SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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有田の陶器市に行ってきました

1日早い陶器市はちょっと楽しい

昨日は朝から妻と有田の陶器市に行ってきました。
高速道路に乗り有田に着くと、予想と違い人影もまばらです。
あとで気づいたのですが、陶器市はなんと今日からでした。

有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12223216.jpg


有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12394212.jpg有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12395425.jpg
そんな中、素敵なお店が幾つかあったり、お決まりのフクロウがあったりしたのですが・・・
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12423094.jpg
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12421076.jpg
このKOYOGAMAは素敵で、ちょっとおしゃれです。

そんな有田の街ですが、面白かったのがこの二つ、
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_1246060.jpg
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12454813.jpg
一つはこの建物。
有田のクリニックは珍しい引き戸の入り口、
看板も陶器模様と凝っています。

有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12475425.jpg

でも、なんと言ってもインパクトはこの看板!
大木って・・・いったいどこから言うのでしょう。

陶器市前日の有田の街はちょっとのんびり・・・
これもよいですね。
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12513021.jpg



そんな中、お安い物や、
このお店でちょっと高いものを購入したり・・・
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12524979.jpg

でも、さすがにこれは面白いけれど買いませんでした。
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_12535441.jpg


最後は、久留米の五味一路(ごみひろ)で美味しい夕食を頂きました。
有田の陶器市に行ってきました_b0102247_1255683.jpg


有田の陶器市は今日から、
ちょっと足を延ばされてはいかがでしょう。

有田の陶器市に行ってきました_b0102247_1256211.jpg




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by ccr-net | 2013-04-29 13:02 | その他

新しい事はいつもワクワク!

まだよく知らないけれど想いは同じ

先日、熊本のPAD研究会でフットケアのお話しをしました。
フットケアは重症虚血肢を切断から防ぐ下肢救済から鶏眼や胼胝の処置・陥入爪の治療まで多岐にわたります。
大切な事でありながら、一般にあまり認知されておらず熊本でもこれまで光の当たらない分野でした。
フットケアや下肢救済にかかわる医師は循環器や形成外科が多く、整形外科医は一般に無関心といわれます。
(勿論、熱心な整形外科医もいますが、熊本ではまず出会ったことがありません。)

そんな整形外科医の私が、フットケアについて知ったのは今から4年ほど前、福岡であったPAD研究会でした。
そこで初めて米国足病医の泉有紀先生の存在を知りました。

足(下肢)を専門とする医学が米国にある!
それは、私にとって大きな衝撃でした。
この時の経緯は、足病医ってなあにに書いています。
2009年7月のことです。

足を救う(救肢)という概念は、それまでの私にはありませんでした。
なんとかこれについて学びたい・・・
そう考え、図々しく当時からフットケアナースとして活躍されていた一面識もない新古賀病院の石橋理津子さんにお電話し、クリニックでの勉強会をお願いしたのです。

それから4年経ちました。
その間、広島から沖縄までのフットケアネットワークを完成させるという石橋さんの強い想いのもと、唯一空白県であった熊本に実践フットケア研究会の立ち上げに励んできました。
一応形だけはすぐにできましたが、一向に研究会は立ち上がらず、ここ1年ほどは焦燥感がありました。
それが、ちょっとしたご縁で今年になり熊本中央病院副院長の大嶋先生をご紹介頂き、話はとんとん拍子に進み、会則やコアメンバーも決まり、ようやく第1回の熊本実践フットケア研究会を5月25日に開催するところまでこぎつけたのです。

ここまで来るのは大変でしたが、まだ形が決まったばかり歩き出してもいません。
ただ、ネットワークで最後のピースとして完成したこの研究会、
後発のメリットを発揮しています。
それは、会員資格として医療者だけで無く『足に関わるすべての人』という文言を入れてもらったことです。
これにより、在野の医療者以外のセラピストやシューメイカーなどの強力な助っ人が加わる事になりました。
足のケアを行う上でこんなに力強いことはありません。


