SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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カテゴリ:フットケア( 37 )

医療におけるフットケアに境界はあるか?

誤解されやすい医療行為の規定

ここ数年フットケアに関する仕事に関わっています。
放っておくと下肢切断や足趾切断に繋がる重症虚血肢はもちろんですが、魚の目や巻き爪なども大切です。
私たちのような末端の医療機関(無床診療所)では、多くの場合遭遇するのは重症虚血肢ではありません。
魚の目(鶏眼)や胼胝といった角質ケアや巻き爪・陥入爪などの爪ケアが日常的に遭遇する疾患です。

さて、これらの治療、意外と時間がかかります。
これを医師や看護師の限られた人数でおこなうのは、結構大変なのです。


爪や角質のケアは時間ばかりでなく、きちんとした知識や豊富な経験・確立した技術を必要とします。
残念ながらそうした技術や知識を持った人材は少なく、医療の現場では多くの場合人手不足です。
そこで登場するのがフットケアセラピストです。

フットケアセラピストは、足のケアをおこなうプロフェッショナルです。
医療資格は持っていませんが(看護師有資格者を除く)、技術と知識は素晴らしいものがあります。

もちろん、どの世界でもいろんな方がいますので、あくまでもトップレベルの話です。
この足のケアのプロを医療の世界に活用できれば、多くの問題が解決します。

でも、そこには大きな壁があります。
医療の有資格者にしか認められない医療行為という壁があるのです。


〝家で爪は切れるのに不思議だね!〟
確かにそうですね。
でも人の体に触れる、何か処置をおこなうというのは、それくらい大変なことなのです。

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フットケアの目的は、足の美容ではなく機能を整える、究極の目的は足を救うことです。
そのためには、普段から足を診る多くの目を養い、ケアをできる裾野を広げることが大切です。
スペシャリストのフットケアセラピストは勿論、医療・介護に関わる多くの人の連携が必要なのです。

私たちのクリニックでは月に一度、難治性症例を対象にフットケアセラピストの特別外来を設けています。
セラピストは鶴田朋子さん、私がもっとも尊敬するセラピストです。
医療機関という制約上、フットケア担当の看護師とのペアで動いて頂いています。
勿論、私も患者さんを診ますが、知識でも技術でも彼女に遠く及びません。

フットケアセラピストと医療機関で働く・・・
現状ではいくつかの問題があるようで、多くの医療機関では実現していません。

さて、これってグレーゾーンでしょうか?

10月24日久留米でおこなわれる日本フットケア学会久留米セミナー、
その最後のパネルディスカッション〝職種ごとのフットケア〟が野末先生の座長でおこなわれます。
私自身もパネラーとして登壇します。
野末先生の采配で、パネラーとフロアの活発な議論がおこなわれる予定です。
そこで、この問題に対する一つの答えを私自身用意しています。
遅い時間ですが、ご興味がおありの方は是非ご参加ください!

きっと面白い話が聞けますよ!


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by ccr-net | 2015-10-21 22:49 | フットケア | Trackback

足と靴で広がるフットケアの輪

共通の目的で繋がる絆は強い

8月29日(土)熊本機能病院で第8回熊本実践フットケア研究会を開催しました。
複数の病院で研究会がおこなわれ江津湖の花火大会という悪条件の中、72名の方々にご参加頂きました。

まず、最初に熊本中央病院循環器の野田勝生先生に開会の挨拶を頂き、
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続いて、シューズクラトミの倉富英史さんに「ドイツのマイスターに学ぶ正しい足と靴の知識」のご講演
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倉富さんらしい、優しく楽しいご講演でした。

