SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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医療におけるフットケアに境界はあるか?

誤解されやすい医療行為の規定

ここ数年フットケアに関する仕事に関わっています。
放っておくと下肢切断や足趾切断に繋がる重症虚血肢はもちろんですが、魚の目や巻き爪なども大切です。
私たちのような末端の医療機関(無床診療所)では、多くの場合遭遇するのは重症虚血肢ではありません。
魚の目(鶏眼)や胼胝といった角質ケアや巻き爪・陥入爪などの爪ケアが日常的に遭遇する疾患です。

さて、これらの治療、意外と時間がかかります。
これを医師や看護師の限られた人数でおこなうのは、結構大変なのです。


爪や角質のケアは時間ばかりでなく、きちんとした知識や豊富な経験・確立した技術を必要とします。
残念ながらそうした技術や知識を持った人材は少なく、医療の現場では多くの場合人手不足です。
そこで登場するのがフットケアセラピストです。

フットケアセラピストは、足のケアをおこなうプロフェッショナルです。
医療資格は持っていませんが(看護師有資格者を除く)、技術と知識は素晴らしいものがあります。

もちろん、どの世界でもいろんな方がいますので、あくまでもトップレベルの話です。
この足のケアのプロを医療の世界に活用できれば、多くの問題が解決します。

でも、そこには大きな壁があります。
医療の有資格者にしか認められない医療行為という壁があるのです。


〝家で爪は切れるのに不思議だね!〟
確かにそうですね。
でも人の体に触れる、何か処置をおこなうというのは、それくらい大変なことなのです。

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フットケアの目的は、足の美容ではなく機能を整える、究極の目的は足を救うことです。
そのためには、普段から足を診る多くの目を養い、ケアをできる裾野を広げることが大切です。
スペシャリストのフットケアセラピストは勿論、医療・介護に関わる多くの人の連携が必要なのです。

私たちのクリニックでは月に一度、難治性症例を対象にフットケアセラピストの特別外来を設けています。
セラピストは鶴田朋子さん、私がもっとも尊敬するセラピストです。
医療機関という制約上、フットケア担当の看護師とのペアで動いて頂いています。
勿論、私も患者さんを診ますが、知識でも技術でも彼女に遠く及びません。

フットケアセラピストと医療機関で働く・・・
現状ではいくつかの問題があるようで、多くの医療機関では実現していません。

さて、これってグレーゾーンでしょうか?

10月24日久留米でおこなわれる日本フットケア学会久留米セミナー、
その最後のパネルディスカッション〝職種ごとのフットケア〟が野末先生の座長でおこなわれます。
私自身もパネラーとして登壇します。
野末先生の采配で、パネラーとフロアの活発な議論がおこなわれる予定です。
そこで、この問題に対する一つの答えを私自身用意しています。
遅い時間ですが、ご興味がおありの方は是非ご参加ください!

きっと面白い話が聞けますよ!


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by ccr-net | 2015-10-21 22:49 | フットケア
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