SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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やっぱり大切なのは靴

足の痛みはまず靴を疑おう

8月もあっというまに終わり、明日からは9月。
なんだかちょっと寂しいですね。

さて、夏の後半、増えてくるのは脱水症(熱中症も)と足の痛みです。
この足の痛み、ほとんどの場合、原因は靴です。
夏の時期はバックベルトのないサンダル(男女共)やビーチサンダル(!)が多くなってきます。
また、いつも私が目の敵にしているクロックスもどき(コピー品)もこの時期増えてきます。
クロックスの最大の欠点は多くの方が大きめの物(サイズ違い)を無造作に履いているところにあります。
ところが、最近このクロックス、ちょっと様子が違ってきました。

それが、俗に松嶋菜々子モデルと呼ばれるcrocswatt vent(クロックスワット ベント)です。
やっぱり大切なのは靴_b0102247_21473061.jpg

crocswatt ventはクロックス メディカル crocs Rxのシリーズで、クロスライト素材の使用で長時間の仕事による疲労を軽減、快適性を追求し、更にヒールパートに放電性(ESD)成分を配合、体にたまった静電気を分散し、計器類などに影響を与えたり、不快を感じにくいレベルに微弱化するという優れもの!

クロックス恐るべし!!

ということで、早速先日購入したのですが、私にはワンサイズ大きくデザインもクロックスならではの大きさなので、その日に放射線技師の荒兼修一に譲りました。
彼の印象では、非常に快適とのこと。
メディカルと名付けたのは伊達ではないようです。

で、私は何を履いているかというと、院内ではコンバース・オールスター SLIP Ⅲ OXを履いています。
履きやすいのですが、けして足に優しくは無く、1日の仕事が終わると足に疲労が溜まります。
ただ、私の仕事は立ったりしゃがんだり、院内を歩き回ったりするので軽快さを優先しています。
また、靴に負担もかかるので、あまり高価な靴は履けません。
ちなみにABCストアで4000円くらいでした。

では、普段のお気に入りはというと、Geoxです。
イタリアのシューズメーカーですが、日本で作っているものもあります。
GeoXの最大の特徴は呼吸する靴底にあります。
靴底を見て頂くとビックリするのですが、実際に穴が空いています。
やっぱり大切なのは靴_b0102247_22123026.jpg

この穴の内側にミクロ孔をもつメンブレン(保護膜)があるそうです。
膜の穴は水蒸気より大きく水滴より小さいため、外部から水を侵入させずに汗を逃すことができるので、足が蒸れずに濡れないということになるのですが、『本当?』と疑ってしまいますね。

で、実際写真の靴(並行輸入品)を最近はいているのですが本当に快適です。
これなら、靴下いりませんね。

今日久しぶりにおみえになった足の痛みを訴えられる裕福な紳士、
高価なスーツや時計に身を包んでおられたのですが、実は靴底は穴が空いていました。
この方には、熊本のデパートで購入できるジョンストン&マーフィーをお勧めしました。
多分、ジャストサイズで現在の痛みからは解放されると思います。


靴は毎日使う物でありながら、意外と雑に扱われているものの一つです。

皆さんのお気に入りの靴は何ですか?





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by ccr-net | 2013-08-31 22:33 | 健康

アスリートを診るのはアスリート

今シーズンもチャンピオンは健在

夏も終わりに近づいてきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、この時期になるとオーバートレーニングによるスポーツ障害が増えてきます。
すると当然、リハのスポーツチームの出番となるのですが、
実はこの時期、スポーツリハ・ディレクターの原田賢治も忙しいのです。

理学療法士の原田賢治は、また一流のウエイクボーダーでもあります。
2008年Mastersワールドチャンピオン・2011年プロベテランズリーグチャンピオンは伊達ではありません。

今シーズンのAWBA Asian Pro Tour 2013 Wake Serie BOAT DEVISIONも好調なスタートを切りました。

ウェイクシリーズ第1戦 Mother Lake Biwa Cup 優勝
ウェイクシリーズ第2戦 The 10th Canal Festa Toyosu 2位
ウェイクシリーズ第3戦 北海道ウェイクボードフェスティバル 優勝

まあ、絶好調です!