次に座長を私が務めさせて頂き、名古屋からはるばる来て頂いた塩之谷香先生のご講演。
「整形外科の考えるフットケア」という演題ですが、当然整形外科の枠には収まりません。
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靴を履いたままのXP撮影やピンヒール+網タイツねたなど、とても面白くためになる素晴らしいご講演でした。
最後は、事務局の岡橋さんによる足病変の治療予防ネットワークのホームページのご紹介!
私たちのクリニックも登録されていますので見てね!
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上村先生の閉会挨拶の後、塩之谷先生の本の即売会(あっという間に完売)もあり、盛会でした。
このあと、一部メンバーで懇親会をおこない、楽しい楽しい週末の夜は過ぎていきました。

何の世界でも同じですが、大切なのは人です。
今回のような研究会は学ぶことは勿論大切ですが、同じくらい人と人を繋ぐことが大切なのです。
奄美をはじめとした県外や県内とはいえ遠い天草、また新しく熊本に赴任されたスペシャリストなど、
多くの方と知り合い繋がりました。

大切なのは人の輪、
人と人の繋がりです。


これからも、フットケアにご興味のある方々の多くの参加を望んでいます!



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by ccr-net | 2015-08-31 21:32 | フットケア | Trackback

足と靴について学ぼう

意外と知らない靴の知識

夏休みもあと数日、スポーツ障害で来院する学生が増えてきました。
原因は様々ですが、練習のやり過ぎによるオーバートレーニングとシューズ(靴)の問題が大半です。
オーバートレーニングや利用可能エネルギー不足はまた別の機会にお話しするとして、今回は靴!

この靴、奥が深すぎます。
スポーツ医療やフットケアに関わっている医療者も十分な知識を持ち合わせているとは限りません。
私自身も、随分勉強をし、足や靴に詳しいスタッフも揃ってきましたが、十分ではありません。

ということで、以前からおこなっている熊本実践フットケア研究会、
今回は靴と足のスペシャリストを招聘いたしました。

演者は奇跡のシューショップ、シューズクラトミの倉富英史さんと
日本を代表する足の整形外科医の塩之谷香先生・・・夢のコラボレーションです。

というわけで、今週末は靴三昧!!
医療や足・靴の関係者の方、当日申し込みもOKですので、ご興味のおありの方のご参加をお待ちしています!

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江津湖の花火大会は、19:30~21:00ですので、十分間に合います。



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by ccr-net | 2015-08-27 22:05 | フットケア | Trackback

間違いだらけの靴選び その1

履きやすい靴はいい靴ではない

最近なぜか前足部の痛みを訴えて来院される方が多くなりました。
年齢は様々ですが、共通するのはゆったりとした大きめの靴を選んでいること。
また、自分の足のサイズを実際より2−3サイズほど大きく認識されているのも同じです。

なぜ大きな靴を選ぶのでしょう?
それは、履きやすく脱ぎやすいから・・・


私のように、「ちょっと待ってね!」と言いながら靴紐をほどいたり結んだりしなくていいからです。
つまり、〝お手軽〟なのです。

では大きなゆったりとした靴はなぜ駄目なのでしょう?

それは、足踏みをしてもらうとすぐに判ります。
大きすぎると踵が靴から出たり入ったり、
靴の中では、足がつま先に前滑りし前足部に負担がかかります。
それで、前足が痛くなるのです。

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履きやすい靴は、いい靴ではありません。
履き心地がいい靴とは違うのです。


足に大きい靴にはご用心!!



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by ccr-net | 2015-08-21 21:54 | フットケア | Trackback

シェイプアップ?シューズに注意

あなたのシューズは大丈夫?

先日、足の痛みで来院された方(足底筋膜炎)が、今日久しぶりに来院されました。
前回シューズサイズが合っていなかったので、26.0cm4Eのサイジングと足底筋膜炎のストレッチを指導。
さて、その後シューズを買い直されたのですが、痛みが再燃しての来院です。

なぜでしょう?

早速シューズを見てみました。
サイズは26.0cmの4Eで合っています。
履いていたのはこの靴!(写真を撮り損ねたのでWEBから)
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これはダンロップのARSというシェイプアップシューズです。
アクティブローリングシステムとバランスサポーターでシェイプアップがおこなわれるのが特徴です。
この不安定なヒールがそれを物語っています。
床に置いてみると、前後左右にグラグラ揺れます!

