SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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あなたと作る待ち時間の短縮

必ずしも患者の数に比例しない待ち時間

クリニックには毎日、沢山の方が来院されます。
特別な日は別として、曜日による差があるとしても毎日の来院数にはそう差がありません。
けれども、待ち時間は日によって大きな差がでてきます。

なぜでしょう?

それは、新患数でも医師の怠慢でも無く、患者さんの事情によるものが大きいのです。
よく2時間待ちの3分診療といわれますが、仮に全員が3分とすると1時間で最大20人の診察が可能です。
単純計算で2時間待ちの間に合計40人ということになりますが、
あなたの前に果たしてそんなに患者さんがいたでしょうか?
多分そんなことはないでしょう。

待ち時間の多くは数人の手のかかる患者さんによって発生します。
初診の込み入ったお話しの方や、検査や医療連携の必要な方、
ご夫婦で来院された方(それぞれが初診)や、医療相談にお見えの方・・・
そうした方が、ほんの2ー3人みえると待ち時間はすぐに1時間を越えてしまいます。

『今日は患者さんが多いですね!』
『いえ、そんなことはないのですよ。ただ、ちょっと手のかかる方が二人ほどいらっしゃったので・・・』
『またまた、ご冗談を!!』

冗談では無く、これがクリニックの現状です。
私たちは、こうしたことを避けるために、できるだけ努力しています。
クラーク・看護師・医師・リハビリテーションスタッフ、
クリニックのすべてのスタッフが連携し、効率的な診療の実現に努力しているのです。

でも、それにも限界があるのです。
それで皆様にお願いをしていることがあります。

・希望される診療内容はあらかじめお教え下さい。
 一つの診療が終わって、『それでは、もう一つ』とおっしゃると困ってしまいます。
 場合によっては、この『One more!』が何度も続きます。時間配分ができないのです。

・できれば、診療の部位は1箇所に限定して下さい。
 膝も腰も頸も診て欲しい!
 お気持ちはわかりますが、単に時間がかかるだけで無く、無関係な部位の診察は混乱を招きます。
 私たちは可能な限りきちんと説明し、病気に対する正しい理解をしていただくことを目標としています。
 多くの事について一度に説明を受けると、人はよく理解できなくなります。
 皆さんと私の貴重な時間が無駄になってしまうのです。

こうした説明に多くの方は納得して頂くのですが、ときどき自信家の方もいらっしゃいます。
『私は聖徳太子じゃないが、3つや4つなら大丈夫!!』

やれやれ・・・

あなたと作る待ち時間の短縮_b0102247_2112075.jpg


医療機関での治療は、チームの力で決まります。

勿論、チームの中には患者であるあなたもはいっているのです。

いつもお待たせして本当に申し訳ありません。

でも、ちょっとしたあなたの協力が、待ち時間の短縮に繋がるのです。

あなたと私が作るオーダーメイドの医療・・・

それは、こんなところから始まります。




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by ccr-net | 2013-06-09 21:01 | CLINIC
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