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手術法はひとつだけ?

メニューの多い料理店を選ぶ

本日診療終了後、手術についてのセカンドオピニオン(厳密には通常外来)をおこないました。
内容は“腰椎すべり症の手術適応と方法”です。
40代後半の女性の腰椎すべり症に対して後方椎体間固定術(PLIF)を提示された症例です。
特に選択肢はなくPLIFを勧められ、詳細な説明もない状態で不安になり来院されました。
1回目(初診時)の外来で疾患・手術について説明をしたのですが混乱され、本日はご主人同伴で来院されました。
このケースでは、手術適応であるのは間違いないのですが、前医で疾患や手術についての十分な説明がなかったことが問題でした。
今回は、腰椎の構造説明・疾患の病態説明・手術説明の3つをおこないました。
ここで大切なのは、手術に選択肢の幅をもたせることです。
3つの手術法を提示し、それぞれの利点・欠点を示した上で、今回のケースのベストチョイスをお勧めします。
この場合のお勧めは、執刀医により多少異なります。
執刀医にもEBM+好みがあるのです。
今回のケースは多くの執刀医がPLIF(またはTLIF)を選択すると思われますが、その前段階としてもう一つの選択肢を提示しました。
最終的には、ご夫婦でよく納得されお帰り頂きました。

大切なのは、メニューの多い料理店で選ぶこと・・・
その中にシェフのお勧めがあります。

蛇足ですが、今回の診療報酬改定で再診料が話題になっています。
今回のケースの場合、1回目初診時(診療時間40分)、2回目再診時(診療時間60分)。
それぞれ、2700円(初診料のみ:自己負担810円)、1230円(再診料+外来管理加算:自己負担369円)となっています。
これを高いと思うか安いと思うかはその内容次第ですが、今回改訂で更に安くなりました。
病医院経営が危機に瀕しているのがお分かりになりますか?
ちなみに前回も申しましたが、診療所においては薬で儲けることなどありません。

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by ccr-net | 2010-02-13 21:13 | 整形外科 | Trackback
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