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インフルエンザに注意

5月でもインフルエンザは発症する

5月ももうすぐ終わりですが、最近感冒症状で来院される方が増えてきました。
こうした場合、まず原則として(症状にもよりますが)インフルエンザを疑います。

『まずインフルエンザの検査をしましょう!』
『え?もう5月なのに?!』

そう、5月になってもインフルエンザは存在します。
以前はインフルエンザは冬のものと考えられていました。
けれども新型インフルエンザの流行を契機として迅速診断キットをきちんとおこなうようになり、エンテロウイルス・アデノウイルスがほとんどと思われていた夏風邪も一部はインフルエンザだということが判明しました。
したがって、この時期でもインフルエンザはあります。
実際、昨日熊本市の休日当番医でも数例のインフルエンザ患者が来院されています。

こうした場合、迅速診断キットで陽性がでればよいのですが、陰性の場合はどうでしょう。

私は、インフルエンザが強く疑われ採血でウイルス性の感染症であればインフルエンザとして治療します。
では、どういう場合インフルエンザを疑うのでしょう?
インフルエンザを疑う代表的な症状には、発熱・咳・鼻閉・咽頭痛・筋肉痛・頭痛があります。
流行期にこうした症状があれば、80%がインフルエンザとの報告も出ています。
(Arch Intern Med 2000; 160:3243–3247.)
また咽頭後壁のぶつぶつ(リンパ濾胞)が観察できれば、咽頭炎です。
咽頭炎の原因は、アデノウイルスとインフルエンザウイルスなどのウイルスと溶連菌・インフルエンザ桿菌などの細菌感染症があります。
溶連菌感染症の場合は比較的特徴的ですが、疑わしければこれも迅速診断ができます。

インフルエンザに注意_b0102247_7495488.jpg


なんだかややこしい話になりましたが、要するに前述のインフルエンザ様症状とリンパ濾胞がありウイルス性疾患が疑われれば、この時期でもインフルエンザの可能性が高いと判断しています。

毎日猛暑の5月ですが、まだまだインフルエンザにご注意下さいね。




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by ccr-net | 2012-05-28 07:53 | インフルエンザ
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