先日の私の講演は、学術的なところはほとんど無く足のケアの大切さへの想いを伝えることにありました。
それは、少し伝わったようです。

新しい事はいつもワクワク!_b0102247_22401199.jpg


講演終了後、熊本でフットケアに関わっている初対面のナースの方々とお話しをすることができました。
彼女たちは、まだ歩き出したばかりで、十分な力を持っていないかもしれません。
でも、彼女たちに共通するのは輝く目、キラキラする瞳です。


以前、クリティカルパスを始めた頃、全国でお会いしたあのキラキラする目・・・
ワクワクする心が体からにじみ出ているのです。

ようやく歩き出そうとする熊本の実践フットケア研究会ですが、
どうやら心配はいらないようです。

だって、すでに多くの仲間と、
キラキラする瞳が、数多くあるのですから・・・

まだよくお互いを知らないけれど、
私たちは仲間です。





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by ccr-net | 2013-04-28 22:45 | 医療

絶対なんてものはない

治療は10人患者がいれば10通り、絶対なんてものはない

最近は、講演や学会での発表などちょっと多忙です。
本来、昼間にエネルギーのほとんどを使ってしまうので、夜の分は残っていません。
その夜に講演活動や学会発表をおこなうと、ちょっと疲れてしまいます。

そんな中、今日は疼痛コントロールについての講演でした。
毎回のことですが、こうした講演の前には資料集めやデータの整理をおこないます。
今回は疼痛管理がテーマでしたので、カルテで患者さんのデータを分析しました。
すると驚いたことに(逆に当然かもしれませんが)、非常にバラエティーに富んだデータが集まりました。
疼痛コントロールの話なので、結果は当然良いのですが(そうでなくては困ります)、
その過程が本当に人様々で、お薬に対する反応も面白いほど違います。

『おお、結構個別性のある治療ができているね!』と思わず自画自賛してしまいました。

それで、今朝のラインナップでは、“個別性”について話しました。
10人の患者さんがいれば、症状は10通り、当然、治療も10通りあります。
個別性があるので当たり前なのですが、ともすれば私たちは画一的な治療をおこないます。
そこで、こんな誤解が出てくるのです。
『この治療が絶対に効くはずだ、効かないはずはない』

絶対に効く治療なんてものはないので、そう考えること自体が傲慢なのですが、
私たちが陥りやすいピットフォールです。


絶対なんてものはない_b0102247_23432395.jpg


『絶対効果があるはずなのですが、効かないのです。どうしてでしょう?』
『この病気であれば、絶対この治療に決まっています』
なんて、誤解が時々顔を出すのは、なにもうちのクリニックばかりではないでしょう。

Aが駄目ならBがある、
それで駄目ならCがあるし、なんならミックスでもいいかもしれない。
10人いれば10通り、そこに考えられる治療法は本当は無限にあるはずです。
その中で、私たちはベストと思うものから順番に出していくのです。

判らなければ、訊けばよい、そしてそこからヒントをもらえばよい。
そんな当たり前のことを、時々私たちは忘れてしまうのです。



絶対なんてものはない、

忘れがちだけれど、大切な事



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by ccr-net | 2013-04-23 23:45 | 医療

鳥インフルエンザ(H7N9型)続報 WHO4月20日

取り敢えず大きな感性拡大はありません

昨日4月20日付の鳥インフルエンザ最新情報がWHOから出ています(参考:WHO関連ページ
まだ、英文のみで国立感染研究所も邦訳は出ていません。
特に新しい情報はないようですが、感染者は増えています。

鳥インフルエンザ(H7N9型)続報 WHO4月20日_b0102247_22301591.jpg

総患者数は96名で、内18名死亡
現在69名が入院中で、既に9名が退院しています。
人ー人感染についてのエビデンスはありません。


インフルエンザはこの週末とくに新しい展開はありません。
一方、風疹は相変わらず感染数は多いようです。
鳥インフルエンザ(H7N9型)続報 WHO4月20日_b0102247_2238334.jpg

風疹の地域別発生数をみてみると、関東・関西に集中していますのでくれぐれもご注意を。

鳥インフルエンザについては必要以上に神経質になる必要はありませんが、
引き続き注意深い観察が必要です。




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by ccr-net | 2013-04-21 22:45 | インフルエンザ

軽量シューズはシンスプリントの原因か?

