SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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高齢者を中心としたソーシャルデザイン

私の夢の街

最近、あちこちにサービス付き高齢者が出来ています。
高齢者のための居住と福祉を提供する施設ですが、なんだか画一的で魅力が無いなあ・・・
そう思ってしまうのは、私だけでしょうか。

もっと他の形はないのでしょうか?

街の中に出てみると、繁華街でもシャッターの閉じた店がちらほら・・・
熊本一のアーケード繁華街と言われた下通や上通でも2Fから上は結構空き室が多いようです。
なぜだか判りませんが、賃料が単に高いのか、2Fでは客が入らないのか、そんなところかもしれません。
街を歩く人は多いのに、不思議ですネ。

さて、この状況を一気に解決する方法を私は夢の中で考えて見ました。

建物をすべて5階建てとし、2Fから上は高齢者住宅にします。
1Fは可能な限り食べ物屋さん(食堂)や雑貨屋にします。
パン屋やケーキ屋、八百屋や魚屋、肉屋や米屋もいいかもしれません。
その中にお風呂屋さんや診療所・居宅支援事業所や訪問看護事業所などのビルも作ります。
映画館や美術館もいいでしょう。
そうするとちょっとした街ができます。
2Fから上は高齢者専用の住宅ですので、下に降りれば何でもあります。

孤独な郊外の施設では無くて街のど真ん中にあること、
それがよいのです。

ビルは中層化することで1戸あたりの居住料金は低く設定すること可能になります。
1Fの店舗は利用者が2F以上に沢山いることで、逆に賃料を上げることが可能になるかもしれません。
そして、街中に居住することにより、家族や友人の来訪も増えるでしょう。
街に本当の活気が戻るのではないでしょうか・・・

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高齢者に必要なのは、
隔離ではなく日常なのです。
街の中で普通に暮らすこと、
普通のものを普通に食し、買い物し、談笑する・・・
そうした日常が、生きる喜びを生むのではないでしょうか。

可能であれば、
昔靴屋さんだった方が1日だけ靴の修理をする、
もとパン屋さんが焼くパン、
かつての達人が打つ蕎麦、
そんなお店が日替わりであれば、それがその方達の生きがいにも繋がっていくでしょう。

郊外のショッピングセンターに対して空洞化していく街の中心部、
それを解決するのは、もしかしたらこんなことかもしれません。


私の夢のソーシャルデザイン

あなたの夢はどうですか?




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by ccr-net | 2013-11-26 22:49 | 介護・福祉

デイケアセンター・ディーバが奏でるもの

目指すものは、行きたい!デイケア

昨日、ディーバの具体的なサービスの概要を決める会議をおこないました。
来年1月開院ですから、本当にギリギリです。
せっかく始めるのですから、『今までに無いデイケアを』とずっと思ってきました。
そういう意味で、ちょっと気負っていたのかもしれません。

現在すでにクリニックで、みなしデイケアをおこなっているので、それとの差別化を考えてみました。
クリニックでおこなうデイケアは、当然軸足は医療にあります。
健康運動指導士による運動もあるのですが、理学療法士による個別リハがメインです。
そうした意味であまり“遊び”の部分はありません。

さて、ディーバはどうでしょう?

ディーバは歌姫、
けれども歌うのはソロではありません。
理学療法士や看護師、介護福祉士と共に利用者の方も加わるコーラスです。

そのコーラスは楽しくなくてはいけません。
遊びの心も必要です。

コンダクターはミューズです。
勿論、実際に歌を唄うわけではありませんが・・・

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皆に伝わるメロディーが美しく楽しいものであること、
できればワクワクするものであること・・・
それが私たちが目指すディーバなのです。


詳細はまだお話しできません。

来年1月にデビューするディーバを宜しく・・・





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by ccr-net | 2013-11-19 22:26 | 介護・福祉

診療所がおこなうデイケアの問題点と課題

独立型のデイケアとみなしデイケアの違いはどこに?

せんだメディカルクリニックでは1年前より、短時間型みなし通所リハビリテーション(デイケア)をクリニックのリハビリテーションセンターでおこなってきました。
従来の長時間型と異なり1ー2時間の短時間でおこなう個別リハビリテーションです。
実際におこなってみていくつかの問題点が判りました。

1)需要に供給が追いつかない
 嬉しい悲鳴でもありますが、月間45名の定員がすぐに埋まり新規利用者をお断りすることが多くなりました。
これは、私たちにとって非常に残念なことですが、どうにもなりません。

2)送迎が大変
 当初より、送迎サービスについては素人の私たちでは困難と判断し、タクシー会社に委託しました。
この場合、使用車両は当方で用意(介護用ハイエース10人乗り)しました。
さて、一番の問題は利用者の方のルート取りです。
当初混乱しましたが、近くの利用者を出来るだけ同一曜日にまとめることで解決しました。
ただ、大型車なので進入できない地区もあり、そうしたところはお断りすることになりました。
運用の小回りが効かないのが最大の欠点です。

3)本来のリハビリテーション業務以外の連絡や書類作成・自宅訪問・会議出席などが大変
 介護の世界なので、当たり前ですが通常の医療業務にはない新しい業務が発生しました。
実は、この部分が診療所がみなしデイケアをおこなっていくうえで最も大変な部分です。
(デイサービスではこうした業務の多くが発生しません)

採算性や効率性という点では、明らかに通常の医療でのリハビリテーションが有利です。

では、クリニックにとっての利点はなんでしょう?

