SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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血糖値を測ろう

意外と気づかない低血糖状態

私達のクリニックでは糖尿病の方は他所で治療されている方も基本的に血糖値の測定をおこないます。

『なんのために測るのですか?』
『低血糖をおこしてないか確認してるんですよ』
『そんな、低血糖だったら判りますから・・・』

果たしてそうでしょうか?

こうした血糖検査で毎月1ー2名の低血糖の方を発見し、直ぐにブドウ糖の飴(20kcal)を投与しています。
こうした方のほとんどは無症状です。

『でも無症状ならそれでいいのでは?』

そんな疑問に答えるような興味深い研究が出ました。
低血糖エピソードが糖尿病患者の異常心拍に影響と題されたこの記事はヘルスデージャパンに5月1日掲載されたものです。
2型糖尿病患者における低血糖の発生は、心臓の拍動に危険な変化を与えることが、英シェフィールド大学臨床糖尿病学教授兼客員顧問医師のSimon Heller氏らによる小規模検討で明らかになった。「Diabetes」5月号に掲載された同結果は、2型糖尿病患者に厳格な血糖コントロールを行った大規模試験で想定以上に死亡率が高くなった理由を説明する可能性がある。1型糖尿病以外は健康に問題のない患者が、特に原因もなく就寝中に亡くなる“dead-in-bed”症候群についても説明できる可能性があるという。
ー  中略 ー
その結果、延べ1,258時間の正常血糖状態、65時間の高血糖状態、134時間の低血糖状態が観察された。低血糖を63mg/dL未満と定義したところ、被験者が低血糖の発生を自覚していないことがしばしばあることがわかった。
Heller氏らが低血糖と心拍の関係を検討したところ、正常血糖時に比べ、夜間低血糖時には徐脈が発生するリスクが8倍高くなっていた。日中の徐脈発生は観察されなかった。夜間低血糖時には、正常血糖時に比べ、他の異常心拍(不整脈)発生リスクも有意に高かった。被験者が低血糖発生を自覚しているときは異常心拍は生じていなかった。

ちょっと長くなりましたが、低血糖を自覚しない方は予想以上に多いようです。
こうした低血糖が心疾患のリスクに繋がるのですね。

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大事なことは、自分を過信しないことです。

クリニックにおみえの糖尿病患者の多くの方がブドウ糖の飴を持参されていません。

食事から時間が経ったら低血糖のリスクがあることをお忘れ無く!





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by ccr-net | 2014-05-07 20:56 | 医療
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