ぼくは散歩と雑学がすき
植草甚一と読書三昧の日々
もう随分前のことだが、東京で学生生活を送っていた頃、一時期読書にどっぷりつかっていた。
張り切って進学した大学は大学紛争の名残でロックアウトされており、授業は週1コマ、しかも三田でおこなわれていた。
当然暇である。
テニスの同好会に入りテニスにも没頭したが、なにより読書に明け暮れた。
乱読である。
その中で、一番好きな本が植草甚一の本の数々・・・
『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』が一番、
他に『ジャズと前衛と黒人たち』や『ぼくは散歩と雑学がすき』があった。
長い文体で、饒舌である、
読んでいて飽きない、
どの本も分厚く読みでがある。
そんな本を抱え、自由が丘の ALFIEによく行った。
田園調布よりに5分歩くとレノンという喫茶店もあった。
植草甚一の本は、そんな店によく似合った。
当時、等々力に友人と一軒家に住んでおり、便利もよかった。
毎日のように本を読み100冊を超えた頃、大学の授業が再開された。
読書の機会が減り、普通の生活になった。
この上京しての半年が私の人生である意味、
一番自由な時間だったかもしれない。
少年から大人に変わる微妙な時間・・・
丁度、夜明け前の一瞬の空の輝きに似ている。
最近、妻と夜散歩をするようになった。
今でも散歩と雑学が好きだ。
私の中で植草甚一は、今も生きている。
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もう随分前のことだが、東京で学生生活を送っていた頃、一時期読書にどっぷりつかっていた。
張り切って進学した大学は大学紛争の名残でロックアウトされており、授業は週1コマ、しかも三田でおこなわれていた。
当然暇である。
テニスの同好会に入りテニスにも没頭したが、なにより読書に明け暮れた。
乱読である。
その中で、一番好きな本が植草甚一の本の数々・・・
『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』が一番、
他に『ジャズと前衛と黒人たち』や『ぼくは散歩と雑学がすき』があった。
長い文体で、饒舌である、
読んでいて飽きない、
どの本も分厚く読みでがある。
そんな本を抱え、自由が丘の ALFIEによく行った。
田園調布よりに5分歩くとレノンという喫茶店もあった。
植草甚一の本は、そんな店によく似合った。
当時、等々力に友人と一軒家に住んでおり、便利もよかった。
毎日のように本を読み100冊を超えた頃、大学の授業が再開された。
読書の機会が減り、普通の生活になった。
この上京しての半年が私の人生である意味、
一番自由な時間だったかもしれない。
少年から大人に変わる微妙な時間・・・
丁度、夜明け前の一瞬の空の輝きに似ている。
最近、妻と夜散歩をするようになった。
今でも散歩と雑学が好きだ。
私の中で植草甚一は、今も生きている。
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by ccr-net
| 2010-08-19 23:08
| その他