SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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楽しくなくっちゃリハビリテーションは!

健康教室にみるリハビリテーションの楽しさ

本日せんだメディカルクリニックでは午後2時より健康教室をおこないました。
担当は今回も保健師の寺本と健康運動実践指導者の小見田です。
参加者は絞って14名、この程度の人数がきちんと目が届きちょうどよいようです。
前回同様、最初に保健師が講義をおこない、お茶を挟んで健康運動実践指導者が体操をおこないました
椅子に座っての簡単なエアロビクス(?)ですが、参加者の方は皆さんとても楽しそうです。

普段リハビリ室でおこなっているときと明らかに違います。
こんなふうに大勢で一緒に簡単な運動をおこなうことが、楽しいのです。

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やっぱり、運動は楽しくなくっちゃ!

楽しいからこそ、続くのです、

楽しいからこそ、健康になるのです、


私たちはこの原点を忘れかけていないでしょうか?

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by ccr-net | 2010-03-31 16:38 | 健康

医療はどこに行くかよりも誰にかかるかが大切

病院だけでなく医師を選びましょう

本日は天気も良く多くの方が来院されました。
おかげで、朝九時から午後7時半までの完全ノンストップ診療・・・
少々くたびれました。

目も回るような忙しさの中、ご夫婦で見えた方の医療相談を受けました。
現在、熊本で呼吸器と神経内科の治療を受けている、
治療効果がはっきりせず不安でもあるので、東京の一流病院で診察を受けたい・・・

もっともなお話ですが、この話には危険な落とし穴があります。
一流病院(またはそう称するところ)が、本当にこの方にとってベストなのか?
そこで、何を診てもらうのか?
誰に診てもらうのか?
今までの病歴・薬歴についての詳細な紹介状はあるのか?
あらたに、病院にかかろうとする場合、実はこうしたことがとても大切なのです。

『そこは東大の先生がいっぱいいて!』『一流病院で!』
こうした多くの言葉の裏には、医療の実際についての無知があります。

果たして何の一流病院でしょうか?
他の慶応・昭和・慈恵・日医・・・といったそうそうたる大学病院もしくは出身大学ではなぜいけないのでしょうか?

この方の場合、診てもらう疾患は3つ・・・すべて診療科が異なります。
それを2泊3日の日程できちんと診てもらうことは不可能です。

結局、これらのことをお話しして今回は呼吸器のみ診て頂くのが良いのではないかというお話をしました。
一応、ご納得頂いてお帰りになりましたが、果たしてどうなることやら・・・
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大切なのは、何を診てもらうのか?

誰に診てもらうのか?

この2点です。


あなたは、どうお思いですか?



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by ccr-net | 2010-03-30 20:45 | 医療

痛みは取ることが大切

疼痛に対するメディケーションの必要性

本日、腰痛の方にロキソプロフェン(ロキソニン)を投与したら、『それって一時しのぎでしょ?』と言われました。
そこで、いつもの“痛みの悪循環”や“ペインゲイトコントロールセオリー”などについてお話しました。
こうした薬物療法は疼痛治療の基本で、欧米では慢性疼痛管理プログラムが中心となってきています。
前回お話しした慢性腰痛に対する認知行動療法の有用性などがその一例です。

痛みはがまんするもの、
痛みを止めることは不自然なもの、
そうした考えをまだ多くの方が信じています。

痛みをがまんすることで、なにか良いことがあるとしたら、それは根性でしょうか・・・

先日お話ししたぎっくり腰の私の親戚ですが、結局基幹病院に入院となりました。
安静だけで内服もほとんどなく、入院後3日しても動けない状態が続いていました。
思いあまって、遠くでしたが昨日出かけていき簡単なトリガーポイントブロック+床上動作指導+ストレッチ指導を行った上で内服薬を投与しました(いけないことですが病院には内緒です)。
本日、電話で話しましたが、昨日までベッドの上でほとんど動けなかったのが、今日は立って歩けるようになっています。

疼痛は時間がたてばたつほど、慢性化しとれにくくなります。

治療の第一歩は、お薬をきちんとのむこと、

あなたは、まだお薬が嫌いですか?

