医療の心を伝えるもの
10月7日の日経メディカル オンラインに震災復興への祈り込めた学会長講演のサプライズと題した素敵な話しがでている。
これは、第77回日本皮膚科学会東部支部学術大会会長の自治医科大学皮膚科の大槻マミ太郎教授の話だ。
【一部抜粋】大槻マミ太郎教授は、そのユニークな名前と共に定期的に開くピアノコンサートでも有名だ。
そして極めつきが、冒頭にも触れたピアノ演奏だ。東日本大震災からの復興への祈りを込めたという通り、10分にわたる演奏中、背景のスクリーンには被災地の写真や、昨年6月の日本皮膚科学会総会の特別企画「大震災と皮膚科」での講演スライドが次々と映し出された。この特別企画で大槻氏は座長を務めていたが、「座長席では感無量で涙していた」と言うほど印象深い企画だったという。
演奏した曲は、復興支援のチャリティーソングであり、NHK東日本大震災プロジェクトのテーマソングとしても知られる「花は咲く」。震災直後に日本皮膚科学会として診療・復興支援を行った際、同学会東部支部長として責任者を務めたことが、この曲を選ぶ決め手になったという。
・・・中略・・・
だが、それよりも何よりも、会長講演ならぬ“会長公演”を聴いた学会参加者の心を打ったのは、震災復興を祈念する大槻氏の熱い想いであったことは間違いない。演奏終了後に長く続いた割れんばかりの拍手が、その事実を物語っていたように思う。
今回の、会長挨拶が会場の皆の心を打ったのは、震災直後からおこなわれた被災地での医療活動にある。
『医療活動ならDMATをはじめとしておこわれているでしょう?!』
確かにそうだが、皮膚科や耳鼻科などの災害地での活動は珍しい。
これを皮膚科では東北大学を中心として、震災直後からおこなってきた。
そうした皮膚科医全体の想いが大槻教授の演奏には一杯つまっていたのだ。

残念ながら大槻教授の演奏はネットでは聴くことができない。
どうしても聴きたい方は、自治医科大学で年4回開かれる演奏会に出かけるのがよいだろう。
『花は咲く』は有名な復興ソングなので耳にされた方も多いのではないだろうか。
まだ聴かれたことのない方は、ネットで探してみるのもよいかもしれない。
医療の心は、生きている
それは、無私で有り
捧げる心でもある
最近視たTVでの震災時のホテルのエピソードやオリンピックの招致活動
私たちのなかに『思いやる心』『おもてなし』は、生きている・・・


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