報告がありました。

『3本詰まっていたけれど、カテーテルで血行再建できました。あとは、形成ですが大丈夫だと思います』

待ちに待ったこの知らせ・・・涙がでるほど嬉しく、同時にホッとしました。

また、当日紹介した別の症例も即日入院で、血行再建への道を辿りそうです。
この方は、『腰のせいで足が痛い!』とやってこられたのですが、なんとすでに患肢はチアノーゼ・・・
ABIも異常低値で、直ぐに紹介しました。

この2例に共通するのは、『発見する目』です。
目の前にある足も、見なければ何も見えません。
また、仮に見えていても、行動しなければ何も起きません。

今回の件で嬉しかったのは、
そうした見る目と、
目の前にある足を何とかしようという行動力をもった看護師の存在です。

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明日も、明後日も、
診療が終了次第、実践フットケア研究会のミニワークショップに駆けつけなければいけません。

11月から始めたこのワークショップも明日で5回目、
実は言い出しっぺの私も少し疲れてきました。
でも、今回の救肢はこのワークショップから生まれたのです。
これは凄いことです・・・


見なければ見えない

気づかなければ始まらない

見て、気づいて、行動するあなたが、

一人の脚を救います。


明日は、また新たな出会いがありそうですね




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by ccr-net | 2013-12-17 23:15 | 医療 | Trackback

靴は誰が選ぶ?

知っておきたい靴の選び方

最近、足と靴を診て欲しいという方の来院が増えてきました。
ほとんどの場合口コミですが、中には『ホームページを見てきました!』という方もいます。

こうして来院された方のほとんどが、靴のサイズ違いです。
それもwidth(足囲)などという比較的専門的なことではなく、単なるlength(足長)違い・・・
2cm違いはざら、中には4cm違いという強者(男性です)もいました。
widthがBの方が2Eの靴を履いていることもよくあります。

次は、靴の選択ミス!
あなたが選んだその靴、本当にあなたの目的に合っているでしょうか?
例えば膝に良いといわれるその靴、確かにtoe outに回旋させますが、あなたには不向きかもしれません。
例えば『カラダがトクする!』と有名なイージートーンは、不安定なので足を痛める可能性があります。
イージートーンの特徴であるバランスポッドの利点は欠点でもあるのです。
短距離用の軽量シューズは長時間のウオーキングには適していません。
少し考えれば判ることですが、靴の場合は“勧められる”と買ってしまうようです。

もう少し上級になると、靴の底やインソール(中敷き)の減り具合で足の問題点を見ることができます。
クリニックの靴担当者は、なんとゴミの付き具合で判ると言っていました。

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靴は毎日履く、私たちとは切っても切れない大切な物です。
なのに、どう選んでいいのか大半の方が判っていません。
そして、それを誰に訊けばよいかも・・・


靴を選ぶのはあなた、

アドバイスをするのは専門家です。

あなたのそばに信頼できる靴の専門家はいるでしょうか?


私のクリニックには幸いそうした専門家がいます、もちろん私ではなくもっと詳しい者が2名。

こうした信頼できる専門家をみつけること、

それが私の仕事のひとつです。




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by ccr-net | 2013-12-12 23:03 | フットケア | Trackback

届け、 透析看護師の想い!

一人の想いが脚を救う

4日前、県北から一人の患者さんがみえました。
2年前に片脚を膝下で切断し、数ヶ月前に健側の母趾を切断した透析患者です。
紹介状もない突然の来院に驚きましたが、切断端の状態がおもわしくなく、担当看護師のアドバイスで当院受診となったようです。

なぜ、うちに? と思ったのですが、
現在おこなっている実践フットケア研究会ミニワークショップに担当看護師さんが参加されていたようです。

さて、肝心の断端の状態ですが黒化しあまり良いとはいえません。
またSPP(皮膚静脈潅流圧)も31と非常に血行の悪い状態です。
いわゆる重症虚血肢なのです。

さて、どうしましょう?

