SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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すべて世はこともなし

本日は晴天なり

本日は晴天で、午後から息子とドライブに出かけました。
久しぶりにお好み焼きが食べたくなり、シマダに行きました。
相変わらずとてもおいしく頂きました。
のんびりとした1日です。

一方、南米チリの大地震の影響で、朝からテレビは津波警報で大騒ぎ、
幸い現時点では大きな津波の発生はなく、気象庁発表では午後3時49分に岩手県・久慈港で高さ120センチの津波を観測しています。
少し大げさな感じもしましたが、ちょうどよい災害時の予行演習になったと思います。

東京では東京マラソンがあり、2007年の開催から初めて男子日本人選手が優勝しました。
エジプトではアメンホテプ3世の彫像が発掘され、シンガポールでは宮里藍が開幕2連勝を飾りました。

チリでの大災害をよそに、世界は動いています。
私は、のんびりと1日を過ごし、我が家の猫はあくびをしています。

すべて世はこともなし・・・
本日は晴天です。
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時は春、
日は朝、
朝は七時、 
片岡に露みちて、 
揚雲雀なのりいで、
蝸 牛 枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす
すべて世は事も無し

- 春の朝 ブラウニング -


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by ccr-net | 2010-02-28 19:53 | その他

旅立ちと別れ

私たちはあなた達が大好きです

本日、当院でそれぞれ4年・3年働いてくれた理学療法助手が、4年時の実習のため退職しました。
(2名とも理学療法士の学校に通う学生です)
一人は女性で幾つかの職を経験した後、当クリニックに来て医療に自分の道をみつけ、理学療法士の学校に通い始めました。もう一人は高校卒業後、理学療法士の学校に通いながら当院に縁あり就職しました。

二人とも昼間働き夜学校に通うつらい日々をこの数年がんばってきました。
優秀で明るく良く働く・・・
絵に描いたようないい子達です。

非常勤ですが、現在はクリニックにとってかけがえのない人材です。
彼らは、今後実習で訓練を積み、卒業し、就職します。
そこで今までの何倍も色々な経験をし、
いつかまた私たちのもとで一緒に働けたら・・・と
スタッフ全員が考えています。

彼らに何人ものスタッフが“元気でね、病気しないでね”と声をかける姿を見て、
なんだか家族みたい・・・と思いました。
旅立ちの春ですね。

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by ccr-net | 2010-02-27 19:33 | CLINIC

感染性胃腸炎がやはり増えています

インフルエンザ流行による他の感染症の予防効果

昨年12月に感染性胃腸炎とインフルエンザの奇妙な関係という題で当Blogにアップしましたが、ここにきて感染性腸炎が増えてきました。
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グラフでお分かりのように、
インフルエンザ流行期(昨年12月)に例年と比べて異常に少なかった感染性胃腸炎が、ここにきて例年なみに増えてきました。
やはり、インフルエンザのための感染防御(手洗い・マスク)が、他の感染症(特に接触性感染をおこすもの)を減じていたんだと思います。
通常の感染防御対策が如何に大切か・・・ということを実証した例かと思います。



手洗いは感染防御の基本です。
ただ、最近は感染性でもウィルスでなく、細菌性感染症(軽い食中毒)が増えているような気がします。
(当クリニックだけでしょうか?)
例年この時期はますます増えていきますから、くれぐれもご注意ください。

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by ccr-net | 2010-02-27 18:55 | 感染管理

低血糖に注意しよう

本当は怖い低血糖

昨日来院された患者様は糖尿病の治療を他院で受けておられます。
当院には腰痛で来院されたのですが、血糖値が来院時は45でした。
(クリニックでは、糖尿病・高血圧・心臓病のかたは必ずバイタルサインをとっています)
再検でも同様に50を切っていましたので、すぐに飴を摂ってもらいました。
自覚症状は全くなく、低血糖がもしかしたら常態化しているのかもしれません。
ご本人はけろっとして“あら、低いからいいのかと思った”とおっしゃていました。
低血糖の怖さをお話ししたのですが、十分に伝わったでしょうか・・・

過度な血糖コントロールは2型糖尿病患者の早期死亡リスクを高め、そのリスクはインスリン使用患者ではさらに高いことが、「Lancet」オンライン版に1月27日掲載(印刷版は2月6日号に掲載)されています。
長い間、糖尿病患者の血糖値についての標語は常に「低く」でしたが、過去2つの研究で、過度の血糖値低下は利益がないばかりか、2型糖尿病患者の死につながることが示されています。
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糖尿病の専門医にとっては、低血糖時の対応は当然のことかもしれませんが、
患者様によってはよくお分かりでない方もいらっしゃいます。

とにかく今回の発表は、
血糖調節異常の今後をみていく上でとても興味深いものです。



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by ccr-net | 2010-02-26 22:25 | 医療

てんかん発作時の対応は?

