SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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言葉って難しい

煌めく言葉、刺さる言葉

今日の熊本は31.3度、日本全国まるで夏のような暑さでした。
そんな中、多くの方に来院いただき診療も終盤にさしかかった夕方のことです。

〝あまり大したことはありませんから〟

私が発した一言で患者さんは気分を害し、激怒して診察室を出ていこうとされました。
〝自分はこんなに、苦しんでいるのに。待たせたあげくがこの言葉・・・〟
そういう想いがこみ上げて怒りが爆発したのです。

私としては、〝心配いりません、大したことはないから〟というのが導入部分で、その後、〝でも実際はこんなふうになっているので、治療はこの方向で進めましょう〟と話をもっていくつもりでした。
その導入部分で躓いてしまったのです。

安心して頂くつもりで発した一言が、症状で悩む患者さんの胸を刺したのです。
診察室に入ってみえた患者さんの様子をきちんと捉えていなかった私のミスです。
治療には個別性があるように、患者対応にも個別性があります。
それができていませんでした。

最終的には、お引き留めし十分にお話をしましたので、
真意はだいぶ判った頂いたのではないかと思います。

もう長い間、医師をやっていて思うのは、
言葉の重さ、難しさ、そして輝きです。

言葉は煌めくナイフ
だから時として人を傷つけてしまうのです。

最後の一人の診療を笑顔で終え、
久しぶりに言葉のナイフについて考えてみました。



by ccr-net | 2016-05-23 21:56 | 医療
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