SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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プロフェッショナルであること

初心者から始まるプロフェッショナル

4月も3日目となり、皆さんの職場の新人はいかがお過ごしでしょうか?
私たちのクリニックにも今年卒業の新人が3名、ベテランで4月からスタッフになったナースが1名います。
ベテランのナースは別にして、今春卒業した3名は文字通りピカピカの新卒です。
この3名は今年の2月からクリニックに就職し、卒業後晴れてスタッフとなりました。
この内2名がメディカルクラーク、1名が健康運動実践指導者です。

メディカルクラークの2名については、スーツを着用し金色のネームプレートを胸につけたその日に、チーフクラークの栗原が『あなたたちは、もうクラークなのだから』と厳しい言葉を口にしたのは以前このブログに書いたとおりです。(参照:サービスの系譜

そう、
ユニフォームを着たら、
ネームをつけたら、
その日から、他の人が見たられっきとしたスタッフなのです。


ところが運動指導士の1名については、上司からそうした指導がなかったようです。
先日、頸部〜両肩・肩胛背部でみえた方が、今日は腰痛で来院され相談を受けました。
どちらも筋膜性の疼痛で、背部に連続した筋硬直を認めます。
一連の筋硬直でおこっていますので、こうした痛みにはきちんとしたストレッチが効果的です。

『昨日の指導はいかがでしたか?』
『判りやすかったのですが、新人の方で今回初めての指導だそうで・・・』
ということで、ベテランの健康運動指導士が指導することになりました。
(若いということで一度不安になられると、その信頼は戻りません)

5分もすると健康運動指導士のトップの稙田がとんできました。
『先生、先ほどの指導ですが、昨日指導した私と○○でやらせてもられませんか』
『昨日、なんて患者さんに説明したのですか?』
『新人ではじめて指導させて貰いますので、宜しくお願いしますといいました』
『そんなふうに彼女を紹介したのですか?』
『そうです』
『彼女は素人ですか?』
『え?』
『彼女は、健康運動実践指導者でしょう。運動指導のプロでしょう。素人じゃないでしょう。』
『そうです』
『新人で初めて・・・と説明して何かメリットがありますか?
患者さんは不安になりませんか?
それは患者さんに対するエクスキューズ(言い訳)ですか?
彼女の指導者なら、彼女の力を信じ、それをバックアップするのがプロではありませんか』

ここでチーフクラークの栗原を呼びました。
そして、ユニフォームの話をさせました。

ユニフォームを着たら一人前、
患者さんを前にして新人もベテランもありません
皆、クリニックのスタッフ、プロフェッショナルなのです。

足りなければバックアップすれば良い、
責任は、あなたが、そして私が負えば良い、
最初は駆け出しのプロでも、やがて立派なベテランになる

だって、私がそうだったから、
皆、そうやって成長してきたのだから・・・

だから、
新人だからなんてエクスキューズはしないで欲しい、
私たちは誇りを持ったプロなのだから


そんな話を終え、センターヤードからカウンターを覗くと、
凛とした姿で立っている若いクラークの後ろ姿が見えました。

プロフェッショナルであること_b0102247_22264476.jpg


人は皆、苦労しながら育っていく

それは、あなたや私がかつて歩んだ道、

プロフェッショナルへと続く道




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by ccr-net | 2013-04-03 22:35 | CLINIC
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