テレビドラマにみる対応の誤り

カナダの研究グループが人気医療ドラマ内の「医師」および「看護師」の痙攣発作に対する対応のほぼ半数が不適切であることが判明したという発表を、4月にトロントで開催予定の米国神経学会(ANN)年次集会でおこなうそうです。
対象となったドラマは、私のよくみる「Dr. House」「Gray’s Anatomy」「Private Practice」「ER」の4つで、てんかん痙攣発作時の正しい対応は29%だったと指摘しています。

確かに、「Gray’s Anatomy」など観ていて“うーん・・・”と首をかしげるシーンもありますが、そこはドラマと割り切っていいような気もするのですが・・・どうでしょうか?

さて、てんかん痙攣発作時の正しい対応とは?
● あわてず見守る(命に別状はありません)
● 気道の確保(泡を吹くことがあります。)
● 体を楽に、横にする(吐いたものが喉に詰まらないように)
● 衣服をゆるめる
といったものです。
ドラマでの、体を押さえたり、口の中に何か入れるといった対応が問題になったようです。

確かに、以前テレビでお笑いコンビのオードリー春日が漫画で得た知識をもとに相方若林の過換気症候群を見抜き適切な対応をしたというエピソードを披露していました。
(ちなみに漫画はスーパードクターKです)

一般の方には、情報源ともなるテレビドラマや漫画ですから、十分な情報の吟味が必要なのかもしれませんね。
この、ブログにも誤った情報を載せないよう注意しなければいけません。
なんだかちょっと窮屈です。
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最初このドラマを観た時、なんてヤブ医者なんだろうと思いました。
検査をおこなえばおこなうほど、どんどん患者が悪くなっていく悪循環・・・

本当は、患者から得る情報がいかに大切か、というところにあります。

誤った情報は、誤った結論に導く・・・
情報収集は、医療の要です。

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by ccr-net | 2010-02-26 21:49 | 医療

販促品の使用はやめよう

まだ商品名入りのペンをお使いですか?

せんだメディカルクリニックでは、新規移転に伴い昨年4月よりロゴ入り品(販促品と言われるペン・メモ帳・その他)をいっさい廃止しました。

あなたが医師に説明を受けている時、そのメモ帳やペンに商品名が入っていませんか?
そして、出される薬剤がその商品だったら・・・
日常的な光景ですが、
でも、これってちょっと変ですね。

現在、クリニックにはロゴ品と呼ばれるこうした文具はいっさいありません。
診察室では多機能ペンでロディアのメモに説明を書いています。
看護師が使用するのはステッドラーの多機能ペン、看護師長はクロス、
クラークはスリムなOHTOのペンを使用しています。
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ナースは好みの色のペンを使用します・・・
先月からチームに加わったナースに本日新しいペンを渡しました。

彼女が選んだのは、バレンシア・・・

とても素敵な色です。



医療施設内に溢れる販促品、一度全部やめてみませんか?
あなたの施設はいかがでしょう。

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by ccr-net | 2010-02-25 21:41 | CLINIC

禁煙にトライしよう

今回の治療法はちょっと違います

せんだメディカルクリニックでは禁煙外来をおこなっています。
現在、使用しているのはファイザーのチャンピックスというお薬です。
このお薬なかなか効果的で、現在のところ脱落者がいません。

禁煙治療は12週で5回の外来診療を受けて頂きますが、当院の場合中心は保健師を中心とした看護師です。
勿論、私も指導に加わりますが、禁煙指導に関してはナースが一枚上手です。
クリニックには6名の常勤正看護師がいますが(1名保健師含む)、内4名が基幹病院の健診センター出身でこうした指導業務に精通しています。
いつもの診療より生き生きしていると思うのは、私のひがみ?