早速、執刀された病院の形成外科の先生に連絡し、状態をお話しした上で、今後の治療を任せて頂きました。
執刀医としても術後の創傷ケアをおこなう医療機関を探しておられたようです。
次に、今後の治療計画についての詳細を担当透析医に、文書で連絡しました。
今後の治療の柱は、いうまでもなく患肢の血流評価とその救済です。
そのためには、まず担当医師の許可が必須です。
ご連絡をいただくまで、現在おこなわれているフットケア(足浴他)を継続するようにしました。
あとは、お返事待ちだったのですが・・・

休み明けの今日、朝からその患者さんから連絡がありました。
足が痛いので是非今日診て欲しい!

午後3時頃、来院され、早速足を診てびっくりしました。
足背部の色が4日前より悪く、断端部は化膿し、示趾も表皮剥離と一部黒色化があります。
わずか4日ですが、虚血肢はこんなふうに急に悪化することがあります。

すぐに、フットケアを担う中核病院に連絡し、明後日の血管評価と必要な血行再建それに創傷ケアを予定しました。次に、現在の透析担当医に経過を説明し(まだ文書は手元に届いていませんでした)、今後の医療計画をたてました。
当然、それまでのフットケアの内容も変わります。
本日から、新しいやりかたに変更し、その詳細とこれまでの経緯を、ご紹介頂いた看護師に連絡しました。

『有り難うございます! 私たちの手に負える状態ではないので、失礼とは思いましたがお話ししました。』

いえ、あなたのその想いが、患者さんの脚を救うのです。

そのために、私たち“実践フットケア研究会”があるのです。


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PAD研究会で提示した1枚のスライドが、すべての始まりです。


本当に慌ただしい週明けの1日でしたが、また新しい仲間を得たようです。

さて、明日はのんびりしたいものです。




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by ccr-net | 2013-12-09 21:36 | フットケア | Trackback

忘年会は楽し

1年間有り難う

今日は医療法人CCRの忘年会をおこないました。
法人内の人数も年々増え、いつの間にか50人を越えました。
せんだメディカルクリニック、指定訪問看護事業所C&R、居宅介護支援事業所ミューズ、
そして1月オープンするデイケアセンター・ディーバです。
部署が違うと、お互いの仕事内容がよく判らなくなってきます。
そんなわけで、今日はオープニングに簡単なプレゼンをおこないました。

あとは最小限にお迎えしたゲストの方も加え、楽しい2時間半があっという間に過ぎました。
おかげで、私は例年通り皆との話にかまけて、食事はほとんどとらずじまい。
やはり最高のディナーは会話ですね。

毎年使用しているこのホテルのガーデンバンケットの定員は60名・・・
来年は、この会場では無理かもしれません。
さて、どうしましょう?

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忘年会の楽しみ

それは料理でも、飲み物でも、勿論出し物でもありません(うちの忘年会には出し物はありません)

皆の笑顔と会話の喧噪・・・

それが何よりの私の楽しみ

1年間有り難う、

来年も宜しくネ!





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by ccr-net | 2013-12-07 22:49 | CLINIC | Trackback

優先すべきものは安全性と確実性

無理は人の余裕を奪い、安全を毀損する

ここ5年ほどノンストップ診療でがんばってきましたが、最近はちょっと疲れが出てきました。
昨日も患者さんが途絶えることなく、結局6時40分までノンストップでした。
午後3時過ぎから私は少し疲労を感じ、5時には余裕が無くなっていたようです。
それでも可能なかぎりきちんとした診療をおこない、自分自身では特に問題を感じていませんでした。
診療が終わり帰宅して、ふとあることに気づきました。
『今日午後5時頃診察した女性に授乳の有無を確認しただろうか?』
ご本人は言われませんでしたが、家族の方が1歳児を抱えていらしたとの話を診療終了後耳にしていました。
その子がこの女性のお子さんか否かは、判りません。
けれども、その可能性はあるのです。
私は授乳の有無を確認せずに、消炎鎮痛剤を処方していました。

慌てて、電話で連絡を入れましたが、なかなか繋がりません。
5回目にようやく連絡がとれました。
結果的に、授乳はされておらず、問題はありませんでした。
結果オーライです。

