SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

ccrnet.exblog.jp ブログトップ | ログイン

プライマリ・ケアってなあに?

基本だからこそ大切で難しい

厚生労働省の主導するこれからの医療体制に在宅医療とプライマリ・ケアがあります。
でも、プライマリ・ケアってなんでしょう?
プライマリ・ケア=総合医のように言われますが、本当にそうでしょうか。

Wikipediaによると『プライマリ・ケア(Primary care)とは、国民のあらゆる健康上の問題、疾病に対し、総合的・継続的、そして全人的に対応する地域の保健医療福祉機能を指す』となっています。
これを考えると、プライマリ・ケアはすべての臨床医に必要な資質で、特別なことではありません。
実際、現在の医学教育では卒後の研修プログラムにきちんとこのプライマリ・ケアが組み込まれています。

このプライマリ・ケアを専門に担う医師を一般に総合医と呼びます。
総合医は、その役割によって家庭医と総合診療医(大きな病院の総合診療科が該当します)に分けられます。
日本の医療はこれまで、どちらかというと専門医療に偏っていました。
これを基本に立ち戻ってプライマリ・ケアが重視されるようになったといえます。

なぜでしょう?

日本はこれから未曾有の高齢化社会を迎えます。
そうした中で、まず必要とされるのは、“身近にあって、何でも相談にのってくれる総合的な医療”です。
勿論、医療だけでなく、介護・福祉・保健をまとめてみてくれるものでなくてはいけません。
厚生労働省の主導する地域包括ケアシステムの基本がこのプライマリ・ケアなのです。

日本プライマリ・ケア連合学会のホームページを見てみましょう。
これを見てみると、以下のようなことが大切だと判ります。

①何でも診てくれる
②ただむやみに診るのではなく、必要なときに専門医療機関にトリアージしてくれる。
③予防医療を含めて、健康相談に乗ってくれる。
④思いや考えを共有し理解してくれる。
⑤医療・福祉・介護・保健のネットワークの一員として機能する。

プライマリ・ケアと専門医療の身近な提供・・・
私たちは5年前にクリニックを移転した際、この想いを胸に医療をおこなってきました。
在宅医療や医療介護連携、健康さるく熊本西などの健康福祉活動もその一環です。
また昨年末には地域連携室も設置しました。

b0102247_2261336.jpg


プライマリ・ケアを単なる何でも屋と誤解されている医療関係者は今でも沢山います。

プライマリ・ケアは医療の基本です。

でも、基本だからこそ難しいのかもしれませんね。





にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ    にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
押してね ♪
by ccr-net | 2014-02-05 22:07 | 医療
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31