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どの車も移動という意味ではやることは同じだ

大切なのはユーザーエクスペリエンス

iPad2の発表から4日経ちようやく発表時の熱狂(一部マニア?)も収まってきました。
すでに多くの記事が書かれていますが、その多くが次のようなものです。
Appleが、Dual Coreの「A5プロセッサ」(1GHz)を採用し、CPU性能は2倍、GPU性能は9倍の性能があり、ビデオカメラ、フロントカメラ、ジャイロを搭載、従来モデルより33%薄い8.8mmを実現、バッテリー最長10時間を維持した「iPad 2」を発表した。

iPad2は『Faster, Thinner, Lighter』の正常進化を果たした

iPad2か、android3.0搭載のタブレットか、もしくはノートPCか

でも、iPad2の本質は実はそこにはありません。
今回も素晴らしかったJobsのキーノートの中で、彼が何度も繰り返したのは、
iPad は PC ではないpost-PCデバイス
という点です。
よく言われる『iPhoneとノートpcの中間点にiPadがいる』という認識を少なくとも今Appleはしていません。
これについては、Jony Iveの言葉が的確に表しています。
『これほど短時間で一つのカテゴリーを生み、なおかつ完全に生まれ変わった製品はほかに思いつきません』
iPadはPCでもスマートホンでもない勿論その中間点でもない全く新しいカテゴリーのものなのです。

1年前にiPadが生まれたときのキーノートを振り返ってみましょう。
『iPhoneとMacbookの間を埋める、New Category Deviceである』と明言しています。
そしてJobs自身がスピーチの中で力を入れてデモをおこなったのはiWorkでした。
PCとは異なる何かを確信しながら、この新しいデバイスが何なのかApple自身が把握していませんでした。
そしてiPadは発売されるとAppleが予想しなかったような領域で使われ広がっていきます。
それが前述のJony Iveの言葉を生んだのでしょう。
今回のJobsのキーノートで流されたPVがiPadの使用法の多様性を物語っています。



なんだかわくわくしませんか?

iPadで大切なのは前述のCPU性能やビデオカメラなどの仕様ではないのです。
そこがAndroid タブレットとの違いなのでしょう。
大切なのはユーザーエクスペリエンス・・・
それをJobsは次のような言葉で表しています。

繰り返すに値することを言おう。テクノロジーだけでは十分ではない。それがアップルのDNAだ。

私の好きな彼の有名な言葉に、『どの車も移動という意味ではやることは同じだ』というのがあります。

医療の世界にもそっくり当てはまるように感じるのは、私だけでしょうか?



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by ccr-net | 2011-03-07 22:33 | iPhone &iPad
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