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by ccr-net | 2010-03-29 21:05 | 整形外科

ブックセレクションを考えよう

見せるための本棚と心地よい本のセレクション

いつもおよりするジャイさんのブログに施設に並べる本についてのお話が書いてありました。
そこで、ブックセレクションと呼ばれる本の選択とディスプレイについて考えてみました。

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せんだメディカルクリニックでは、
ロビー横に大きな本棚があります。

ここに並べた本は、私自身が一冊一冊吟味し
選んだものです。
絵本や工作、花や旅行記・・・
勿論、雑誌もあります。

時々、模様替えを行います。
写真はオープン時のもので、
現在はだいぶ変わっています。

オープン1年目を迎える4月、
全面的に変えてみようと思っています。


私たちは、現在のクリニックを建築する前に千里リハビリテーション病院へ見学に行きました。
そこのブックライブラリーは素敵でした。
BACH代表 / ブックディレクターの幅允孝のカテゴリー毎に背表紙でグラデーションカラーデザインされたシェルフは秀逸でした。その後、更にブラッシュアップされたようです。

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最近は、同氏のブルックリンパーラーのデザインがまた素晴らしい。

こんな風なブックライブラリーができたらいいですね。


ロビーの本や雑誌・・・
それが心地よい空間の一部であれば、と思います。

あなたの施設はいかがですか?

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by ccr-net | 2010-03-28 23:11 | CLINIC

サービスの地域格差

東京で経験するサービスの質の高さ

一般に都会は冷たい、都会の人は機械的・・・という意識が私たち地方のものにはあります。
でも、本当にそうでしょうか?
一般の方の対応はともかく、ビジネスにおいては明らかに地方とは異なる質の高いサービスの提供が東京ではおこなわれています。

浅草の今半で食事をしたときの仲居さんの対応(ランチですので熊本とお値段はかわりません)、
荷物を送る際のクロネコヤマトの対応、
そして今回家族がロフトで沢山買い物をしたときの店員さんの対応、
(片道徒歩15分くらいの距離で、なんと無料のポーターサービスがつきます。)

こうした質の高いサービスが、特別でなく普通にほとんどのお店で行われています。
以前は都会と地方でサービスの質の差はほとんどなかったと思いますが、最近では大きく開いてきました。
これは、ホテルサービスも同じです。

この理由はどこにあるのでしょう?
よくわかりませんが、都会のほうが競争が厳しいからかもしれません。
けれども、同じ対価を払って受けるサービスの質が明らかに違う・・・
最近、私も妻も都市圏に出かけるたびに感じることです。

サービスの地域格差があります。
私たちは、果たして十分なレベルに達しているでしょうか?
勿論、医療だからといって無関係ではありません。

あなたのおこなっているそのサービス・・・本当に水準に達していますか?

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by ccr-net | 2010-03-28 20:35 | ホスピタリティー

統合的ケアプログラムで慢性腰痛が改善

統合的ケアプログラムにより慢性腰痛患者の仕事復帰までの時間が60%短縮

英国医師会誌「BMJ」オンライン版(3月17日)に、興味深い記事が掲載されました。
ー 以下引用 ー
オランダおよびカナダのグループによる今回の研究では、仕事のできない状態が平均6カ月続いている18~65歳の慢性腰痛患者134人を対象に、通常の治療を受ける群と「統合的ケア(integrated care)」と呼ばれるプログラムを受ける群に無作為に割り付けた。統合的ケアプログラムでは、労働環境に適応するための調整や、患者に安全な動き方と積極的に動くことを教える運動プログラムを実施した。
1年の間に、統合的ケアプログラムを受けた患者は平均88日で仕事に復帰することができたが、通常の治療を受けた患者は復帰までに平均208日を要した。
疼痛の改善レベルについては両群間に統計学的有意差は認められなかったものの、統合的ケアプログラムにより患者の機能的状態が有意に改善され、自宅と職場の両方で身体障害が軽減されたと研究著者らは指摘している


