医療ITの目的は、医療者と患者の笑顔
Google TVとApple TVから考える医療ITの目的
随分前(昨年3月)Life is beautifulにとある家電メーカーでの会話:クラウドテレビ編というのが出ました。
いかにもの話で、まず言葉ありきでユーザー不在の製品開発をメーカーが始める様子に笑ってしまいます。
これってsony?と思っていたら、偶然なのか昨年の5月sonyと連携したGoogle TVが発表されました。
“やっぱりね”と思いながら、複雑なインターフェースを誰が使いこなすのだろうと考えていました。
でも、アメリカの場合はTVとの融合ができているので良いのではと思っていたのもつかの間、11月にはFox・ABC・CBS・NBCと大手テレビ局はどこもGoogle TVをブロックすることになる有様。
早くも前途多難です。
一方Apple TVは昨年9月にリファインされ驚異の低価格(8800円)と小型化で再登場してきました。
Google TVとApple TVはどちらもクラウドにつながるものですが、ちょっとアプローチが違います。
Apple TVは勿論単独でも使用できますが、iPhoneやiPadをリモコン代わりに使ったりAirPlayという機能でiPod・iPhoneやiPadの音楽・写真・動画などをAppleTVに流すことができます。
(それもクリック一つで!)
どこがGoogle TVと違うか考えてみましょう。
「WebのすべてをTVでも」がGoogle TVの訴求点ですが、TVの大画面で電子メールやTwitterを表示するのになにか意味があるのでしょうか?
モニター代わりとしても、入力の利便性はノートやタブレットのコンピューターに遠く及ばないでしょう。
AirPlayでは、メールや文書などiPadで作成しながら必要なとき動画や写真だけTVに飛ばすことが可能です。
しかもマルチタスクですから、これらのことが同時にできてしまいます。
今年予定されているiOSアップデートで、SafariやKeynoteもAirで飛ばすことが可能になるようです。
ここに現在のAppleと他の会社との製品開発コンセプトの大きな違いがあります。
つまり、以前医療の向こう側に何を見つめているのかで書いたように、『テクノロジーが重要ではなくて、その先にいるユーザーが笑顔になることを想像して物を開発していること』が大切なのです。
さて、視点を医療に移してみましょう。
医療のホスピタリティーやコンシェルジュ・サービスが謳われながら、『患者様』という言葉の裏にお寒い限りの医療サービスをおこなっている医療機関は山ほどあります。
医療のIT化・クラウド化も同じです。
言葉ばかりが踊り、何のためのIT化・クラウド化か判っていないと、その方向は単に技術論や目新しさに流されていきます。
iPadでは様々なアプリが毎日のように開発されています。
その中には、目を見張るような素晴らしいものもあります。
でも、実はほとんどのことは医療情報のクラウド化をおこなうことでできてしまうのです。
すべての情報をクラウドにおくことで、いつでもどこでも情報を取り出し利用することが可能になります。
iPadやiPhoneはあくまでもそれを取り出すツールにすぎません。
医療ITの目的は、はっきりしています。
『医療者と患者の笑顔』です。
他のなにでもありません。
あなたは電子カルテを使っていて幸せですか?
開発者の方は私たちの笑顔を考えて、開発されていますか?
基本だけれど、とても大切なことです。
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随分前(昨年3月)Life is beautifulにとある家電メーカーでの会話:クラウドテレビ編というのが出ました。
いかにもの話で、まず言葉ありきでユーザー不在の製品開発をメーカーが始める様子に笑ってしまいます。
これってsony?と思っていたら、偶然なのか昨年の5月sonyと連携したGoogle TVが発表されました。
“やっぱりね”と思いながら、複雑なインターフェースを誰が使いこなすのだろうと考えていました。
でも、アメリカの場合はTVとの融合ができているので良いのではと思っていたのもつかの間、11月にはFox・ABC・CBS・NBCと大手テレビ局はどこもGoogle TVをブロックすることになる有様。
早くも前途多難です。
一方Apple TVは昨年9月にリファインされ驚異の低価格(8800円)と小型化で再登場してきました。
Google TVとApple TVはどちらもクラウドにつながるものですが、ちょっとアプローチが違います。
Apple TVは勿論単独でも使用できますが、iPhoneやiPadをリモコン代わりに使ったりAirPlayという機能でiPod・iPhoneやiPadの音楽・写真・動画などをAppleTVに流すことができます。
(それもクリック一つで!)
どこがGoogle TVと違うか考えてみましょう。
「WebのすべてをTVでも」がGoogle TVの訴求点ですが、TVの大画面で電子メールやTwitterを表示するのになにか意味があるのでしょうか?
モニター代わりとしても、入力の利便性はノートやタブレットのコンピューターに遠く及ばないでしょう。
AirPlayでは、メールや文書などiPadで作成しながら必要なとき動画や写真だけTVに飛ばすことが可能です。
しかもマルチタスクですから、これらのことが同時にできてしまいます。
今年予定されているiOSアップデートで、SafariやKeynoteもAirで飛ばすことが可能になるようです。
ここに現在のAppleと他の会社との製品開発コンセプトの大きな違いがあります。
つまり、以前医療の向こう側に何を見つめているのかで書いたように、『テクノロジーが重要ではなくて、その先にいるユーザーが笑顔になることを想像して物を開発していること』が大切なのです。
さて、視点を医療に移してみましょう。
医療のホスピタリティーやコンシェルジュ・サービスが謳われながら、『患者様』という言葉の裏にお寒い限りの医療サービスをおこなっている医療機関は山ほどあります。
医療のIT化・クラウド化も同じです。
言葉ばかりが踊り、何のためのIT化・クラウド化か判っていないと、その方向は単に技術論や目新しさに流されていきます。
iPadでは様々なアプリが毎日のように開発されています。
その中には、目を見張るような素晴らしいものもあります。
でも、実はほとんどのことは医療情報のクラウド化をおこなうことでできてしまうのです。
すべての情報をクラウドにおくことで、いつでもどこでも情報を取り出し利用することが可能になります。
iPadやiPhoneはあくまでもそれを取り出すツールにすぎません。
医療ITの目的は、はっきりしています。
『医療者と患者の笑顔』です。
他のなにでもありません。
あなたは電子カルテを使っていて幸せですか?
開発者の方は私たちの笑顔を考えて、開発されていますか?
基本だけれど、とても大切なことです。
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by ccr-net
| 2011-01-16 21:22
| 医療IT