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蜂窩織炎をご存知ですか?

ぶつけていないのに皮膚が赤くなって痛いのは・・・

本日、脳梗塞後右片麻痺の方が装具の不具合で来院されました。
右下垂足の装具が足に当たって痛いとのことでしたが、拝見すると足が赤く腫れています。
熱感もあり間違いなく蜂窩織炎です。

蜂窩織炎は、感染部位が表皮の下の真皮から皮下脂肪組織にある感染症です。
表皮にあるものは膿痂疹(いわゆる飛び火)となり、より深く感染巣があるものは壊死性筋膜炎を起こすことがあります。

“これは蜂窩織炎で細菌感染です”というと“傷もないのに?”と不審な目で見られますが、感染の侵入経路は毛穴や汗腺などの特定できないものが多いと言われています。
今回も外傷は全くなく表皮の毛穴からの感染と思われます。

今回のような麻痺患者の麻痺側の場合は発見が遅れ重篤化することが多いのですが、たまたま発見できて幸運でした。
リバノール湿布をおこない(この処置をよく点滴漏れのケースに使用することがありますが、これはナンセンスです)、抗生剤を投与しました。
今後数日は、在宅医療でフォロー予定です。

蜂窩織炎は今回のような麻痺の方以外は重篤化することは少なく安心ですが、まだ駆け出しの頃、壊死性筋膜炎(しかも非クロストリジウム性ガス壊疽!!)を担当し大慌てしたことがあります。
この経験はあとで役立ちましたが、当時は途方にくれました。

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感染症は治療のタイミングと選択が大切です。

しかもケース・バイ・ケース・・・

だから治療も興味深い





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by ccr-net | 2010-01-08 21:28 | 感染管理
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