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ノセボ効果ってなあに?

お薬の減量・休止は慎重に

少し前のヘルスデージャパンにプラセボ効果とは逆の“ノセボ”効果も作用という記事が出ました。

で、ノセボ効果ってなんでしょう?
ドイツ、ハンブルク大学メディカルセンター神経学のUlrike Bingel博士らによる今回の研究では、薬剤の投与量を変更しなくとも強力なオピオイド系鎮痛薬であるレミフェンタニルの使用状況(有無)を信じることで疼痛レベルが大きく変動した。また、患者に薬剤投与の中止を告げるとまもなく、疼痛レベルが急上昇する“ノセボ(nocebo:反偽薬)”効果)がみられたという。

なるほど、これは臨床の現場で良く経験することなので、あらためてそれが裏付けられたということですね。
交通事故など被害者としての意識のある環境ではしばしば経験することです。
保険会社から『もうそろそろ・・』といった電話の後で、症状が増悪することがあります。

やはり大切なのは、
『for the individual(個別的な対応)』『with attentional to detail(その上で細かい配慮をもって)』
といったWHOの“鎮痛薬投与の5原則”です。

ノセボ効果をノボセ効果と勘違いしたのは私だけ?


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by ccr-net | 2011-03-02 18:54 | 医療
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