ん?
何かに似ていませんか?!

そう、リーボックのイージートーン。
クリニックにみえる方で結構多い足の障害の原因となっているシューズです。
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でもABCストアでは今でも、”美脚”で売っています。
不安定なので自然に筋肉を使い美脚効果があるとのことですが・・・
実はこの効果、アメリカエクササイズ協会のページで完全に否定されています。
参照ページ
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安定性の悪いシューズは、足の機能を悪化させることがあります。

くれぐれもシューズ選択は慎重に・・・ね!!





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by ccr-net | 2015-07-21 21:49 | フットケア | Trackback

インソールは万能か?

大切なのは靴、だからシューズ選びは大切

中学総体が近づきスポーツ障害での駆け込み受診が増えてきました。
中学総体(中学校総合体育大会)は俗称〝中体連〟と言いますが、これは団体名で正しくは中学総体です。
一般的にはオーバーユースや怪我ですが、シューズトラブルも沢山あります。

こうしたトラブルの多くがシューズサイズの間違いや機能性シューズの選択ミスです。

1)シューズのサイズ違い
どんなに高価なシューズもサイズがあっていなければ、ジャストサイズの安物のシューズに及びません。
私の靴は大丈夫!  そう思っているあなた、ツーサイズ以上大きい靴を履いている方はざらです。
今日みえた中学生は5サイズオーバーという強者でした。

ではなぜ、靴が大きいと駄目なんでしょう?

楽でいいじゃん!  そう、思っていませんか?

靴が大きいと、中で足が前方に滑ったり過度に回内(オーバープロネーション)したりします。
すると当然足のトラブルが出てきます。

では、インソールでこれらのトラブルが防げるでしょうか?
答えはノーです。

現在皆さんが購入できるほとんどのインソールは、オリジナルインソールを入れ替えるものです。
従って、サイズが違えば足は中滑りし、逆効果となることもあります。
では、オーダーインソールはどうでしょう?
これも、シューズのサイズが違えば同じです。
だって、滑るのは同じですから。

結局、足とインソールとシューズでワンセットなのです。
本来、インソールは足を補うものでシューズを補うものではないのです。


では、すべてのインソールがシューズの選択ミスに対応できないのでしょうか?
そんなことはありません。

例えば私たちが使用しているDYMOCOインソールや入谷式インソールは可変式ですから、対応が可能です。
また、スポーツの種類や選手の特性に合わせて微調整が可能です。
ですから、インソールを作るにはその競技特性を知らなければいけません。
インソールの世界も大変なのです。

2)機能性シューズの選択ミス
代表的なものは、Reebokのイージートーンです。
美脚やシェイプアップ効果などで人気のイージートーンですが、これは歩くための靴ではありません。
ソールが不安定なので自然とバランスをとるために筋肉を使うから運動効果が得られるのです。
ということは疲れるシューズなのです。
考えてみれば当たり前、トラブルが多いのも頷けます。
スポーツの分野で多いのは、マラソンシューズとバドミントンです。
マラソンシューズにいろんな種類があることは皆さんご存じですが、最近の進歩には目を見張ります。
ということは、シューズがランナーを選ぶということ、選ばれないと大変な目に遭います。
バドミントンシューズもここ数年で劇的な進化を遂げました。

例えばYonexのパワークッションシリーズはシューズの革命でした。
でも、欠点がありました。
E〜2Eの人しか履けないのです。
でも最近はwideもでて万人向けになりつつあります。

こんなふうにシューズ選択だけでも、大変です。
これに競技特性と選手特性が加わるのです。
選手特性とはもちろんフットスタンプではありません。
その選手の筋肉や関節の柔軟性、筋力、スピードなどすべてを加味したものです。

だ・か・ら、スポーツ選手のインソール作成は難しいのです。
ビジネスシューズやパンプスでは上手く機能するインソールが上手くいかない原因はここにあります。

最近、いろんなところでインソールが作られるようになりました。
でも、そのインソールちゃんと機能しているでしょうか?