少なくとも経営的には現時点ではありません。

ただ医療→介護への流れが不可避であることを考えると将来の布石としては必須です。
また、利用者の目線では次のような利点があります。

①リハビリテーションの期限がないので、所謂リハ難民がいなくなる。
②医療機関内で安心して通所リハビリテーションを受けることができる。


以上の問題点と課題を克服するために、
私たちは来年1月6日に別施設として旧診療所跡にデイケアセンターをオープンすることになりました。
目的は次の3点です。

①利用者のニーズを満たす
②小回りの効く送迎サービスをおこなう
③より介護に特化したリハビリテーションプログラムとサービスを提供する。

ただ、現時点でクリニックのみなしデイケアとの差別化が上手く出来ていません。
それぞれの長所を生かし、欠点を補完するようなサービスを提供したいと思います。
これについては、オープンまでの6週間でしっかりと全員で智恵を出し合い決定したいと思います。

新しいデイケアセンターの名前はディーバ。
歌の女神です。
私たちのスタッフと利用者の方々、そして携わるケアマネージャーの美しいハーモニーを目的としています。

ディーバとディーボ、それぞれ男性と女性ですが、思い切って歌の女神のディーバにしました。

1月付けで現在クリニック2Fにある居宅支援事業所ミューズも、同じ場所に移転します。

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ミューズとディーバ

芸術の女神と歌の女神・・・

さて、どんな調べを奏でてくれるでしょう。

この二人の女神を宜しくお願いいたします。





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by ccr-net | 2013-11-18 00:12

見学者から学ぶこと  ー 雑談の勧め ー 

忘れていませんか?客観的に視ることを・・・

昨日は広島県の尾道から3名クリニック見学にみえました。
職種は、事務職・コンシェルジュ・看護師です。
前泊し、朝の9時から午後3時半までの非常に熱心な見学でした。

事前に先方の院長から伺っていた目的は、
①インカムの効率的な使用法②医療におけるコンシェルジュサービスでしたが、
他にも多くの事を体験しお帰りになりました。
午前中は、ずっとチーフクラークの栗原がお相手し、午後は食事をしながら私と副院長がお話をしました。

こうした見学は年に4、5回あります。
無料ですので、『そんなに人と時間を割いて大丈夫?』とよく訊かれます。
勿論、大丈夫どころか、見学にみえる方々から多くのことを毎回学ばせてもらっているのです。

どうしてでしょう?

まず院内の案内やシステムを説明し質問に答えることで、改めて自施設を客観的に視ることが可能になります。
そうすると、自分たちが“当たり前”と思っていたことが実は当たり前で無かったり、
正しいと考えていたことが間違っていたり、
本当に思いがけないことに気づくことがあるのです。


もう一つは、見学者の方々との雑談です。
たわいもない雑談をしていると、そこから考えもしなかった新しい発想が生まれることがあります。
これは、毎週金曜日恒例のクラークとの勉強会でも、よく感じることです。
昨日も、そうした会話のなかから、幾つもの新しい発見がありました。

それが何かって?

そんなことは教えることはできませんが、最後に彼女たちに一つだけアドバイスをしました。

『毎週、定期的に院長と雑談をしなさい! 
きっと、そこから何かが生まれるから・・・』


足取りも軽く荷物を抱えてタクシーに乗り込んだ彼女たちを見送りながら、大変な事に気づきました。

彼女たちの名前を聞き忘れていました!!
そう言えば、『後でお渡しします。』と言った名刺も渡していません・・・
やれやれ、困ったものです。

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            尾道といえばやはりこれ!

尾道からはるばるやってきた3人の女神達、
よかったら、名前を教えてね!!



