SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

ccrnet.exblog.jp ブログトップ | ログイン

痛み止めと消炎鎮痛剤

進化する痛みの治療

「痛み止め」という言葉があります。
多くの方が日常的にこの言葉を使っていらしゃるのですが、果たして「痛み止め」って何でしょう?
痛み止め(鎮痛剤)は、英語ではpainkillerといいます。
文字通り、痛みを殺す(痛みをとる)薬なのです。

ところが、ほとんどの方が内服されているお薬は実は“痛み止め”ではなく“消炎鎮痛剤”です。

“消炎鎮痛剤”は英語では、NSAIDs(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)といいます。
painkillerではないのです。
名前の通り、痛みだけでなく炎症もとるので、結果的に症状が改善します。

私達がよく遭遇する言葉にこんなことがあります。

「所詮、痛み止めでしょう。」
「その場しのぎの痛み止めは要りません!」


数年前までは的を得ていたこの言葉も、今は真実ではありません。
現在の、痛みの治療はとても進化していて、根治療法となりつつあります。
つまり、その場しのぎではなくなってきているのです。


こうした新しい疼痛治療は、前述のNSAIDsだけでは無理で、オピオイドの使用が必要です。
けれども、強力な鎮痛作用を有するオピオイドには消炎作用(抗炎症作用)がありません。
ですから、時にはNSAIDsとオピオイドのタッグが必要なのです。

b0102247_2220457.jpg


痛みを取るための手術、
それは以前よりずっと少なくなってきています。
手術に保存療法が取って代わる、そんな時代がもうそこにきています。

かつて多くの手術がおこなわれた胃潰瘍、
内服薬により1980年代には10年間で1/10に減少しました。

お薬のこと、ちょっと見直してみませんか?




にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ    にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
押してね ♪
by ccr-net | 2014-11-17 22:21 | 医療
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31