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インフルエンザにご注意!

インフルエンザ治療の医師における人気1位は依然としてタミフル

例年より遅い寒波の到来で遅れていたインフルエンザの流行も先週くらいから多くなってきました。
平成24年第1週(1月2日~1月8日)の定点観測では注意報レベルとなっています。
ただ定点観測患者数は警報レベル上位の三重県(15.17)、香川県(9.35)、滋賀県(8.85)、沖縄県(8.40)、宮城県(7.98)、岡山県(7.79)と比較し1.54とまだ高くはありません。

せんだメディカルクリニックでも連日2名ほどのインフルエンザ患者が来院され、そのほとんどがA型です。
治療法は現在イナビルの吸入治療を中心におこなっていますが、果たして一般にはどうでしょうか?
そう考えていたら1月20日の日経メディカルオンラインに使用意向の優先順位、タミフルが1位、リレンザが2位という興味深い記事が出ました。
調査は、2011年12月16日から28日までに、日経メディカル オンラインの医師会員(小児科医および内科医中心)を対象に実施した。ネット調査への協力を依頼し、410人から回答が得られた(回答者の主なプロフィールは文末参照)。
調査では、今シーズンに利用可能な抗インフルエンザ薬(リレンザ、タミフル、ラピアクタ、イナビル)を提示し、それぞれについて使用の優先順位を尋ねた。
その結果、薬ごとに見た場合、リレンザは、優先順位の1位が9.5%、2位が48.5%、3位が27.6%、4位が12.7%だった。タミフルは、それぞれ60.5%、25.4%、10.5%、3.4%だった。ラピアクタは、それぞれ1.7%、6.8%、24.6%、62.4%となり、イナビルはそれぞれ27.8%、18.8%、34.4%、16.8%だった(図1)。
インフルエンザにご注意!_b0102247_198173.gif

その理由となる抗インフルエンザ薬の選択基準は下記のようになっています。
インフルエンザにご注意!_b0102247_1912981.gif

現在私たちのクリニックでイナビルを選択している理由は、『単回吸入ですむ』という1点です。
院内での吸入で確実に治療が終了するので、タミフルのようにコンプライアンスを心配する必要がありません。
*2010年10月に発売されたイナビルはタミフルほどの実績はまだありません

さて、人気NO1のタミフルですが、同じ日のCareNet.comにタミフル、インフルエンザ治療効果に疑問という記事が出ています。
医学研究の信頼性を検証する国際研究グループ「コクラン共同計画」(本部・英国)は17日、インフルエンザ治療薬タミフルが重症化を防ぐ効果を疑問視する報告書を発表した。
タミフルは世界で広く使われ、特に日本は世界の約7割を消費している。各国が将来の新型インフルエンザの大流行を防ぐため備蓄を進めており、その有効性を巡り議論を呼びそうだ。
報告書は、製薬会社に有利な結果に偏る傾向がある学術論文ではなく、日米欧の規制当局が公開した臨床試験結果など1万6000ページの資料を分析。
タミフルの使用で、インフルエンザの症状が21時間ほど早く収まる効果は確認されたものの、合併症や入院を防ぐというデータは見つからなかった。

The Cochrane Collaborationはきわめて信頼性の高い研究グループですから、今後反響を呼びそうですね。
インフルエンザにご注意!_b0102247_19495232.png

取りあえず大切なのは予防です。
十分気をつけましょう。



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by ccr-net | 2012-01-22 19:51 | インフルエンザ
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