シューズの重さより、着地時の足の動きが大事

4月も中旬となり、クリニックにはスポーツ障害の学生達が増えてきました。
そんな中、昨日クリニックに来たのは双子の高校生ランナー、
有名校の期待の新人ですが、二人とも下肢の痛みを訴えています。
診察の結果、一人は軽いシンスプリント、一人は初期の疲労骨折でした。

双子ですから体格も筋肉の付き方も同じ、では、なぜ差が出たのでしょうか?

まず、シューズを診てみます。
シンスプリントの兄のシューズは218g、疲労骨折の弟は250gです。
練習用としては、今はやりの軽量シューズですが、重量の差は原因では無いようです。

さてソール(靴底)を診てみます。
ソールは兄はトー(つま先)が減っており、弟はヒール(踵)の片減り(外側)があります。

すぐに3DOでダイナミックなフットプリントを取ってみました。
二人とも通常の荷重動作では、体重の分散はほぼ正常です。
さて、問題はランニング動作時の足の動きですが・・・

昨日は、ここまで
ランニング動作時の足関節の荷重やオーバープロネーション、サピネーションは本日チェックする予定です。
ただソールの減り方から、どうもオーバープロネーションが起こっているようです。
さて、実際はどうでしょうか?

一般にランニングシュースはある程度重さがあるものがよいとされています。
例えばベストセラーのアシックスGT-2170 NEW YORKは310〜350gです。
クッション性やインソールの充実などを考慮した非常に優秀なシューズです。
以前、靴の神様の三村さんに高橋尚子さんの靴を見せて頂きましたが練習用は310gのしっかりしたもの、
レース本番用は超軽量の190gでした。(羽のように軽く、板のように硬い高速シューズです)

こうした軽量シュースは本来一流選手のレース用のもので、一般の方には不向きでした。
ところが最近は高校生でも、150g位の超軽量シューズを履いています。
なにが変わったのでしょう?


一つは技術革新により軽量化しても衝撃吸収性やインソールの機能が損なわれなくなったこと、
もう一つは、ランニング法の変遷です。

ベアフットランニングに始まるナチュラルランニングは、走りを変えたといわれています。
ミッドフット/フォアフットで着地する方法ですから、通常のヒール・トーとは全く異なります。

本来、軽量シューズはこうした走法に応じて開発されたシューズでした。
ですから、通常のランニング法では不向きでした。
ところが現在の軽量シューズは、こうした走法を考慮しなくてよいほど高機能になっています。

つまり、軽量シューズは脚の故障の原因とはならないのです。

軽量シューズはシンスプリントの原因か?_b0102247_841026.jpg


結局、大切なのは前述のオーバープロネーションやアンダープロネーション(サピネーション)です。
これは、フォームの改造やインソールの改良で治すことが可能です。


さて、昨日の高校生、実際のランニングはどうでしょうか?
本日チェックし、必要時DYMOCOインソールを検討したいと思います。




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by ccr-net | 2013-04-19 08:06 | 整形外科

神戸大学救急部にみるER体制の難しさ

北米型ERのよさと欠点

今日4月16日、多くのメディアで神戸大学病院救急部の新規の救急受け入れ中止のニュースを報じていました。
これを単なる白い巨塔の勢力争いととる方も多いようですが、どうも本当の所は異なるようです。
日経新聞Web刊が比較的正確です。
神戸大医学部付属病院(神戸市中央区)が4月5日から新規の救急搬送患者の受け入れを中止していることが16日、分かった。3月以降救急部の医師9人中6人が辞表を提出したため。再開には数カ月かかる見通し。かかりつけ患者の救急搬送は、他の診療科の医師らの応援などで対応する。
 神戸大病院は神戸市内に4カ所ある災害拠点病院の1つ。同病院によると、2012年の救急患者は6600人。うち救急搬送患者は2400人で、今回受け入れを中止した新規患者は420人だった。
 同病院では昨年、救急医療体制について、救急部が患者を専門医に振り分けるER(救命救急室)型に転換する方針を決定。今年3月の教授会で他大学の医師が新たな救急部の教授に決まった。その直後から6人が相次ぎ辞表を提出した。
 同日記者会見した杉村和朗病院長は「救急部の負担が大きくこのままでは救急医不足に陥る。できるだけ早く北米型ERの救急体制で再開したい」としている。

