松の内って死語?
大事にしようね、日本の習慣
1月も13日になり正月気分もすっかり抜けてきましたが、皆様いかがお過ごしですか?
ところが、この頃になっても当然〝今年初めて!〟という方はいらっしゃるわけで、
診察室に入ると「明けましておめでとうございます。」「今年もよろしくお願いします。」
なんて挨拶が普通におこなわれています。
今日も午後から往診に出かけると、今年初めての訪問診療のお宅で、
「明けましておめでとうございます!」
という挨拶を交わしました。
「ところで松の内は、先生はいかがでしたか?」
おお、久しぶりに「松の内」という言葉を聞きました。
数日前、家での妻との会話
「ねえ、松の内っていつまでだっけ?」
「え、3が日じゃないの?」
当然、3が日ではありません。
松の内は、私が子供の頃は15日までというのが定番でしたが、最近はどうも違うようです。
1月7日までが定番のようですが、一部地域では11日までとなっています。
お供えのお餅を割る鏡開きも11日が多いようです。
お正月にはこうした決まり事が多く、「年賀状」「屠蘇」「賀状」「七草がゆ」など両手では足りません。
屠蘇を頂く順番が通常と逆で年少から年長なのは、〝精気を年長者に渡す〟という意味だったり面白いですね。
普段はあまり物事に拘らなくても、こんな事に拘りながらお正月を過ごすのもまた醍醐味のような気がします。
せっかくのいろいろな季節のこだわり、
先人からの知恵でもあります。
次の世代へ伝えたいものです。
さて、残るは1月15日のどんと焼き(左義長)
楽しみですネ。
by ccr-net
| 2016-01-13 21:31
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