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動物の毛皮が喘息リスクを低下させる?

過剰なアレルゲンからの隔離は正解か?

私の友人でお子さんの深刻な食物アレルギーに悩んでいる人がいます。
現在、経口減感作療法を受けていますが、それも大変なようです。
私自身、2頭のアビシニアンと生活しながら、猫アレルギー(猫の皮屑)が有り、時々アレルギーがでます。
従来こうしたケースは、アレルゲンからの隔離が、原則でした。
こうしたアレルギー対策に対して、一つのアンチテーゼとなるような面白い研究がでてきました。

乳幼児を動物の毛皮の上に寝かせると喘息リスクが低下すると題されたこの記事は、ヘルスデージャパンに掲載されたものです。

ドイツ都市部にすむ健常な新生児2,400人超を対象に、10歳まで追跡調査を実施した。被験者の55%は生後3カ月間、動物の皮の上で寝ていた。動物の皮の上で寝ていた被験者はそうでない被験者に比べて、6歳時に喘息になる可能性が79%低く、10歳までに喘息になる可能性が41%低かった。
本研究を行ったドイツ、ヘルムホルツ・ゼントラム・ミュンヘン研究センターのChristina Tischer氏は、「以前の研究で、農村環境でみられる微生物により喘息を予防できることが示されている。動物の皮もさまざまな種類の微生物を持つ可能性があり、農村環境と同様のメカニズムが働く。今回の結果から、動物の毛皮における実際の微生物環境を研究し、これらの関連性を確認することが極めて重要であることが確認された」と述べている。

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この研究は、欧州呼吸器学会(ERS)で発表されたもので、まだ文献化されたものではありません。
従って、これが直ぐに『新生児を毛皮の上で寝せた方がよい』ということには繋がりませんので、ご注意を!

最近、昔よりアレルギーの子供が増えているのは事実で、もしかしたらこうした環境変化が一因なのかも?

そういえば、猫アレルギーの私も、最近はほとんどアレルギーが出ません。
今もさっきまで、膝の上で猫がグルーミングしていました。
不思議ですネ。

減感作療法は今までは花粉症などにはおこなわれていましたが、食物アレルギーにはおこなわれていませんでした。
最初に書いた経口減感作療法も、比較的最近始められたものです。
こうした経口減感作療法や経口免疫療法は受ける側もおこなう側も細心の注意が必要です。


アレルギーの治療は大変!

今回の研究が、そうした治療の新しいアプローチとなればいいですね。




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by ccr-net | 2014-09-20 21:50 | 医療
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