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連携パスに思うこと

パスには時間軸が必要か?

最近、地域連携パスが流行です。
大腿骨頚部骨折地域連携パスにはじまり、がん・脳卒中・急性心筋梗塞などいろいろあります。
この連携パスの役割は、患者様にシームレスな医療を提供することにありますが、少し疑問があります。
理由は、ほとんどのパスにある横軸の時間軸にあります。
急性期の経過は実はあまり個人差がありません。
ところが、急性期を過ぎ、亜急性期・慢性期と過ぎていくにつれ、大きく個人差がでてきます。
また、基幹病院から二次病院・診療所・在宅医療と変化していくと施設間の差も出てきます。
特に在宅では周辺状況や家族の状況によりADLは異なってきます。
また、疾患の状況により病状の変化も個人差があります。

では、どうしたらよいのでしょう?

こうした場合、本来必要なのは、フェーズパスやステージパスと言われる、病状の程度やステージ・病期によって変化していくパスです。
つまり横軸を時間軸ではなく、フェーズやステージを設定します。

もう一つ医療連携で大切なのは、共通の評価基準やクリティカルインディケーターと呼ばれる決定的臨床指標(必要な評価ポイント)を設定することです。
この部分がしっかりしていると、継続した臨床評価や安全管理が可能になりますから、安心して医療連携をおこなうことができます。

本来パス(クリニカル・クリティカルパスウエイ)は、きちんとしたアウトカムや観察項目・クリティカルインディケーターの設定により安全で高品質な医療を提供するものです。
時間軸だけに振り回されないことが、大切です。
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開業後、クリニカル・クリティカルパスウエイの世界からすっかり遠ざかった私ですが、最近の連携パスには、もっと柔軟な発想が必要ではないでしょうか。

長尾先生のブログを拝見していて、その必要性を実感しました。



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by ccr-net | 2010-02-07 22:14 | 医療 | Trackback
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