レゴ型チーム医療の基本はなあに?
昨日済生会熊本病院へ近森病院近森正幸先生のご講演を聴きにでかけました。
有名なレゴ型チーム医療についての講演です。
期待を裏切らない素晴らしいご講演でした。
さて福原麻希さん編集の『チーム医療を成功させる10箇条』は近年で一番の傑作ですが、
近森病院のケースで私にはよく理解出来ない部分がありました。
それがこのレゴ型チーム医療でしたが、今回のご講演ですっきりしました。
やはり生で拝聴する講演に敵うものはありません。
近森先生とは実に10年ぶりにお会いしましたが、相変わらずお元気で、
病院も着実にこの10年進化しているようです。
なにより職員がvividで生き生きしている様子が伝わってきました。
このダイナミズムこそが近森イズムなのです。

講演終了後、近森先生に、スタッフのエンパワーメントの際のリコグニションについて質問しました。
近森先生が提唱なさる『レゴ型チーム医療』をやるにはエンパワーメントと相手を認めるリコグニションが必須ですが、それをどうやってやるのか?
相手に認めさせるだけの力(実力)をまずつけるのか、それとも受容させるのか、
答えは後者、アクセプテイション受容させるでした。
まずは受容させる、そうするとそれに応じた力が徐々についてくるそうです。
当たり前のようなことですが、そのためには本人の意識と周りの理解が必須ですので、
実際にはなかなか難しいのです。
相変わらず凄い病院ですね。
非常に学ぶことの多い勉強会でしたが、
いちばん大事なことは、このダイナミズムです。
躍動する病院とスタッフ、
ダイナミズムこそが医療の力の源泉なのです。


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