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傷は洗浄が一番

創傷管理に大切なのは観察と清浄化

今日は日曜日。
朝9時から3名の創傷管理を予定していました。
残念ながら1名(3歳女児、昨日顔面縫合)は来院されませんでしたが、他の2名は定時前に来院されました。

『なぜ日曜日にも傷をみるのか?』と時々尋ねられるのですが、それは必要だからです。
創傷には毎日診なくともよいもの、診なくてはいけないものの2種類があります。
毎日の管理が必要でないものは1週間後でも大丈夫。
ところが毎日診なくてはいけないものは、わずか1日で悪化してしまいます。
したがって、平日も休日も関係ないのです。

今日来院された一人は、創感染からの慢性骨髄炎の疑い(明日MRIと培養結果がでます)で診はじめて4日目。
見た目は随分改善し熱感も消失しました。
あとは明日の結果を待つのみ・・・骨髄炎を起こしていないことを祈っています。
もう一人は外傷後の巨大血腫で下腿軟部組織が壊死をおこした方。
ようやく壊死組織を除去し終わり、少しづつ軟部の再生が始まっています。
お二人とも1リットルの微温湯で洗浄(細いノズルを使用します)し、軟部の清浄化と刺激を行います。
最初の方はその後創傷被服をおこなうだけですが、後の方は傷も深く大きい(150mm)ため、カルトスタット+デュオアクティブ処置を行った上で鬱血を防ぐ目的でバンデージングをします。
今のところ順調に経過していますが、どうしても駄目な場合は皮膚移植(軟部も含めて)が必要になります。
(もっともエコツージェルという奥の手はまだ使っていません)

こうした創傷処置で大切なのは、一般の認識と違い消毒ではなくて創の清浄化と再生のための刺激です。
過度の消毒は軟部組織を痛めつけ逆に創傷治癒を送らせます。
またイソジンのような色のついた消毒薬は傷の観察がうまくできなくなりますので、消毒後洗い流すことが必要です。
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大切なのは観察と清浄化、
創傷管理の基本です。



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by ccr-net | 2011-11-20 12:40 | 整形外科
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