フィールドと医療の優しい関係
スポーツ医療は現場との連携が大事
総体の時期を迎えスポーツ障害で来院するアスリートが増えてきました。
毎日様々な競技の子供たちがやってきます。
柔道や剣道、サッカーやバスケット、バドミントン、テニスなど様々ですが、
もっとも多いのは野球と陸上競技です。
そんな中、今日も一人の陸上選手がやってきました。
陸上の名門校に所属する一年生のこの選手、中学までは別の競技をしていました。
本来の脚力を見込まれ、昨年の秋から陸上に転向し晴れて名門校に入部したのです。
他の競技ではあまりありませんが、中学校には陸上部がないところが多く、こうしたことがよくあるのです。
さて、入学後一生懸命がんばった結果、左脚が痛くなり当院受診となりました。
疼痛は左脛骨遠位に限局しシンスプリント(脛骨骨膜炎)ですが疲労骨折も否定できません。
この時期に必要なのは、正解な診断と迅速な治療。
なぜって、それでレースへの参加や練習の内容を決定するからです。
緊急MRIの結果、疲労骨折はなくシンスプリントでした。
下肢の疼痛もリハビリテーションとテーピングで改善します。
すぐに監督の携帯に連絡しました。
『検査の結果、シンスプリントです』
『それはよかった。週末のレースは欠場ですよね?』
『それが本人は出場する気満々です。疼痛もテーピングでほぼ消失します。』
『ということは?』
『出場させましょう。休息はそのあとで』
『あとはノンビリですね』
こうしたコミュニケーションがスポーツ医療には必須です。
けれども実際にはなかなか難しく、監督との密接な関係はまだこの一校です。
スポーツ指導者の皆さん、
私たちはあなた方とのコミュニケーションを必要としています。
それは医療のためであり、
スポーツのためであり、
なによりアスリートのためなのです。
今日の選手が週末によい結果がでますように!
押してね ♪
総体の時期を迎えスポーツ障害で来院するアスリートが増えてきました。
毎日様々な競技の子供たちがやってきます。
柔道や剣道、サッカーやバスケット、バドミントン、テニスなど様々ですが、
もっとも多いのは野球と陸上競技です。
そんな中、今日も一人の陸上選手がやってきました。
陸上の名門校に所属する一年生のこの選手、中学までは別の競技をしていました。
本来の脚力を見込まれ、昨年の秋から陸上に転向し晴れて名門校に入部したのです。
他の競技ではあまりありませんが、中学校には陸上部がないところが多く、こうしたことがよくあるのです。
さて、入学後一生懸命がんばった結果、左脚が痛くなり当院受診となりました。
疼痛は左脛骨遠位に限局しシンスプリント(脛骨骨膜炎)ですが疲労骨折も否定できません。
この時期に必要なのは、正解な診断と迅速な治療。
なぜって、それでレースへの参加や練習の内容を決定するからです。
緊急MRIの結果、疲労骨折はなくシンスプリントでした。
下肢の疼痛もリハビリテーションとテーピングで改善します。
すぐに監督の携帯に連絡しました。
『検査の結果、シンスプリントです』
『それはよかった。週末のレースは欠場ですよね?』
『それが本人は出場する気満々です。疼痛もテーピングでほぼ消失します。』
『ということは?』
『出場させましょう。休息はそのあとで』
『あとはノンビリですね』
こうしたコミュニケーションがスポーツ医療には必須です。
けれども実際にはなかなか難しく、監督との密接な関係はまだこの一校です。
スポーツ指導者の皆さん、
私たちはあなた方とのコミュニケーションを必要としています。
それは医療のためであり、
スポーツのためであり、
なによりアスリートのためなのです。
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by ccr-net
| 2014-05-27 22:41
| 整形外科