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熊本嫌いな患者様

縦横社会の人間関係

早いもので熊本に来てからやがて33年、こんなに長く熊本にいることになるとは・・・
福岡県で生まれて育った私は、高校から鹿児島に行き、最初の大学(経済学部)で東京に行きました。
その後、熊本大学の医学部に入学し卒業後もずっと熊本にいます。

在学中に両親が他界したこともあり、なんとなく出身大学に残ってしまいました。
考えてみたら、もう人生の半分以上(正確には60%)熊本にいることになるのですが、
自分が熊本人かというと、どうも違うようです。
今でも“先生は他所の人じゃろ”とよくいわれますし、自分でもなんとなくしっくりきません。
東京に在学中は1年で馴染み、2年で自分は東京人のつもりでいました。
これって、どうしてでしょう?

どうも、これは人間の出身地の構成によるものではないかと最近思い始めました。
東京は、途中から東京にやってきた人が大半を占めています。
つまり田舎出身者が多くを占め、生粋の江戸っ子(?)は少数です。
3代続けば生粋の江戸っ子といわれるところですから、田舎者の私もすぐに馴染むのです。

一方、熊本は調べてみたわけではありませんが、大半が熊本出身者(いわゆる地のもの)が占め、地縁・血縁は勿論、出身学校(小学校・中学校・高校)による縦横社会のオンパレードです。
従って、大学からやってきた私はいつまで経っても“他所の人”なのです。
このことに気づいたのは、私の子供達が妻と同じ幼稚園・小学校にいくようになってからです。
私以外はみーんな同窓という、家庭環境・・・なんとなく変です。

こうした“余所者の違和感”には、きっと熊本生まれの熊本育ちのかたは気づくことはないでしょう。

本日、一人の80代の患者様がみえました。
突然“熊本は私は嫌い!”と言われ驚いたのですが、その方は生まれ育ちこそ東京ですが戦後ずっと熊本におられるのです。
なのに嫌いと言われてもなあ・・と思いお話を伺ったのですが、結局この方も熊本に馴染んでいないのです。
“ああ東京に行きたい・・・”といわれるその方に、
“そんなに嫌なら東京に行けば?”と言うのは簡単ですが、余所者の私からみると複雑です。

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誤解のないように申しますが、
私は熊本が大好きです。

でも、この違和感は・・・?

他の方はどうなんだろうと考える今日この頃です。

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by ccr-net | 2010-02-20 17:24 | その他
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