慢性腰痛は非常に治療に難渋する疾患ですので(手術のような決め手となる治療法がない)、こうした統合的ケア(integrated care)プログラムは有効と思われます。
このプログラムの要点は以下の3点です。
1)労働環境に適応するための調整をおこなう
2)安全な動き方を教える
3)積極的に動くことを教える

これらは、前回お話しした慢性腰痛に対する認知行動療法の有用性によく似ています。
大切なことは私たちは腰痛の治療を行う場合、目の前の疼痛を改善することを最優先し上記の1)〜3)について疎かになっていることです。

今回の研究を契機に、当クリニックでもこうした統合的ケアプログラムの作成をおこないたいと考えています。
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腰痛だから運動ができない、
安静が一番・・・

そうした考えをそろそろ考え直す時期にあります。



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by ccr-net | 2010-03-27 21:52 | 整形外科

忙しいのに、変化のない1日

変化のない1日

本日はクリニックは多くの患者様に溢れ、一見とても忙しい1日でした。
けれども、どことなく充実感のない1日でした。
数は多いのにいつの間にかスムースに診療が流れ、気づいたら定刻にほぼ診療が終了していました。
特別に診療を急いだわけではありません。

印象に残る新患も再来の方の急変もなく、縫合や骨折もない・・・
変化のない1日。
勿論、それぞれの患者様や症例はとても大切なのですが、なんとなく1日が終わったような気がします。

こんなふうに変化がないまま1日が過ぎていくのも、本当に久しぶりです。
診療後、医師会の広報委員会に出席し、
顔なじみの先生方とお話をし、
食事をし、今帰宅しました。

一見何事もないように過ぎていった1日ですが、
本当はいろんなことがありました。
でも、こんなふうに感じるのは、
少し疲れ気味でしょうか?
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何事もないように感じること・・・

それは、感覚が鈍感になっていること、
いろんなことに対する新鮮な驚きや感動を感じなくなっているのかもしれません。

明日は土曜日・・・

少しゆっくりしたいと思います。

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by ccr-net | 2010-03-26 23:41 | CLINIC

話が違う

準備不足

昨日、R社の知らない方から是非面会をしたいというアポイントメントの申し込みがありました。
クラークの話によると知り合いのT先生からのご紹介とのこと・・・
何のことか判りませんので早速T先生にご連絡しました。
T先生によるとR社が新しく電子カルテを始めたので是非見てほしいとのことでした。
うーん、そういうことか、と納得しR社の方にお電話しました。
以下、電話での会話内容。

『今回初めて電子カルテを手がけたのだが自信の製品なので是非先生に一刻も早く見て頂きたいのです。』
『はい、判りました。じっくり見たいので2時間時間を空けますので、フルバージョンでお持ちください。』
『え?!』
『電子カルテのデモでしょう?きちんとみないと評価できませんから』
『全部見て頂けるんでしょうか?』
『パンフレットや一部のデモバージョンではわからないでしょう。せっかくだからフルバージョンで見せてください』
『は、はい。有り難うございます。準備がありますので少しお時間を頂けますか?』
『どうぞ、お待ちしています』

ということで、時間連絡は昨日頂けるものと思っていたのですが、本日クラークに連絡を頂きました。
内容は、『準備に時間がかかるので4月中旬頃になります』というものでした。
“一刻も早く!”ではなかったの?
話が違いませんか?

こういうことが、この世界ではよくあります。
“とりあえず見せる”“いいところだけ見せる”“ご紹介をする”といったことが頻繁にあります。
これは、時間の無駄です。
電子カルテを見て最低限の評価をおこなうには、最低でも2時間はかかります。
取り敢えず・・・というのは見ないのと同じです。

今回の場合、この“とりあえず・・・”のおつもりだったのでしょう。
明らかに準備不足です。
“きちんと見たい”という言葉を期待されていなかったのだと思います。
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時間はだれにとっても貴重です。

勿論、私にとっても・・・


中途半端なプレゼンはいりません。




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by ccr-net | 2010-03-25 23:57 | 医療IT

