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破傷風に注意

怪しい傷には早めに対応しよう

昨日のYOMIURI ONLINEに宮城、岩手で破傷風9件、がれき撤去など注意必要という記事が出ています。
国立感染症研究所感染症情報センターによると、宮城、岩手両県の破傷風の9件はいずれも50~80歳代で、うち7件は3月中に発症している(2件は不明)。同センターのホームページで、がれき撤去作業時の感染予防について、注意事項を掲載している。

破傷風は日本全体で年間約90名の発症が報告され、致命率約30%という非常に危険な感染症です。
そこから考えるとこの9件という発症数がいかに多いかがよく判ります。
この疾患については、このblogで外傷後の破傷風に注意というタイトルで以前アップしています。
今回のYOMIURI ONLINEの記事では、事前のワクチン接種を勧めていますが、以前も記載しているように外傷後の接種でも十分な効果が得られます。
使用法については、以前は下関市立中央病院のマニュアルが個人的に最も判りやすいと推奨していましたが、現在リンク切れで繋がらないようです。
したがって、慈泉会相澤病院 外傷治療センターの該当ページ皮膚外傷の初期治療マニュアル:文責 夏井 睦 先生がお勧めです。

破傷風は致命率が非常に高い感染症ですので、くれぐれもご注意を!!
危険な外傷はすぐに最寄りの医療機関を受診して下さい。


破傷風に注意_b0102247_2365733.jpg

但し破傷風トキソイドを常備している医療機関は多くありませんので、
事前のお問い合わせをお勧めします。

せんだメディカルクリニックでは、
破傷風トキソイド・破傷風免疫グ ロブリンの両者を常備しています。



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by ccr-net | 2011-06-03 23:09 | 感染管理
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