私は愕然としました。
“授乳の可能性のある方に、確認をせずに処方した”
私としてはあり得ないことです。

要するに、過労が安全を毀損したのです。
若いときは普通にできたことが、出来なくなったのです。
“そんな大げさな!”
そんな声が聞こえてきそうですが、医療において最も優先すべきなのは安全性と確実性です。

これと同様のことが8年前にありました。
開業後も、あちこちで呼ばれれば手術をおこなっていた私がメスを置いた時です。
この時も、他の人からみたら大したことではありませんでした。
某病院で腰椎後方除圧術をおこなっているとき、いつもより出血が多いように感じました。
腹臥位の手術ですから、こうした場合、腹部を布などで圧迫している可能性があります。
術中、助手の先生に『腹部を圧迫していないかどうか確認して!』と指示を出しました。
彼はすぐに腹部を確認し、『大丈夫です』と答えました。
“そうか、体が大きいからかなあ”そう言いながら、私は手術を続行し、手術は無事に終了しました。
閉創後、自分で腹部を確認すると、腹部は圧迫されていました。

『今日の手術が最後で、もう手術はしないから』
そういうと助手の先生は驚きました。
『そんな先生、私の確認が悪かっただけで、たいしたことではないでしょう』

私にとっては、とてもショックな事だったのです。
術中に自分の目で確認すること、これは私にとって手術の基本です。
それを、自分でせず、人の言葉のみで手術を続行したのです。
当たり前のことが、当たり前に出来なくなったのです。

今回のことは、この時と同じくらい自分にとってショッキングな出来事でした。
当たり前のことが当たり前にできない・・・
大問題です!


ということで、13時〜15時までの適当な時間に15分ほどの休みを必ず取ることにしました。
おそらく、この15分で、また当たり前のことが普通に出来るようになるでしょう。


大山鳴動して鼠一匹・・・

針小棒大・・・

そうかもしれません。

でも、このわずかな出来事が、大きな安全性の毀損に繋がるのです。


安全の担保は、難しいですね。



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by ccr-net | 2013-12-04 21:31 | 医療 | Trackback

三匹の狼藉者

成長するから人は面白い

先日、甥の結婚式が東京でありました。
4人兄妹の上三人が男の子、一番下が女の子です。
この3兄弟の一番下が、最後に結婚しました。
美しい花嫁と並ぶ彼は、とても誇らしげでした。
思えば立派になったものです。

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姉の子供達、この3兄弟は幼い頃とんでもない狼藉者でした。
よく言えば闊達で自由奔放、
悪く言えば狼藉者の自由人でした。
私の父母の葬儀や法事で当時5歳を頭とした3人は暴れ回っていました。
庭や法事の会場を走り回り、僧侶の数珠を触り、読経中の木魚を叩く・・・
喧噪と笑いに包まれた法事でした。

極悪人だけれど心優しい長男、
気弱でよく泣いていた次男、
自由人の三男・・・
三人それぞれでしたが、なぜか私にはよくなついてくれました。

それから三十年が経ち、皆立派な大人になりました。
長男はデザイナー、次男は医師、そして三男は歯科医です。

長男には私のクリニックの様々なデザインをしてもらい、
次男は腎臓内科医として活躍し、
三男は在宅歯科医として街を駆け回っています。


三匹の狼藉者は、

いつのまにか立派な社会人になりました

甥としてではなく、一人の社会人として尊敬できる大人になりました。

人は成長するのですね・・・



実はこの結婚式のテーブルには新たな狼藉者が、

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次男の息子ですが、残念ながら次男と異なりお利口さんです。
30年後どんな若者になるでしょう。

さて、いつのまにか歳を重ねた私は、この披露宴の席上で気づいたことがあります。
この三人、やっぱり心の中に狼藉者がいるのです。
愛すべき狼藉者・・・
彼らは永遠です。



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by ccr-net | 2013-12-01 12:56 | その他 | Trackback
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医療と健康について


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