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現実から乖離している報道機関の無届け介護ハウスへの認識

高齢者介護の実態をもっと認識しよう

今日のNHKニュースで「急増する無届け介護ハウス」という報道がありました。
首都圏で増えていて、安全性や質の担保ができていないということです。
月額15万円くらいということですから、熊本ではきちんとしたサ高住の安いものであれば入居可能です。
報道では、無届け介護ハウスがとても問題であるかのような流れでしたが、果たしてそうでしょうか?

現実的に考えて見ましょう。
首都圏のサ高住などの介護施設が約20万円、これは熊本でも高級なところでは同じです。
でも、この費用、誰でも支払える金額でしょうか?
また介護施設も医療機関も西高東低といって、西に多く東に少ないのが現実です。
NHKで報道されていた正規の入居先が見つからないは現実なのです。
とすれば、無届けの介護ハウスも仕方がないのではないでしょうか。

今回の報道で、現実から乖離していると思われる大きな問題があります。
それは、「無届け介護ハウスが安全や質の担保ができていないので問題」という報道姿勢です。
勿論、認可されている施設と比べると、平均的には劣るかもしれません。
けれども、こうしたサ高住の一方で、独居の高齢者が数多くいるという事実を忘れてはいないでしょうか。

私のクリニックの回りには1Kのアパートに暮らす高齢独居の方が数多くいます。
その方々は多くが要介護で、在宅医療の方も沢山おられます。
これらの独居の方々と前述の“無届け介護ハウス”と果たしてどちらが危険でしょうか?

介護の世界には、資金も資源も足りません。
勿論、人的資源もです。
大切なのは、形式では無く現状の資源をいかに有効に活用するかです。
来年度の介護報酬減額が決定した今、そうした現実的な対応が必要です。




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by ccr-net | 2015-01-18 20:59 | 介護・福祉
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