在宅で初めて見えるもの

近くて遠い在宅医療

本日午前中は多数の外来診療、午後から休息なしで3件の小手術をおこなった後訪問診療に出かけました。
4件の訪問診療をおこないましたが、内1名は前回より訪問診療を開始した左片麻痺のご高齢の男性です。
左足が以前から痛くてつけないとのお話で、靴形装具を希望されています。
よくお話をお聴きすると、装具はすでに3つ持っておられます。
どの装具をつけても痛みがとれず、新しい装具で痛みが改善できればということです。
そこで足のチェックをおこないました。
母趾以外の足趾がすべて底屈し直接背部が下をむき直接床に接する形となっています。
麻痺患者特有の屈筋腱の過緊張によるものです。
他動的に背屈させると矯正されますので拘縮はしていません。
こうした場合、装具での矯正や鎮痛は困難です。
最も適した対処は以前より腱解離術や延長術、手技は比較的簡便で侵襲も軽度です。
術後は装具も不要となり、良好な立位保持や歩行が可能となります。

では、なぜ今までこうしたことがなされず無駄な装具が作成されたのでしょう。
トレーニングを受けた整形外科医であれば、多分手術を勧めていたはずです。

『足が変形し痛みがあります』
『それは大変だ、装具を作ろう』
そうした会話が患者と離れたところでおこなわれていたように思えます。
“そんな馬鹿な”とお思いでしょう・・・
でも、現実にはありえるのです。
理由は簡単・・・医師が在宅に出向かないから。

在宅医療の現場は、医療に最も近いと同時に、医療に最も遠いところにあります。

もしかしたらまだ病院の中でだけ医療をおこなっていませんか?
在宅の現場は、医師を必要としています。
そこには、私たちを必要としている人たちがいます。
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診察室の中ではみえないもの・・・
在宅で初めて見えるものがそこにはあります。

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by ccr-net | 2010-03-24 18:35 | 医療

馬鹿にできないぎっくり腰

腰痛は早めに治しましょう

ここ1週間ほど季節柄(?)腰痛の方が多く、昨日の休日診療でも6名ほどの方が急性腰痛症でした。
(一般的にはぎっくり腰と呼ばれています)
ということで2−3週前より強い腰痛で仕事がほとんどできなかった20代の女性が本日受診されました。
この方は1週間前に初診で筋膜性の強い腰痛を認めました。
通常の日常生活は内服+理学療法(今回はマイオセラフィー)にて可能になりましたが、仕事が前屈位(前屈み)を持続してしなくてはならないもので半日以上の勤務が困難です。
仕事を休むことができない職場なので、3日前より腰痛にはあまり使用しない(主に強い神経痛などに用いる)お薬を開始しました。
内服3日後の今日、痛みはほぼ消失し仕事にもほとんど不自由がありません。
ここで、まだ内服をやめてはいけません。
あと10日間現在の内服を続けて頂くようにしました。
この間、自由に運動や生活をしていただきます(無理をしろといっているのではありません)。
そうすることで、収縮し硬直した筋肉の緊張がとれます。

ペインクリニックの基本的な考えは、痛みの悪循環を絶つことです。
ぎっくり腰は、筋筋膜痛症候群 (myofascial pain syndrome: MPS)の一つだと個人的には考えています(但し慢性とはなりません)。
こうした疼痛にはペインクリニック的治療が効果的です。
但し反復する強い筋収縮が疼痛の原因となっていることが多く、長時間のペインリリーフが必要となります。
これは、ぎっくり腰にブロック注射の効果が持続しないことからも明らかです。
こうした場合は、きちんとしたメディケーションが大切です。

痛みの強度に応じたお薬をきちんと内服すること、
それが基本です。

こうした話を最近よくしていたら、なんと親戚が強い腰痛のため動けなくなりました。
おまけに、メディケーションがほとんどできていません。
遠くなので往診もできません。
本日、電話で細かい指示を出しました。

腰痛の治療は早めに・・・それが、大切です。

痛みが取れても一定期間は内服を持続すること、
ぎっくり腰の場合の私との約束です。

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by ccr-net | 2010-03-23 23:28 | 整形外科
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