アスリートを診るのはアスリート_b0102247_2052321.jpg


最後の北海道は8月24日(土)~25日(日)なので、今日出勤してきたときは大分日焼けしていました。
早速、アスリート達やちびっ子予備軍の指導にあたったのですが、やはり説得力が違います。

アスリートにはアスリート、
当然かもしれませんが、難しいことです。

というわけで、私はのんびりおばあちゃんの相手をし、訪問リハ指示書を書いていました。




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by ccr-net | 2013-08-27 20:58 | CLINIC

医療を巡る怪しいビジネス

医師にも矜恃が必要

今日の新聞各紙に患者紹介紹介ビジネス横行という記事が踊りました。
この『患者紹介ビジネス』とはなんでしょう?
これは、在宅患者を一定数紹介するので、医療報酬から毎月コンサルタント料を支払え、というものです。
驚きですね!

この話、3年前に実はうちにもきました。
〝在宅医療”についてお話ししたいというかた(確か福岡の業者だったと思うのですが)が、診療終了間際にクリニックにみえました。
当時は高齢者専門賃貸住宅などがあちこち建っていましたので、医療的バックアップをおこなってくれ、ということかと思いお会いしたのですが、出てきたお話は驚くべきものでした。
在宅患者を一定数紹介するので、一人につき一定の金額を毎月コンサルタント料として、払って欲しいというのです。
私のところにきた話は、在宅療養指導管理料の50%をコンサルタント料として、支払うものでした。

『違法でしょう?なんで御社にお金を払うのですか?』

『初めて言われました。
貴院にとっても利益になるのでは?』

あのね、在宅療養指導管理料というのは、ご存知でしょうが、その中から、必要な医療材料などを支払うもので、本来利益が出るものではないのですよ。
勿論、在宅応召義務も含まれています。

高専賃で医療的バックアップをというのであれば、逆にこちらがコンサルタント料をいただきたいくらいです。』

結局、二度と来るな!と追い返したのですが、逆に記事になってよかったと思います。

こんな業者は、潰れてしまえ!




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by ccr-net | 2013-08-25 10:56 | 医療

リハビリテーションマインドはどこにある?

大切なのは技術より情熱

整形外科では骨折後、装具を作成することがよくあります。
それは、手関節の固定装具や、下肢の免荷装具などさまざまです。
私たちのクリニックでは、よく装具を作成します。
その目的はただ一つ、
少しでも早く、以前の状態に戻る(リ・ハビル)ためです。

最近、珍しく4例もPTBという下肢免荷装具を作成する症例が続きました。
これは脛骨骨折の場合、膝蓋腱部を中心に体重を支持することで、骨折部に負荷をかけることなく歩行が可能となるもので、骨折早期から歩行が可能となります。
装具の構造上、膝関節は自由に動きますし、脛骨への荷重も自由にコントロールできます。
従って骨折部にかかる負担を理論上は0〜100%まで変えることができます。

で、段階的に荷重を増やし、本日1名は1/2荷重にしました。
さて、装具を調整し立たせてみると上手く立てません。
というより、怖がって体重をかけていないのです。
装具装着後2週間、すでに荷重1/3を越えXPに問題が無いのを確認し1/2荷重にしたはずでした。
歩行訓練をきちんと確認していなかった私のミスですが、1/3荷重の時は一度確認しています。
では、なぜ?

同じようなことが、本日もう一人の小学生のPTB装具装着者にもありました。
このケースは順調に荷重をクリアし、本日晴れてPTBを卒業し、ファンクショナル・ブレースとなりました。
当然荷重は100%です。
本人の当日のリハが終了した頃、リハビリテーション室に見に行きました。
『では、歩いてみて!』
そういうと、患者さんは歩き出したのですが、上手く荷重が出来ず跛行があります。
『痛い?』ときくと、頸を振ります。
なるほど、これは単にPTBが無くなったことに慣れていないのです。
すぐに、壁面の鏡の前で私と二人で歩行練習をおこないました。
通常こうした場合、今までと様子が違い慣れていないだけなので、膝を高く上げる行進練習をおこないます。
こうすると十分に患肢に体重がかかるので、足をかばうことが無くなるのです。
10分ほど練習をおこなうと、ほとんど跛行はなくなりました。
来週には、普通に歩けるのではないでしょうか。

この2つの症例は、たまたまPTBですが、別にPTBが悪いわけではありません。
残念ながら、担当者の熱意が今ひとつ足りなかったのです。

リハビリテーションの世界は日進月歩、
けれどもどんなに技術や装具が進んでも、
肝心のセラピストや患者の熱意が無ければ、そこに未来はありません。

大切なのは、情熱と回復への強い想い、

それこそがリハビリテーションマインドなのだと思います。


しっかりしろ!うちのスタッフ!
もっと、観察しろ、私!

