運動で前立腺癌患者の死亡リスクが低下するって?!
運動をおこなうことが癌患者の延命につながるという希望が・・・
今日のヘルスデージャパンに活動的な運動で前立腺癌(がん)患者の死亡リスクが低下というとても興味深い研究がでています。
これは、ハーバード大学公衆衛生学部のStacey Kenfield氏らの研究で、「Journal of Clinical Oncology」オンライン版に1月4日掲載されています。
内容は、下記のようなものです。
何故、死亡リスクが低下するかについては、次のように考察されています。
凄い研究が出てきましたね。
これが事実であれば、アースマラソンをおこなっている間寛平氏にとっては、とても良いニュースです。
ただ実はこうした研究は以前からおこなわれています。
運動の抗癌効果(細胞増殖を促進するインスリン様成長因子-1 (IGF-1)を阻害するインスリン様結合タンパク3(IGFBP-3)が増加する)についてはすでに2006年に発表されています。(Gut 2006;55:689-694)
また同年の「Journal of Clinical Oncology」にも、術後化学療法を行ったステージ3の進行大腸癌患者におけるウォーキング効果についての発表(生存率の50%アップ)がされています。
今回の研究が画期的なのは、やはり2700人という対象人数の多さでしょう。
癌患者が積極的に運動をおこなうことで生存率を高める、そんな時代がすぐそこに来ています。
今後の、メカニズムの解明が楽しみですね。
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今日のヘルスデージャパンに活動的な運動で前立腺癌(がん)患者の死亡リスクが低下というとても興味深い研究がでています。
これは、ハーバード大学公衆衛生学部のStacey Kenfield氏らの研究で、「Journal of Clinical Oncology」オンライン版に1月4日掲載されています。
内容は、下記のようなものです。
自転車乗り(biking)、テニス、ジョギング、ランニング、水泳といった「活動的な身体的活動(vigorous physical exercise)」を適量行うことにより、前立腺癌(がん)患者の癌による死亡リスクが低下することが新しい研究で示された。
何故、死亡リスクが低下するかについては、次のように考察されています。
運動の前立腺癌への影響ついてKenfield氏は、「運動はインスリン感受性を高め、インスリン成長因子-1(IGF-1)の生物活性も上昇させる可能性がある。IGF-1は、癌の成長につながる細胞の増殖、移動、血管新生に影響を及ぼす。その一方で、運動は炎症因子を減少し、免疫機能を向上させる。このような分子的活動が共に作用して、前立腺癌の生物学およびアウトカムにどのように影響するか現在研究が行われている」と述べている。
凄い研究が出てきましたね。
これが事実であれば、アースマラソンをおこなっている間寛平氏にとっては、とても良いニュースです。
ただ実はこうした研究は以前からおこなわれています。
運動の抗癌効果(細胞増殖を促進するインスリン様成長因子-1 (IGF-1)を阻害するインスリン様結合タンパク3(IGFBP-3)が増加する)についてはすでに2006年に発表されています。(Gut 2006;55:689-694)
また同年の「Journal of Clinical Oncology」にも、術後化学療法を行ったステージ3の進行大腸癌患者におけるウォーキング効果についての発表(生存率の50%アップ)がされています。
今回の研究が画期的なのは、やはり2700人という対象人数の多さでしょう。
癌患者が積極的に運動をおこなうことで生存率を高める、そんな時代がすぐそこに来ています。
今後の、メカニズムの解明が楽しみですね。
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by ccr-net
| 2011-01-18 23:46
| 医療