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ランナーの走りとシューズの関係

オーバープロネーションは疲労骨折を招くか

今週受診した高校生の長距離アスリート、
初診時Lisfranc関節に疼痛があり、第5中足骨基部の疲労骨折を疑い本日MRIをおこないました。
すると、立方骨の疲労骨折がおこっていました。

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長距離ランナーで中足骨の疲労骨折はよく認めますが、立方骨はクリニックでは初めてです。
走り方はオーソドックスですが、ミッドフットを中心に強い力がかかるオーバープロネーションタイプです。
履いている靴はadizero CS8です。
踵とつま先の高低差(Heel Toe Drop)の小さいどちらかというとフラットソールです。
タイプとしてはオーバープロネーションとニュートラルの両方をサポートしていますが、
H-T Dropが小さいということは、やはりニュートラルでしょうか。

*注1)オーバープロネーションタイプ:別名サポートタイプ、過内反する足でアーチが低く柔らかい
        ニュートラルタイプ:内反の度合いが少なくアーチが高く硬い

今回のケースはオーバープロネーションする選手がニュートラルを履いたためのように思えます。
専門的で難しい話のようですが、簡単にいうとシューズは人を選ぶということです。

他の人にとって良いシューズが、自分にとって最良であるとは限りません。
自分の足や走り方にあったシューズが大切なのです。


早速監督と連絡し、シューズは同じadizero Tempo5に変更して頂くようにお話ししました。
Tempo5は同じadizeroでも、少し重くオーバープロネーションにも対応しています。
他にも練習の仕方や治療法、レースの出場について等多岐にわたり、お話しは非常に長くなりました。

勿論、私達はショップではありませんから、横アーチや外側アーチの強化など多くの課題があります。

ちょっとしたシューズの選択の違いが、時として大きな障害に結びつくことがあります。
本当に、シューズ選びは難しいですね!





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by ccr-net | 2014-10-23 22:44 | 整形外科
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