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運動会は誰のため?

運動会前に増える学童の怪我

今週末から来週にかけて熊本では多くの小中学校で運動会(体育祭)がおこなわれます。
さて、私が子供の頃は運動会というとお昼のお弁当が楽しみでした。
家族全員が(おじいちゃんやおばあちゃんまで)一家総出の一大イベントでした。
もう既に成人している私の二人の子供たちの時も、同じような状況だったような気がします。
ところが昨今の運動会は、どうも様子が違うようです。
先週から小中学生のけが人のオンパレード、
いずれも運動会の練習中におこっています。
怪我や捻挫はまだ良い方で、関節炎や骨折まで・・・
せっかくの晴れの舞台に出場できない子も出てきました。

はて、どうしてだろうと考えてみました。

こうしたときによく聞かれる声が、
『最近の子供は弱いから』『よく怪我するから』
というものですが、果たして本当にそうでしょうか?

クリニックに来院する子供たちを見ていると、ほとんどが運動の出来る子、
部活でしっかりとがんばっているアスリートの子たちなのです。
本来運動神経のよいそうした子供たちがではなぜ怪我するのでしょうか?

答えはひとつ、オーバーユース
普段しているスポーツに加え過度な予行演習を繰り返すため、故障してしまうのです。

昔からそうだったかなあ?と考えてみました。
確かに運動会前には行進や組み体操・ダンスやリレーなどの練習が繰り返しありましたが、
それで怪我をして本番に間に合わない子は記憶にほとんどありません。
テーピングや包帯をしている子など皆無だったような気がします。
さて当クリニックの現状を見てみますと、骨折で見学の子が2名、当日リレーの選手でテーピングが必要な子が2名、肉離れで出場が危ぶまれている子が3名と、惨憺たる状況です。

この違いはどこにあるのでしょう?
子供たちの運動能力や体力そのものに昔と今で大きな差はありません。
すると、これはどう考えてもオーバーユース(やりすぎ)としか思えません。
また部活をしている子は、普段の練習を減らすことなく運動会の練習をしています。
元来、現在のスポーツレベルは昔とは比較にならないくらい高くなっています。
体力的には昔と今ではあまり差がありませんので、その分普段から過度の負担が子供たちの身体にかかっているのです。
そこに更に運動会の練習が加わるので故障してしまうのです。

運動会は誰のため?_b0102247_21561815.jpg
整然とした行進、

美しいダンス、

迫力ある騎馬戦、

いずれもとても素敵です。


でも大切なのは子供たちの笑顔、

歓声、

どよめき・・・


ちょっとくらい行進が下手でも子供たちが楽しけりゃいいじゃない、
そう思う私はへそ曲がりでしょうか?

運動会は誰のため?
勿論、誰が何と言ったって、子供たちのためなのですから・・・



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by ccr-net | 2011-05-20 22:02 | 整形外科
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