大いに反省した、週末の夕方でした。




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by ccr-net | 2013-08-23 22:53 | 医療

奇跡は起きる

諦めないこと、それが大切

先日、当ブログで譲ってはならないことというタイトルで書かせて頂いた症例があります。
ブログでははっきり書きませんでしたが、画像上は進行性肺がんで既に時期を逃していました。
ご本人が希望された『がん粒子線治療』や最先端の『放射線治療装置』も適応がありません。
さて、どうしたものか・・・

ここで諦めず、少しでも可能性のある方法を探す
それが、主治医と患者の最善の道です。
幸い、私が紹介した医療チームは最高でした。
いつも、お話しするようにこのチームには患者も入っています。
呼吸内科医・胸部外科医、そして患者、
彼らは少ないチャンスに賭け、手術という選択肢を選びました。

術後10日経過した今日、患者さんは私のクリニックを訪れました。
持参された紹介状は驚くべきものでした。
手術が無事成功したのは勿論ですが、画像診断から予想されたリンパ節転移や心嚢液への播種など、いわゆる転移は、術中確認で全くなかったのです。
手術は見事でした。
右肺の全摘出や浸潤した心膜の切除や再建を短時間でおこない、わずか1週間で自宅退院となっています。

まさに奇跡です。

現在の医学は完璧ではありません。
だからこそ、可能性は常にあるのです。
術前に、執刀医と私が個人的に話をしたときの見通しはとても暗いものでした。
でも、残された数%の可能性に賭け、彼らは勝利したのです。

今日久しぶりにお会いした患者さんは満面の笑みを浮かべてこう言われました。
『本当に有り難うございます。
あのとき先生に見つけて頂いたので間に合いました
先生は、名医です』
『とんでもない、私は名医ではありません。
普通の医師です。
ただ良医でありたいと、いつも思っています。
今回のあなたの医療チームは本当に皆良医でした』

選択肢を奪わないこと、
それでいて自分が最良と考える方向に患者を導くことができること、
けして諦めないこと、
それが私にとっての良医の条件です。


今回のチームは最強でした。
呼吸器内科の一門先生、胸部外科の吉岡先生、本当に有り難うございました。
あなたたちは、最高です。

奇跡は起きる_b0102247_2231346.jpg


医療の世界では常に奇跡がおこっています。
それは、気づかないような小さな奇跡ですが、
時にはこんな大きな奇跡もおきるんです。


諦めないこと、

それが、あなたと私の最初の約束です。





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by ccr-net | 2013-08-21 22:13 | 医療

熱傷に注意

小児はわずか10%でも重症

福知山市の花火大会での爆発事故で多くの熱傷患者が出ました。
熱傷の場合、どの程度を重症というのでしょうか?

これには2つの知識が必要です。

一つは熱傷深度。
1度:表皮角質層まで、外見は赤くなりますが水疱がありません。
2度:表皮・有棘層、基底層まで、外見は水疱、発赤、腫れ、湿潤があり、もっとも痛く感じます。
3度:真皮全層、皮下組織まで、外見は壊死、炭化、乾燥、白く、多くが無痛です。

もう一つは熱傷面積。
一般には9の法則と5の法則を用います。
・9の法則(成人に適用)
 頭部・両上肢がそれぞれ9%、体幹前面・後面がそれぞれ18%、両下肢がそれぞれ18%、陰部が1%
・5の法則(乳幼児に適用)
 乳児:頭部・体幹前面・後面がそれぞれ20%、四肢がそれぞれ10%
 幼児:頭部15%、両上肢がそれぞれ10%、体幹前面20%、体幹後面・左下肢・右下肢が15%

この熱傷震度と熱傷面積で重症度を換算します。
II度以上の熱傷面積が成人の場合20%、小児の場合10%を超えると一般に重症です。
実際には熱傷指数を用います。
熱傷指数(burn index;BI=1/2×II度熱傷面積 (%)+III度熱傷面積(%)