さて、どうも従来型の救急体制から北米型ER体制に変更したのが原因のようです。

ホームページを見てみると、神戸大学の救急救命科は日本型の3次救急を担当する救急救命センターです。
この日本型というのは1次〜3次救急まですべてカバーし、救急医が必要時病棟までカバーします。
これに対して、北米型ERというのはどうでしょう。
北米型ERでは、全ての救急患者をER専門医が救急外来にて初期診療を行います。
その後入院となった場合、ER専門医やトリアージナース(専門看護師)が担当科に振り分け、入院後の治療や手術には関わりません。
一旦入院となったら専門医の領域になるわけです。


これによく似た救急システムに各科相乗り型救急システムというのがあります。
従来から日本に一番多かったもので、以前私がいた時代の病院がこれでした。
専門救急というと聞こえはよいのですが、これは北米型ERと異なり、全救急患者を横断的に初期診療するシステムではありません。これは、最初に救急外来で患者に対応した医師・看護師が担当科を指定します。従って、必ずしも適切な振り分けとはならず、各科の力関係で決まることも少なくありません。
従ってこの場合の看護師はトリアージナースとは言いません。

今回は、前述の日本型ERから北米型ERへの転換が争点の一つだったようです。

北米型になれば救急医は入院後の治療はおこなえませんから、トータルで診ていた従来型の医師には許容できないものであったのかもしれません。

私自身は北米型ERがよいように思いますが、これもERに豊富な人的資源があってのこと、
少ない人数でやりくりしている現状では実際の治療に参加できないジレンマがでるかもしれません。

神戸大学救急部にみるER体制の難しさ_b0102247_22531439.jpg


今回の騒動、けして白い巨塔の権力争いなどではありません。
日本の救急医療の抱える問題点が図らずも露出したのだと思います。

今となっては門外漢の私ですが、今回の騒動をこんなふうに考えました。

北米型ER、あなたはどうですか?



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by ccr-net | 2013-04-16 22:57 | 医療

鳥インフルエンザに関する最新情報

今回の鳥インフルエンザは鳥にはまず無症状、発見しにくい鳥の感染

本日、鳥インフルエンザの中国での更なる拡大が発表されました。
【上海=金順姫】中国で鳥インフルエンザ(H7N9)の感染が拡大している問題で、河南省は14日、34歳と65歳の男性2人の感染者が新たに確認されたと発表した。内陸部の河南省での感染者は初めて。
ー 中略 ー
上海市は14日、感染して治療していた2人が死亡したほか、新たに3人の感染が確認されたと発表した。浙江省でも4人、江蘇省でも2人の感染が新たに確認され、これまでの感染者は計60人、うち死者は13人となった。

さて、広がったととはいえ、まだ二桁、予想の範囲です。
問題は、人ー人の二次感染は確認されていないものの、その特徴的な感染ルートです。
国際獣疫事務局(OIE)は11日の声明で次のように発表しています。
中国で死者が出ているH7N9型鳥インフルエンザについて、ウイルスに感染した鳥を見分けるのが難しく、「かなり異例な状況」だと危機感を示した。
OIEはH7N9型のウイルスについて「家禽(かきん)類に対する病原性は非常に低いが、人に感染すれば重い症状をもたらす可能性がある」と指摘。検査で陽性反応を示した鳥を見ただけでは病気だと全く分からないため、「ウイルスを見つけるのは極めて困難だ」と対策の難しさを認めた。

今までのように鳥が死んでインフルエンザが判るわけでなく、一見健康な鳥から感染するのです。
一方、CDCの研究員は11日次のように発表しています。
CDCのインフルエンザ担当科学者のティモシー・ウエキ氏とナンシー・コックス氏は、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM)の電子版に掲載された論文の中で、多くの新型インフルエンザウイルスと同様、今回見つかった型が「動物からヒトに散発的に感染する」だけなのか、それとも「インフルエンザの大流行(パンデミック)の始まりを示唆するのか」はまだ分からないと述べた。