当院では丁寧な指導を行いますので、1回目が1時間、2回目以降も40分ほどの時間をかけています。
はじめの頃は1時間半かかっていましたので、“いくらなんでもそれは患者様も疲れてしまうよ”と私がいって、この時間になりました。
それでもこの長さなので、時々心配になるのですが、いつも患者様はニコニコされています。
ナースの力は偉大です。

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まだ、タバコがやめれないあなた、

チャンピックスによる禁煙治療はいかがですか?


優しいナースがお待ちしています。


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by ccr-net | 2010-02-25 20:32 | 健康

インプラント治療の不思議

なぜ違う?インプラント手術の費用

本日は、午後から小手術を2例おこないました。
簡単な手術なのですが、2例目が10年前にPLIF(椎体間後方固定術:pedicle screw + titanium cage)をおこなった症例に対する神経根後枝内側枝神経焼灼術でした。
(この方は術後9年無症状でしたが、10年目に下位腰椎の疼痛が出現し今回の手術となりました)
後方に金属(チタン)のスクリューヘッドがありますので簡単な手術なのですが気を使います。
このあと往診に出かけ帰宅したのですが、いつの間にか居間で眠ってしまい先ほど目を覚ましました。
驚いた事に、数時間眠っていたようです。
うーん、やっぱり私なりに緊張していたようです。

以前、沢山行っていたpedicle screwを用いた後方固定術は、歯科で現在よく行われているインプラント手術に良く似ています。狭い椎弓根に6mm径のスクリューを入れるのに当初苦労しましたが手術件数50例を超える頃から自信がついてきたことを覚えています。
このスクリューが非常に高価でしたので、最近の非常に安いインプラント手術を不思議に思っていました。
そこで、先日とある審査会で歯科の先生にインプラントについてお尋ねしたところ次のような回答をいただきました。
『それは、一流でない安いものを使っているからですよ。学会でもブローネマルクとか一流のインプラントでないと発表もありませんから』
『それはクラックとかの信頼性の問題ですか?』
『それもありますが、手術難度や個別性に対応できるかということなんです。安いから駄目なんでなく対応できないんですよ』
なるほど、なるほど・・・と思いながら、本当はちっともよく判りません。
それで、ネットで調べてみました。

まずインプラントの種類ですが・・・ありますね、色々と。
Implant Guide
このサイトの内容がためになります。
私たちがおこなう脊椎手術と異なり、同じインプラントでも高額なもののほうが手術難度が高いようです。
(脊椎のInstrumentation手術の場合は、改良されればされるほど手術はやりやすくなります)
国産と外国産(この場合スウェーデン)の場合、やはり国産が劣るようですね・・・
また、手術同意書にインプラントの製品名を明記するという手法は脊椎外科は勿論、他の整形外科手術にもありません。製品名がないやつは怪しいということですね・・・勉強になります。

次にどこで手術をすればよいのか教えてもらいましょう。

良い歯医者の選び方
同じサイトの別のコーナーです。
ここの内容も大変ためになります。
これは、医科も共通ですね。
やたら看板を出したり宣伝をしている所は怪しいようです。
また“日本で使用されているインプラントシステムは40種類以上ありますが、信頼できるインプラントメーカーは数社です”と明記されていたり、画一的なものと考えていたインプラントですがオーダーメイドのアバットメントを作っていくんですね。

こうしてみていくと、如何に自分の専門分野以外を知らないか、よくわかります。
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大切なのは、高い技術と信頼性・・・

みなさん、安いものにだまされないようご注意を。



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by ccr-net | 2010-02-24 23:11 | 医療

在宅医療行政はどこにいく

都市部における在宅療養支援病院の存在意義は?