お亡くなりになった方は95%と発表されていましたので、いかに重症だったかよくわかります。
まだ、小児の重症例が3例あるようなので残りの方も予断を許しません。

熱傷に注意_b0102247_2223043.jpg


今回のことであらためて思ったのは、小児は熱傷面積がわずか10%(1/10)でも重症だということです。

まだまだ家庭での花火など火傷になる機会はあります。
くれぐれもご注意下さい。





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by ccr-net | 2013-08-19 22:04 | 医療

59回目の誕生日

ラッキーな人生

今日59回目の誕生日を迎えた。
来年で60回目なんて、子供の頃は考えもしなかった。

医師になったとき、未来はずっと先にあった。
開業したとき、10年で他のことを始めようと思った。
4年前に新規クリニックに移転したとき、5年で事業は完成すると考えた。
それは、1年後つまり60回目の誕生日を迎える年だ。

医師になって30年あまりが過ぎた。
考えて見れば、幸運の連続だった。
最初に大学から出たのは、国立熊本病院だった。
そこで手術を学んだ。
次に水俣市立湯の児病院に赴任した。
リハビリテーションの素晴らしさ、理学療法士・作業療法士のレベルの高さに驚いた。
大学に戻り7年間脊椎外科を学んだ。
その後、考えもしなかった済生会熊本病院に赴任して大きく世界が広がった。
そのことは、またにしよう。

開業して多くのスタッフに恵まれた。
今、見渡してみても奇跡のように素晴らしいスタッフ達だ。
彼らは、部下であり、友であり、パートナーであり、私の教師だ。
なぜ、彼らと巡り会えたのか不思議でしょうが無い
人との出会いは奇跡だ。

この歳になっても、毎年素晴らしい出会いがある。
去年も今年もそうだ。
なぜなんだろうと考えてみる。
答えは判らない・・・
ただ幸運なだけかもしれない。

診療終了後に祝ってくれた多くのスタッフに伝えたことがある。

人の出会いは大切だ、
その一つ一つに必ず意味がある。
それが、いつかあなたたちの力となり助けとなるだろうと・・・



一番大きな出会いはなにかって?

それは決まっている

妻との出会いだ

59回目の誕生日_b0102247_16485444.jpg


今年も最後の言葉は同じ

お誕生日ありがとう





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by ccr-net | 2013-08-17 16:54 | その他

熱中症にご用心

なぜこんなに暑いのか

連日猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は、お盆前ということで、墓参りに昼から出かけました。
天気は快晴、熊本の最高気温は37度!
普段1日の大半を診察室で過ごしている私にとっては、驚異的な暑さです。
気象庁の発表では、午後1時半までの最高気温は▽千葉県茂原市で39度9分まで上がったのをはじめ、▽浜松市で39度8分、▽甲府市と高知県の四万十市西土佐で、39度7分、▽群馬県館林市で39度2分などとなっています。

まるで熱帯のようでなんだか日本ではないようです。

では東南アジアの天気はどうでしょう?
日本気象協会によると次のようになっています。
ジャカルタ27度、シンガポール30度、チェンマイ24度、クアラルンプール30度、ニューデリー33度!
おやおや・・・
もはや日本のほうが高いようです。
ただ世界全体でみると、中国の上海では40.8度、オーストリアも40.5度を記録しています。
まさに記録的な猛暑です。

こんなに猛暑が続くと、熱中症が心配です。
今日もよさこい祭りを始めてとして、全国各地で熱中症で倒れる人が出ています。
では大変なことになっているかというと、そうでもないようです。
熱中症にご用心_b0102247_21232124.jpg

救急搬送状況は7月8日の週が最高で11,427、先週は2,594です。
この最高の週を境にして、急激に低下しています。
テレビや新聞などでのいい意味でのアナウンス効果が効いているのかもしれませんね。

まだまだ猛暑は続きそうです。
油断せず、くれぐれもご用心下さい!




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by ccr-net | 2013-08-11 21:35 | その他

心臓手術と満月の不思議な関係

人は月齢の影響を受けるか?