つまり、まだよく判らないのです。
現時点でもっとも、信頼性が高い情報はNIID国立感染症研究所のこのページです。
これはWHOの4月13日時点の公式見解の邦訳です。
一部NHKなどでタミフルなどの抗インフルエンザ薬4種の効果が確認出来たとの報道がなされていますが、私自身が確認出来た信頼できる情報は上記ページに記載されているオセルタミビルとザナミビルの2つです。
では、現時点でオセルタミビル(タミフル)の備蓄量はどうでしょうか?
報道によれば、厚生労働省の発表では3月末の時点で国と都道府県合わせて国民のほぼ半数に当たる6322万人分の抗ウイルス薬を備蓄しているということです。

鳥インフルエンザに関する最新情報_b0102247_21495347.jpg


さて、今の時点でどうすればよいのでしょう?

取り敢えず、必要で無ければ中国への旅行は避けること。
また、前述の国際獣疫事務局(OIE)の発表のように、鳥の発病性は低く、一見健康な鳥から感染する可能性があるので、鳥と不用意に接触しないことです。

慌てる必要はありませんが、注意深く見守っていきたいと思います。




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by ccr-net | 2013-04-14 21:50 | 感染管理

風疹ワクチンはどこへいった?

すでに枯渇した風疹ワクチン、代替えはMRワクチン

先日から新型鳥インフルエンザについて書いていますが、風疹についても少しだけ触れておきます。
以前、風疹の予防接種を受けようで書きましたように現在爆発的に風疹が流行しています。
それで風疹ワクチン接種ブームとなっているのですが、現在流通しているものはもう無くなったようです。
(医療機関所持のものは除く)

既に昨年の倍の15万本を接種したわけですが、今年度生産されるワクチンが流通するのは夏頃になりそうです。
それではどうすればよいのかというと、現在麻疹・風疹混合ワクチンであるMRワクチンは100万本ほどあるので、このワクチン接種を推奨しています。

風疹ワクチンはどこへいった?_b0102247_21321882.jpg


さて、どうしましょう?

といっても、他に選択肢は無く少し割高のMRワクチンを必要な方は接種するほかなさそうです。
今回の風疹の大流行はワクチン行政の難しさを露呈させました。
来年以降については、早急な対策が望まれます。




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by ccr-net | 2013-04-12 21:34 | 感染管理

鳥インフルエンザ(H7N9型)が感染拡大

新型インフルエンザ対策特別措置法が13日に施行へ

先日から話題になっている中国での新型鳥インフルエンザ(H7N9型)ですが、ここに来て拡大しています。
まず、WHOは9日、中国東部でH7N9型鳥インフルエンザの感染が広がっている問題で、人から人へ感染した可能性が否定できないケースが2家族で見つかったことを明らかにしました。
WHOは現時点で人から人への感染を確認していないが、「2家族で人から人への感染が疑われる事例がある」(報道官)と説明。2人家族と3人家族で、地域は上海市と江蘇省という。家族がそれぞれ動物から感染したとも考えられ、調査を続けている。

一方、NHKニュースでは時間を負う毎に感染が拡大しています。
本日の19時28分のニュースでは、『中国の東部でヒトへの感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザは、10日、江蘇省などで新たに3人の感染が確認され、これで感染者は合わせて31人、死者は9人となりました。』と発表されました。
その後、21時5分には『中国でH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染した人は、10日新たに、上海市や江蘇省などで5人の感染が確認されたことで合わせて33人、死者は9人となりました。
中国各地の衛生当局の発表によりますと、10日新たに感染が確認されたのは、上海市の76歳と81歳の女性2人と、江蘇省無錫市の70歳と74歳の男性2人、それに浙江省杭州市の65歳の男性の合わせて5人です。』となっています。
単に情報が錯綜しているだけかもしれませんが、徐々にですが確実に増加しています。
一方、この感染の原因の一つと思われる鳥に対する感染対策は以下のように非常にお粗末です。
各地の衛生当局は市場での生きた鳥の取引を禁止したほか、南京市では10日から都市部の家庭で鶏などを飼うのを禁止するなど、感染拡大の防止に努めています。

では、これが冒頭の“人から人への二次感染を疑う事態”かというと、感染の拡大が遅く人数も少ないので否定的です(尤も、中国の発表なので数があてにならないという危惧もありますが・・・)

