SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

ccrnet.exblog.jp ブログトップ | ログイン

疲労骨折とアスリート

今日は疲労骨折について考えて見ましょう。
よく、マラソンの選手などが疲労骨折をおこしたと報道されます。
せんだ整形外科でも月に1人くらいの割合で疲労骨折疑いの方が来院されます。
レントゲンをとって異常ないと“ああ良かった”と安心されますが、けれどもここに大きな落とし穴があります。実は疲労骨折は多くの場合はレントゲンで異常がなく、逆に異常があるようでは疲労骨折はかなり進行しているといえます。
私たち整形外科医の仕事は、こうしたレントゲンでの異常が見られる前に発見し、アスリートを早期に競技に復帰させることにあります。
先日高校生の女子長距離選手を診察しましたが、診察上はシンスプリント、実際にMRIを撮影すると既に疲労骨折をおこしていました。
こうした場合、もっとも確実なのは1ヶ月間競技を休ませることですが、実際にアスリートが長期間練習を含めて競技生活を離れることは困難です。
いかに、練習をさせながら治療をしていくか・・・
選手やコーチ・監督と私たち医師が十分な相互理解をし、中間点を決めていく・・・・
こういうと綺麗ごとですが・・・実際にはとても大変です。
今回も完全休養はとらずに、加重を軽減したエアロビサイズ+パワートレーニングをおこない、とりあえず真近かに迫った大会へ照準をあわせていくこととなりました。
うーん、悪化すれば責任は重大ですが、アスリートの治療は教科書どおりにはいきません。
アスリートの方は、コーチや監督と話をしてくれる医師を選ぶこと、それが最低限の条件だと思います。疲労骨折とアスリート_b0102247_14374016.gif
by ccr-net | 2006-05-20 14:38 | 整形外科
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31