SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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リスペクトからはじめよう

チーム医療はお互いを認めること

毎日慌ただしく働いていると、いろんな事があります。
嬉しいこと、
嫌なこと、
悲しいこと、
楽しいこと・・・

そんなことを、もし何も感じていないとしたら、
それはきっとあなたが鈍感だから。
それとも今の仕事に向いていないのかもしれません。

毎日が驚きや喜び、そしてワクワクやがっかりの連続!
そんなあなたはきっと今の仕事が天職。

でも誰でも落ち込むことはあります、
色んな理由で・・・
そんな理由の一つに『認めてもらえない!』というのがあります。
それは、あなたがそう思い込んでいるだけかもしれないし、
実際に認めてもらえていないのかもしれません。

でももし職場が〝誰も認めないよ〟といった環境だとしたら・・・
そんな職場にはさっさと見切りをつけたほうがいいでしょう。

医療の現場にはいろんな職種がいます。
医師・看護師・薬剤師・栄養士・理学療法士・作業療法士・・・そして事務職。
医師と薬剤師が口論したり、理学療法士と看護師がお互いを認めなかったり、
ちょっと大きな施設であれば比較的よく見かける光景です。
勿論、同じ職種同士でもあります。

で事務職は?
残念ながら多くの医療機関で医療職としてさえ認められていません。
最初から論外、対象外なのです。

『事務さん、これやっといてね!』
そうした言葉をあなたは口にしたことはありませんか?
私自身、大学病院から基幹病院へ赴任した当時、そうでした。

なぜそうしたことがおきるのでしょう?

それは、お互いの仕事を認めていないから、
自分一人で仕事をしていると思っているから、
他の職種に対するリスペクトが足りないから・・・


私たちは一人では実は何もできません。
私自身で言えば、クラークがいなくても電子カルテで医療費の計算は出来ますが、レジが使えません。
ましてや駐車場を渡ってくる患者さんの顔を見ただけで、
直ぐに電子カルテで受付するなんて芸当は逆立ちしたってできません。
誰が親子で兄弟なのか、従兄弟はだーれなのか、
Aさんの隣に誰が住んでいるかなんて知るはずもありません。
連携病院の先生や学校の養護教諭のフルネームなんて知りませんし、
患者さんの顔色を見ただけで健康状態を推し量ることも一部の人を除いてできません。

自慢ではありませんが、こうしたことを私たちのクラークは魔法のようにやってしまいます。
もう、尊敬するしかありません。

同じ事が看護師や保健師、理学療法士etc、すべての職種に言えます。
彼らは私が知らないこと出来ないことを、当然のようにこともなげにやり、
さて次はどうしましょう?と私に問い返すのです。
リスペクト以外に何があるでしょう。

私の機嫌が悪く、ついクラークにつらくあたってしまったり、ナースに強い言葉を投げかけたりした時、
『こんな職場辞めてやる!』と彼らはきっと心の中で小さく呟いたことでしょう。
でも次の日になれば、『ま、いいか・・・』と思い直して仕事に出てくるのです。
それはきっと私が彼らの一人一人を心の中でリスペクトしているからだと思っています。

リスペクトからはじめよう_b0102247_2334314.jpg


あなたの職場、
なんだかぎすぎすしていませんか?
もし、そうだとしたら、解決策は一つしかありません。

リスペクトからはじめよう!




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by ccr-net | 2012-04-11 23:08 | CLINIC
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