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by ccr-net | 2013-11-14 22:10 | CLINIC

医療からみるコミュニティデザイン

高齢者と共棲する地域のコミュニティ

今日は比較的早く外来が終了したので、書類書きに勤しんでいる田中先生と久しぶりに話し込みました。
最近、急激に在宅患者が増えてきたので、その対応に医師も居宅支援のケアマネージャーも追われています。
あまりに慌ただしいので、ちょっとギスギスした感じになっているのでは・・・と思ったのですが、
そんなことは杞憂だったようです。

勿論、若干ばたばたしてはいるのですが、それもたいしたことではなさそうです。
なんてことを二人でいいながら、今後の私たちの進む方向に話は進みました。

私たちが最終的に目指すもの、
それは、医療の視点から見た地域のコミュニティデザインです。

それは、
80歳になっても
物作りに勤しんだり、若い人に伝承したり、教えられたり教えたり・・・
70歳の人の打った蕎麦をすすり、90歳の人の作ったお汁粉に舌鼓を打つ、
そんな場所・・・

住むところは、別にアパートでも一軒家でもサービス付き高齢者住宅でもいいのです。
その直ぐ横に、
幼稚園が有り、コンビニが有り、若い人たちの生活の場所がある。
そして、
私たち医療や介護は、それをそっと包み込むようにサポートする・・・・
それが、新しい高齢者を中心としたコミュニティデザインではないでしょうか。

結局、
私の望むものは、昔の昭和30年代頃の風景なのかもしれません。
目の前に、パン屋が有り、靴屋がある。
八百屋や魚屋、乾物屋だってありました。
何か判らないことがあると、隣のおばあちゃんに教えて貰い、上手くいけばお菓子だって貰えました。
そして頼りになるお医者さんや、物知りの薬局のおばちゃんもいる・・・
そんな光景が、目を閉じると見えてきます。

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熊本は、ちょうど良いくらいの街だと私は思っています。
身の丈にあった街、
そこで繋がる子供から高齢者までのコミュニティー・・・

政府の主導する地域包括ケアシステムとは、
案外こうしたところに答えがあるのかもしれません。

昔、おばあちゃん子だったあなた、
ちょっと楽しいとは思いませんか?



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by ccr-net | 2013-11-12 22:58 | 医療

時代と共に変わるかかりつけ医

時代が求めるかかりつけ医はなにか? それが問題

先週からの外来ラッシュでちょっとグロッキー気味です。
朝から夜までのノンストップ診療も、5年目にしてちょっとつかれてきました。

今日は朝から圧挫創+骨折の女の子の創洗浄をおこないました。
その後のんびりすごし、午後から旧クリニックの片付けをおこないました。
5年前に新クリニックに移転したまま、ほぼ放置状態でしたが、来年1月からの新サービスをここでおこなう予定で、そのための改装工事に備えてのものです。
あちこち片付けていると、懐かしい物が幾つか見つかりました。
手作りのパンフレットや、皆で毎週月曜に行っていた勉強会で使用したテキストとなった本、
開業時のメンバーと取材にお見えになった俳優さんとの写真などetc, etc ・・・

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この頃は小さなクリニックで、
診察室にいてもリハビリテーション室の声が聞こえ、
『ああ、そうじゃないから!』と、大声で指示を出すことができました。

何をやるにも皆でワイワイ、
勉強会も全員参加、
クリニックのパンフレットや生活指導箋も手作りでした。
楽しいクリニックでしたが、自分の理想の医療をめざし、現在のクリニックをオープンしました。

当初の予定と異なり、医師の人数が揃わず、昨年よりようやく田中医師が加わり、理想に近づきつつあります。
でも、在宅患者が増え、外来も増え、私も田中医師も大忙し・・・
外来の待ち時間も大幅に伸びています。
ここが、かかりつけ医の限界点でしょうか?
いえ、医師を増員すればもっと速やかな医療が可能になります。
でも、それに伴い更に患者さんが増えれば・・・結局、イタチごっこかもしれません。

ではどうすれば、いのでしょう?
答えは幾つもあるような気がします。
その一つは、厚生労働省の進める医療と介護の地域包括ケアシステムなのかもしれません。

小さなクリニックでできたこと、
今のクリニックでできること、
それは、どちらがよいか判りません。

かかりつけ医の限界点・・・
それは結局、医療者と患者の双方が何を求めるかによるのかもしれません。
さて、次の一手は?



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by ccr-net | 2013-11-10 23:03 | 医療

不安であること、それが大事

自信と傲慢は違う

昨日放送されたミスパイロットでこんなシーンがありました。

『飛行機は逆風に向き合ってこそ飛べる』

女性パイロットの麻倉が機内アナウンスで言った言葉です。
素敵な言葉ですね。

また、自信を無くし不安になりパイロットになる道を諦めかけたハルに国木田教官は次のように話します。

不安だからこそ頑張れる

不安になるのは当たり前だ

自分もそうなのだから間違いない


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医療も同じです。
常に不安であること・・・
それが、安全で安心な医療を生むのです。

私は現役でメスを握っているとき、
常に不安でした。
でも、常に自信もあったのです。
不安と自信・・・この一見反するものは常に共存しています。
不安だからこそ細心の注意を払う、それが手術の成功と自信に繋がるのです。

不安が無くなったとき、
それは自信ではなく傲慢だと思うのは私の勘違いでしょうか?


飛行機は逆風に向き合ってこそ飛べる・・・
もしかしたら、私たちもそうなのかもしれませんね。



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by ccr-net | 2013-11-06 22:52 | 医療
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