SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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届け、 透析看護師の想い!

一人の想いが脚を救う

4日前、県北から一人の患者さんがみえました。
2年前に片脚を膝下で切断し、数ヶ月前に健側の母趾を切断した透析患者です。
紹介状もない突然の来院に驚きましたが、切断端の状態がおもわしくなく、担当看護師のアドバイスで当院受診となったようです。

なぜ、うちに? と思ったのですが、
現在おこなっている実践フットケア研究会ミニワークショップに担当看護師さんが参加されていたようです。

さて、肝心の断端の状態ですが黒化しあまり良いとはいえません。
またSPP(皮膚静脈潅流圧)も31と非常に血行の悪い状態です。
いわゆる重症虚血肢なのです。

さて、どうしましょう?

早速、執刀された病院の形成外科の先生に連絡し、状態をお話しした上で、今後の治療を任せて頂きました。
執刀医としても術後の創傷ケアをおこなう医療機関を探しておられたようです。
次に、今後の治療計画についての詳細を担当透析医に、文書で連絡しました。
今後の治療の柱は、いうまでもなく患肢の血流評価とその救済です。
そのためには、まず担当医師の許可が必須です。
ご連絡をいただくまで、現在おこなわれているフットケア(足浴他)を継続するようにしました。
あとは、お返事待ちだったのですが・・・

休み明けの今日、朝からその患者さんから連絡がありました。
足が痛いので是非今日診て欲しい!

午後3時頃、来院され、早速足を診てびっくりしました。
足背部の色が4日前より悪く、断端部は化膿し、示趾も表皮剥離と一部黒色化があります。
わずか4日ですが、虚血肢はこんなふうに急に悪化することがあります。

すぐに、フットケアを担う中核病院に連絡し、明後日の血管評価と必要な血行再建それに創傷ケアを予定しました。次に、現在の透析担当医に経過を説明し(まだ文書は手元に届いていませんでした)、今後の医療計画をたてました。
当然、それまでのフットケアの内容も変わります。
本日から、新しいやりかたに変更し、その詳細とこれまでの経緯を、ご紹介頂いた看護師に連絡しました。

『有り難うございます! 私たちの手に負える状態ではないので、失礼とは思いましたがお話ししました。』

いえ、あなたのその想いが、患者さんの脚を救うのです。

そのために、私たち“実践フットケア研究会”があるのです。


b0102247_21303546.jpg
PAD研究会で提示した1枚のスライドが、すべての始まりです。


本当に慌ただしい週明けの1日でしたが、また新しい仲間を得たようです。

さて、明日はのんびりしたいものです。




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by ccr-net | 2013-12-09 21:36 | フットケア | Trackback
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