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消炎鎮痛剤と抗うつ薬の相互作用は?

抗うつ薬の効果がNSAIDで低減されるって本当?!

昨日のヘルスデージャパンに非ステロイド性抗炎症薬が抗うつ薬の効果を低減という興味深い記事が出ました。
これは、米国「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」オンライン版に掲載されたもので、下記のように書かれています。
イブプロフェン、アスピリン、ナプロキセンなどの鎮痛薬としてよく利用される非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDエヌセイド)によって、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる抗うつ薬の効果が減少する可能性のあることが、米ロックフェラー大学(ニューヨーク)による研究で示された。

また、マイアミ大学ミラー医学部のCharles Nemeroff博士は以下のように述べています。
「いずれの薬剤も広く使用されていることから、このような知見について知っておくことは極めて重要である」
「今回の研究から明確な臨床的結論を導くことはできないが、医師が患者にSSRIを処方するときはNSAIDを使用しているかどうかをたずねる必要があり、もし高用量で服用していれば、疼痛や炎症を別の方法で治療することを検討する方がよい」

これは、従来の考えを覆すとても重要な研究です。
整形外科領域の慢性疼痛治療において、NSAIDとSSRIの併用はきわめて一般的であり(私はあまり併用しませんが)、従来、製薬会社も推奨していました。
また線維筋痛症の方の治療でもこの2剤の併用はよくおこなわれています。
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さて追試待ちですが、本当だとしたらその薬理的な相互作用の解明が急がれます。

来週からの処方、はてどうしたものでしょう?


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by ccr-net | 2011-05-07 22:33 | 医療 | Trackback(1)
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