古来から月の満ち欠けは人に影響を与えるといわれてきました。
例えば女性の生理周期(月経周期)は28日ですし(但し、実際には月齢とはずれていますが)、
満月の日は出生率が高く、逆に新月では少ないようです。

8月5日のヘルスデージャパンに面白い記事が出ました。
月の満ち欠けが心臓手術転帰に関連と書かれたこの記事は、「Interactive Cardiovascular and Thoracic Surgery」に掲載されたものです。
心臓手術時の月の周期によって予後が左右される可能性が新たな研究で示唆された。急性大動脈解離修復術と呼ばれる手術について調べたところ、満月期にこの手術を受けた患者は、他の時期に同じ手術を受けた患者に比べ、死亡率が低く、入院期間も短かったという。(注:本研究では、29日の月の周期は、新月[1~7日]、半月から満ちていく時期[8~14日]、満月[15~21日]、半月から欠けていく時期[22~29日]の4つに分けられている。)
ーー 中略 ーー
今回の研究では、大動脈解離修復術後の死亡率は満月期に低く、入院期間も短かった。満月時に手術を受けた患者の入院期間は10日だったのに対し、その他の時期に手術を受けた患者は14日だった。
なお、今回の研究では月相と心臓手術の転帰との関連が指摘されているが、因果関係は明らかにされていない。また、当然ながら大動脈解離は不規則に発生するものであり、月相に合わせて手術を計画することは困難である。しかし、季節や月の周期など、環境の影響を理解することは、最終的には医療の改善につながると、Sellke氏は述べている。

月が人体に影響を与えるのは、月の引力が人体の血液などの体液に影響を与えるからといわれています。
はたして、どうでしょう?
米国の精神学者アーノルド・リーパー博士は著書『月の魔力』でバイオタイド理論を提唱しています。
賛否両論あるようですが、前述のような研究が出てくると面白いですね。

心臓手術と満月の不思議な関係_b0102247_7563518.jpg


ちなみに私の誕生日は月齢カレンダーで調べると月齢18日妻は月齢10日です。

さて、今日は月齢0.2日の新月、狼男がもっとも力がなくなる日です。
なんてことを考えながら、昨晩久しぶりにkindleで平井和正の『狼男だよ』を読んでいました。



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by ccr-net | 2013-08-07 07:57 | CLINIC

進化する整形外科医療

既成の概念を捨てることが大事

今日は午後6時から整形外科の勉強会に出かけました。
今日の演題は2つ、
一つは長崎大学教授の尾崎誠先生の人工股関節についてのお話し、
もう一つは関東労災病院の松平浩先生の非特異性腰痛に対してのお話しです。

尾崎先生のお話は、人工股関節の耐用年数や最適な器材・大きさなどについてのスエーデンやオーストラリアでの統計学的研究についての講演でした。
この講演でもっとも印象的だったのは、従来耐用年数10〜20年と言われていた人工股関節の10年での再置換(駄目になって新しく変える)率が、実は5%程度だったということです。

確実に技術と器機は進化しているのですね。

松平先生のお話は、非特異性腰痛の治療です。
手術や薬物療法ではなく、マッケンジー・メソッドに代表される運動療法や認知行動療法の重要性、そしてそれに伴う患者の意識付けです。
この分野は、欧米と比較し日本はかなり遅れています。
認知行動療法の重要性は以前も本ブログで取り上げましたが、実際に外来でそれをおこなうことは困難です。
松平先生が研究レベルでなされている気づき手帳をはじめとした認知行動療法をいかに、毎日の診療現場でおこなっていくか、そこに大きな課題が残されています。

どちらのご講演も素晴らしかったのですが、残念ながら会場での質問はあまりありませんでした。
これは、講演内容が従来の既成概念を越えているので、皆がそれに追いついていけないのです。

私は、当初から質問するつもりで出席していましたので、勿論しました。
講演後の懇親会でも、お二人と沢山お話しできたので、とても幸せな時間を得ることができました。

そうそう、懇親会では、
今日の講演会に共に出席していたクリニックの黒田秀樹PTも、松下先生とお話しできて幸せだったようです。
(黒田PTは以前マッケンジー・セミナーで松下先生と共に勉強をしており、先生も覚えておられました)

進化する整形外科医療_b0102247_237303.jpg


医療の世界は日進月歩、

ちょっと立ち止まると直ぐに取り残されます


勉強嫌いな私としては、ちょっとつらいかなあ
でも、その分、スタッフが沢山学んでくれれば・・・
なあんて考えながら、あちこちの研修会にスタッフを出している私でした



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by ccr-net | 2013-08-03 23:08 | 整形外科
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