平成20年度に新設された在宅療養支援病院の要件についての議論が昨年からありました。
在宅療養支援病院は、7項目の要件を満たす事が条件でしたが、特に1番目の当該病院を中心とした半径4キロメートル以内に診療所が存在しないことという要件について議論になっていました。

今回の改訂でこの“半径4キロメートル以内に診療所が存在しない”という要件がはずれました。
今までは、近くに診療所がない地域という例外的な措置だったのですが、これがはずれることで都市部でも可能になりました。一方、2番目の“往診を担当する医師は当該保険医療機関の当直体制を担う医師とは別の者であること”という要件については現時点で不明です。

これは、複雑なところです。
ターゲットは200床未満の中小病院なので、在宅療養を担う施設としては一見最適です。
けれども、これは本来の在宅療養の姿とは少し違うような気がします。

本来の在宅療養支援診療所とは、軽装備の診療所が在宅に特化し専門的在宅医療をおこなうものだと理解しています。例えば、外来をいっさい行わない“往診専門医”や午前中外来で午後から一斉に往診に出かける医療チーム(医師チーム)などが私の理想です。
現実は私のような無床診療所の医師が外来と在宅を兼務で行っているところが大多数です。
いずれにしても、ベッドをもたないことが大前提で、基本的な考えは『ベッドは在宅に』というスローガンにあります。
ここに、200床未満のベッドを有する中小病院が入ってくることに違和感を感じるのです。

一見“頼もしい”とも思えるのですが、“本来の病院の機能分担やベッド不要論はどこにいったの?”という疑問もあります。短期的には地域医療の大きな力になることは間違いないのですが、長期的なビジョンが今の医療行政には全く感じられません。

今回の改訂は、再診料のアップを含め一言で言えば“中小病院の救済策”が目立ったものと言えるでしょう。
けれども、これがきっかけで急性期病院の先生方が在宅医療を理解することになればと思います。
丁度、在宅療養支援診療所へのアンケート調査を書きながらこんな事を考えました。

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by ccr-net | 2010-02-24 18:34 | 医療

内臓脂肪CTの有用性についての再考

目的や立場によって異なる検査の有用性
先日のX線検査の被曝量を考えようについて、ジャイさんから反論を頂きました。

【以下引用】
健診医者の立場からご説明いたします。内臓脂肪CTと肺CT(低線量)の併用は本人が希望しない限り行いませんが、それでも年1回の被曝には耐えうる量を配慮します。うちは内臓脂肪CTで2mSv(1スライスのみ)、低線量CTで3.5mSvです。
私は、先生が否定している内臓脂肪CTこそ是非受けてほしいと思っています。内臓脂肪蓄積型は減量できると高血圧や糖尿病が大きく改善しますが、内臓脂肪蓄積でない肥満者が減量しても病気は改善せずむしろ早めに内服を促した方が良い場合が少なくないのです。一方で腹囲75cmでも内臓脂肪量が150cm2以上ある人もおります。また、内臓脂肪蓄積の人は生活療法で一気に脂肪が減りますが、ビジュアル的に成果が出るCT検査はモチベーション維持のためにメリットの大きい検査です。もちろん、明らかに痩せている人や、一度検査して内臓脂肪がほとんど溜まっていない人が何度も受けるのは、まったく無意味です。


まず、私が提示したマルチスライスの内臓CTとは被曝量が明らかに異なります。
そして、私が不要ではないかと否定した内臓脂肪CTこそ健診にとって重要だと指摘されています。
いわれれば、もっともだなあ・・・と納得してしまいました。

検査の有用性(メリット・デメリット)は目的や立場により少しずつ異なります。
例えば、整形外科でよくとる脊椎6方向のXPも立場が変われば不要な検査でしょうが、私たちにとっては機能を診る上で必要です。先日否定したMCT(またはCTM )も、情報量の多さを必要とする方、またはCTの特性を生かし形態を重視する方(MRIは質的診断を得意としますが、形態は本来苦手です・・・勿論この10年で圧倒的に進化しましたが)にとっては必要なものでしょう。

検査の必要性は明らかに立場によって異なります。
先日からの私の現在のCT・MRIに対するアンチテーゼは、一つの見方であり決して絶対ではありません。
物事には常に多面性があり、そのどれもが間違いではないのです。

以上を踏まえた上で、内臓脂肪CTの有用性についての私の見方は変わりました。
そのくらいの被曝量なら受けたほうがいいのかなあ・・・と今では考えています。
体組成計で量る内臓脂肪量は、どんなに高性能でも“ほんとかいな?”という疑問符がつきますが、CTで見せられる脂肪量については疑問の余地がありません。
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というわけで私はすっかり転び、
内臓脂肪CTについて支持となりました。
(但し、それに対応したCTのみ)

あなたは、いかがでしょうか?

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by ccr-net | 2010-02-23 22:56 | 健康
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