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あなたの傷は大丈夫?

動物の咬傷は要注意

本日は日曜日ですが、いつものように午前9時の処置にでかけました。
一人は以前もご報告した手の伸筋腱が露出したアスリート、
洗浄・エコツージェル・カルトスタット+デュオアクティブET処置をおこない、現在創全体としては1/2に縮小・肉芽形成による被覆もあと少し(80%)まできました。
現時点では順調です。
もう一人は昨日受診された犬咬創の女性。
受診までに1日かかっており、昨日抗破傷風ヒト免疫グロブリン投与をおこないました。
動物の咬傷で危険なのは、狂犬病でなく破傷風です。
(日本では1956年以降、動物の狂犬病の発症はありません)
破傷風は、子供のときにDPT・DT投与をおこなっていますので子供のときにはまず大丈夫です。
けれどもその効果は、最終接種(DTでは11歳)から5-10年で消えていきますので20歳以降はないと考えてよいでしょう。
したがって、土での汚染が強い創傷や動物の咬傷においては、まず念頭におかなければいけない感染症です。
致死率が高い感染症ですから(現時点で30〜40%)、早期の発見と治療または予防が大切です。
せんだメディカルクリニックでは、こうした危険性をお話しし、希望された方に抗破傷風ヒト免疫グロブリン投与をおこなっています。

咬傷で注意しなければいけないのは、感染症と同時に唾液による局所反応です。
経験的には受傷後3-4日目がピークで、局所の発赤や創部の融解がおこってきます。
予防には、受傷時の傷の洗浄が大切です。

いずれにしても、創傷管理においてもっとも大切なのは初期治療とその後の創の観察です。
初期に毎日みることが大切なのです。

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というわけで、年初以来(というか熊本にいる時はここ6年くらい)
毎週日曜日、創の観察をおこなっています。


傷は観察が一番、

あなたの傷は大丈夫?






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by ccr-net | 2010-01-24 11:42 | CLINIC
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