これに対して、ついに日本政府が動きました。
政府は10日、中国で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染が拡大していることを踏まえ、強毒性の新型インフルエンザに対する危機管理の取り組みを定めた「新型インフルエンザ対策特別措置法」の施行令を12日に閣議決定し、13日から施行することを決めた。4月下旬の施行を予定していたが、感染の広がりを受け前倒しした。


果たして、安倍内閣の動きが経済対策同様速いからなのか、他に理由があるのか、ちょっと不気味ですね。

鳥インフルエンザ(H7N9型)が感染拡大_b0102247_22134218.jpg


ここ数日で、今回の感染に対する情報は確実に動いています。
少なくとも、注意して情報を見ていく必要がありそうです。



コンテイジョンが起こらないことを祈っています。



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by ccr-net | 2013-04-10 22:20 | 感染管理

新しい鳥インフルエンザ(H7N9型)について

注意しなければいけないが、慌てる必要は無い

中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染が拡大しています。
発表によると7日上海市で2名・安徽省で1名の感染者が新たに確認されました。
これで今回の中国の感染者は21名(6名死亡)となっています。
また、上海市は感染拡大防止のため市場などで売買していた生きた鳥約10万羽を焼却したと発表しています。
中国では2003年のSARSの際の情報隠し(発表が遅れた)が問題となったので、今回は情報が早いようです。

新しい鳥インフルエンザ(H7N9型)について_b0102247_746539.jpg


今回の、鳥インフルエンザ(H7N9型)については国立感染研究所の情報がきちんとしています。
また4月6日・4月7日に邦訳も出ていますのでご覧下さい。

これによると、以下の点が大事です。
【WHO 】
中国からの最近の報告は、インフルエンザA(H7N9)ウイルスの人感染の最初の例である。
これまでのすべての患者は重症であり、何人かは死亡している
動物から人、人から人への感染伝播の可能性については調査中である。
中国で行われる臨床検査は、インフルエンザ(H7N9)ウイルスはノイラミニダーゼ阻害剤(オセルタミビルとザナミビル)として知られる抗インフルエンザ薬に感受性があることが示されている。これらの薬物は、疾患の経過の初期に与えられた場合、季節性インフルエンザウイルスおよびインフルエンザA(H5N1)ウイルスの感染に対して有効であることが見出されてきた。H7N9感染症の治療のために、これらの薬剤が用いられた経験はまだない。
 ー 中略 ー 
しかし、インフルエンザA(H7N9)ウイルスが実際にパンデミックを引き起こすかどうかは不明である。

【CDC】
2013年4月4日の時点で、中国の公衆衛生当局は、中国の4つの異なる省から人における新たな鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染症14例を報告している。 すべての患者は重篤な呼吸器疾患で入院し、6人が死亡した。これらは、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染症の最初の人への感染である(上海から6人、安徽省から1人、江蘇省から4人、浙江省から3人の報告)。うち、13例は27歳から87歳までの成人、1例は4歳の小児であり、全例が2013年2月19日から3月31日の間に発症した。症例間での人から人への感染伝達や、疫学的リンクは同定されていない。可能性がある感染源に関する情報が把握されているが、まだ確認されていない。
 ー 中略 ー 
インフルエンザ疑いで入院している人に対しては、新しいA(H7N9)ウイルス感染症の疑いを含め、臨床医は、査確定を待たずに、抗インフルエンザウイルス薬(経口オセルタミビルまたはザナミビル吸入)を用いた経験的治療をできるだけ早く開始する必要がある。

ということで、現時点では必要以上の心配はなさそうです。
しかしながら少しずつ感染が拡大している点、記憶に新しい日本の宮崎でのように養鶏場レベルでの大量の殺処分や防疫体制が取られていないことから不安が残ります。
個人的には以下の点が大切です。

・中国への渡航は問題点がはっきりするまで慎重に対応する。
・今回のウイルスは、研究室レベルではタミフル・リレンザに感受性がある(臨床での使用例はない)
・まだ慌てる必要はない
・ワクチン開発は着手されているが、最低半年かかる


さて、このウイルス注意深く見守って行く必要がありそうですね。




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by ccr-net | 2013-04-08 07:49 | 感染管理
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