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クリニックにはDYMOCOインソールが2名、入谷式足底板が2名の認定資格者がいます。

今流行のRIZAPではありませんが、私たちは結果にコミットするのです。
インソールとはそういうものだと思っています。


あなたのインソールは大丈夫ですか?



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by ccr-net | 2015-06-15 21:43 | フットケア | Trackback

インソールについて考えよう

目的によって異なるインソール

足や靴を診ていると、スポーツアスリートばかりでなく、意外と多くの方がインソールを必要とします。
私達のクリニックでは、現在3種類のインソールを作成しています。
DIMOCOインソール・入谷式インソール・FEET in DESIGNの3つです。
これに、年内あらたにSUPER feetを取り入れる予定です。

さて、これらのインソールどう違うのでしょうか?
簡単にいえば、DIMOCOインソールと入谷式は動かしながら調整していくもの、
FEET in DESIGNは計測データから理想とする形を作るものです。
従って、前2者はきちんとした講習と症例提示や実技試験が必要です。
クリニックでは両者共に有資格者が作成しています。
私のような知識だけの素人からみればs、神業です!

期待のSUPER feetはどうでしょう?
まだ全く触ったことがありませんが、既成のものではなくカスタムメイドでなくてはいけないようです。
このスーパーフィートの講師でもある米国足病医の泉有紀先生に、昨日いろいろと教えていただきました。
実際、彼女が使用しているインソールも見せて頂きましたが、完成度が非常に高いものです。
ちなみにSUPER feetではなくNWPLインソールです。
お値段も、凄いですが・・・
(未だによくこのSUPER feetとNWPLの違いがよくわかっておりません (^_^;))

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ということで、まずはSUPER feetの資格取得を!
勿論、NWPLオーソティックスセミナーの受講も!
白羽の矢は、津田理学療法士に決定しました。

今年中には資格取得ができそうですから(本当?)、楽しみです。
*本人の頑張りと人気セミナーが受講できるかが鍵です。



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by ccr-net | 2015-03-20 22:57 | フットケア | Trackback

あなたの靴のサイズはいくつ?

意外と知らない自分の足の大きさ

最近は寒さのせいか、朝はスロースタートです。朝9時のオープンラッシュが終わると、少し暇に。
そして10時頃から第2のラッシュが始まります。
今日も同じような感じで午前中の診療が終わり、午後は診療の合間に往診にも出かけました。
さて、このままのんびり終わるのかなあ・・・と思っていたのですが。

午後5時頃から、夕方ラッシュが始まると、様子がすっかり違ってきました。
新患の方が多く、なかでも足のトラブルの方が多いのです。
中でも、熊本城マラソンに向けてのスポーツ障害の方が4名みえました。
いずれも足の痛みですが、問題はシューズです。

まず、サイズがあっていません。
シューズが足よりも大きい方小さい方様々ですが、多くの場合シューズが足より大きいものを選んでいます。
大きい方が楽だから・・・そう思っていませんか?
実際には逆です!

足が幅広なのにスリムなアディダスやプーマのシューズを選択し、結果的に細長いシューズを選んだ方、
24cmの足に26cmを履き、足が中滑りとオーバープロネーションをおこし内反小趾と外反母趾になった方、
シューズの耐久時間を大きく超え1年半履き、足を痛めてしまった方、
(ランニングシューズのミッドソールの寿命は通常のランナーで半年ほどです)
いずれの方もご自分の実際の足のサイズをご存じではありませんでした。

スポーツによる足のトラブルの場合、診察の基本は、足の計測です。
今日は計測の出来るセラピストが誰も空いておらず、すべて自分で計測しシューズチェックをおこないました。
出来なかったのは3DOによる足圧分析と歩行解析でしょうか。
分業できるチームの有り難さをあらためて実感しました。

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さて、マラソンに向けて日々練習をおこなっている皆さん、
ご自分の足のサイズをご存じですか?
あなたの履いているシューズはあなたの走りや脚力に合っていますか?

