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軽量シューズはシンスプリントの原因か?

シューズの重さより、着地時の足の動きが大事

4月も中旬となり、クリニックにはスポーツ障害の学生達が増えてきました。
そんな中、昨日クリニックに来たのは双子の高校生ランナー、
有名校の期待の新人ですが、二人とも下肢の痛みを訴えています。
診察の結果、一人は軽いシンスプリント、一人は初期の疲労骨折でした。

双子ですから体格も筋肉の付き方も同じ、では、なぜ差が出たのでしょうか?

まず、シューズを診てみます。
シンスプリントの兄のシューズは218g、疲労骨折の弟は250gです。
練習用としては、今はやりの軽量シューズですが、重量の差は原因では無いようです。

さてソール(靴底)を診てみます。
ソールは兄はトー(つま先)が減っており、弟はヒール(踵)の片減り(外側)があります。

すぐに3DOでダイナミックなフットプリントを取ってみました。
二人とも通常の荷重動作では、体重の分散はほぼ正常です。
さて、問題はランニング動作時の足の動きですが・・・

昨日は、ここまで
ランニング動作時の足関節の荷重やオーバープロネーション、サピネーションは本日チェックする予定です。
ただソールの減り方から、どうもオーバープロネーションが起こっているようです。
さて、実際はどうでしょうか?

一般にランニングシュースはある程度重さがあるものがよいとされています。
例えばベストセラーのアシックスGT-2170 NEW YORKは310〜350gです。
クッション性やインソールの充実などを考慮した非常に優秀なシューズです。
以前、靴の神様の三村さんに高橋尚子さんの靴を見せて頂きましたが練習用は310gのしっかりしたもの、
レース本番用は超軽量の190gでした。(羽のように軽く、板のように硬い高速シューズです)

こうした軽量シュースは本来一流選手のレース用のもので、一般の方には不向きでした。
ところが最近は高校生でも、150g位の超軽量シューズを履いています。
なにが変わったのでしょう?


一つは技術革新により軽量化しても衝撃吸収性やインソールの機能が損なわれなくなったこと、
もう一つは、ランニング法の変遷です。

ベアフットランニングに始まるナチュラルランニングは、走りを変えたといわれています。
ミッドフット/フォアフットで着地する方法ですから、通常のヒール・トーとは全く異なります。

本来、軽量シューズはこうした走法に応じて開発されたシューズでした。
ですから、通常のランニング法では不向きでした。
ところが現在の軽量シューズは、こうした走法を考慮しなくてよいほど高機能になっています。

つまり、軽量シューズは脚の故障の原因とはならないのです。

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結局、大切なのは前述のオーバープロネーションやアンダープロネーション(サピネーション)です。
これは、フォームの改造やインソールの改良で治すことが可能です。


さて、昨日の高校生、実際のランニングはどうでしょうか?
本日チェックし、必要時DYMOCOインソールを検討したいと思います。




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by ccr-net | 2013-04-19 08:06 | 整形外科
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