学ぶことと教わること
今日はお盆明けで大忙し・・・
と思っていたら、忙しかったのは午後3時くらいまで、その後はゆっくりとした時間が過ぎていきました。
診察の合間に溜まっていた書類を沢山書き、いつの間にか診療時間が過ぎています。
そこへ、先週夏期休暇だった健康運動指導士のWさんがやってきました。
お話の内容は結婚の報告で、披露宴は来春とのこと・・・おめでとう!!
ここからが、今回の本編です。
Wさんはとても優秀な健康運動指導士です。
彼が休暇の間、クリニックは結構大変でした。
というのも、彼がいないときちんとしたテーピングやキネシオテープができないのが判ったからです。
当クリニックには他に2名の健康運動実践指導者がいます。
理学療法士やリハ助手もいます。
勿論、教科書レベルなら私でも可能です。
でも、アスリートのテーピングは競技レベル・アスリートレベルによって違います。
その日のコンディションによっても違います。
つまりケースバイケースなのです。
なんで彼しかできないのでしょう?
それは彼に学ばないからです。
学ぶことと教わることは違います。
学生の時、教師は学生に教えます。
黙っていても教えてくれるのです。
社会人になったとき、誰も教えてはくれません。
自分で学ぶのです。
必要であれば、教えをこうのです。
もう随分前、私が医師に成り立ての頃、指導医に問いました。
「先生、言われたことは終わりました。次に何をすればよいのでしょう?」
すると指導医はにっこり微笑んでこういいいました。
「先生、それはね自分で考えることなんだよ。君はもう学生ではないのだから。」
常に学びチャレンジすること、
そこに仕事の面白さ喜びがあります。
学ぶことで、人は成長するのです。
逆に立ち止まれば、そこで退化していきます。
50の半ばを超えた今、私はまだ学ぶことが沢山あります。
毎日が新鮮で、退屈することはありません。
さすがに疲れやすくはなりましたが・・・
Wさん、あなたは常に自分で道を切り開いてきました。
きっとこれからもそうでしょう。
学ぶ人、歩みを止めない人、
そういう人が、私は好きです。
誤解がないようにお話ししますが、
先の二人の健康運動実践指導者も自分の道を模索しています。
決して立ち止まっているわけではないのです。
クリニックの他のスタッフも、多くが歩み続ける人だと信じています。
だって、つまらないじゃないですか、歩みを止めたら・・・
あなたは、歩み続けていますか?
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