もう一度見直してみませんか、あなたとの足とシューズ!



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by ccr-net | 2015-01-22 23:41 | フットケア | Trackback

箱根駅伝ランナーと一般ランナーの違い

ハイレベルの戦いも面白いが、ローレベルも面白い

今年の箱根駅伝は青山学院の圧勝でしたが、皆さんご覧になりましたか?
2位に10分以上の大差をつけるという大記録でしたが、
レース後のインタビューシーンで皆さん何か気づきませんでしたか?

そう青山学院の皆さんの胸にはアディダスのマークが!

ということで、本日調べてみました。
青山学院は2013年からアディダスジャパンとパートナーシップ契約を結んでいるようです。
今回の駅伝チームには
靴の神様三村仁司氏(現、M.Lab代表兼アディダス・アドバーザー)によるシューズ制作、
有名パーソナル・トレーナーの中野ジェームス修一氏(アディダス契約)によるコア・トレーニングなど、
全面的なアディダスのバックアップがあったようです。

箱根駅伝と言えば、例年その多くがミズノ・アシックスが多いのですが、今年はどうでしょう?
ちなみに青山学院のは、Adidas TAKUMI SEN2のオーダーモデルです。
通常モデルは普通に購入できますし、一般の方でもオーダーできます。

但し、170gの軽量で上級者用ですので、くれぐれもご注意!

さて、一般ランナーはどうでしょう?
勿論、シューズも大事ですが、今回は違った角度で見てみましょう。
少し前ですが、下のような写真がツイートされ、話題になりました。
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しっかり頑張って練習してウエアもきめて走っているのに、
ジーパンにベルトの普通の格好の人に抜かれちゃったというやつです。
このシリーズにはオーバーオールの人に抜かれるというのもありました。
まあ、格好じゃ無いから、当然かもしれませんが・・・

私が大好きなのは下の画像です。
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Tシャツにはこう書いてあります。
・50歳
・肥満
・糖尿病
・でもおまえの前にいる

これには笑ってしまいます。


一般ランナーはアスリートではありません。

走りを楽しむ事、

それが一番大事です。





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by ccr-net | 2015-01-04 21:32 | フットケア | Trackback

重症虚血肢における医療連携

重症虚血肢に対する高気圧酸素療法の効果と医療連携

重症虚血肢に対し熊本中央病院にて血管内治療( EVT )をうけ、
その後、上村循環器科にて高気圧酸素療法(HBO)を受けた患者さんが本日自宅退院しました。

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既に数年前に右足をBK(膝下)で切断、その後、当院で在宅医療をおこなっていました。
昨年、健側のPADに対し、EVTを同じく熊本中央病院でおこなっていただき、いったんは改善しました。
けれども、既に片脚となっている方ですから、1年で再閉塞しました。
今回それに伴い足趾潰瘍をおこしSPPも非常に悪くなり、再度血管内治療(EVT)をおこなって頂きました。
術前より改善した下肢の血行ですが十分でなく、転院して高気圧酸素療法(HBO)を施行しました。

晴れて自宅退院となったので、帰宅前にクリニックに寄って頂きました。
SPPは44と十分に改善し、足趾潰瘍も完治はしていませんが、随分良くなりました。
今後は、年末年始も連日の訪問フットケアを行う予定です。

基幹病院で血管内治療を施行し、
転院先で創傷ケアと高気圧酸素療法を、
そして、早期在宅復帰して在宅医療でおこなうフットケア

それぞれの施設が、得意とすることを分担し次に繋ぐ・・・
フットケアにおける、一つの医療連携モデルが今回できました。


こうした連携が、明日の救肢につながるのです。
歳の最後に、新しい希望が見えたような気がします。



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by ccr-net | 2014-12-26 22:12 | フットケア | Trackback
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