SENDA MEDICAL CLINIC BLOG

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スポーツ障害について考える

アスリートは何のためにクリニックにくるのか?
本日、中学生女子のアスリートが遠方よりクリニックにみえました。
種目はゴルフ、主訴は右手関節の疼痛です。
現在疼痛のため10日間ほどクラブが握れません。他の整形外科を受診されましたが、腱鞘炎の診断で外用薬を処方され競技に復帰できない状態が続いています。
診察上は尺側手根屈筋炎に手関節炎を併発した状態です。当然外用薬では改善せず、安静指示となり練習すらできません。

ここで、スポーツ障害について考えてみましょう。
多くの場合、オーバーユースや間違ったトレーニングが原因で、外傷によるものはわずかです。
勿論、競技を休止し安静にすれば治るのですが、誰もそんなことは望んでいません。
アスリートは競技を続行するためにクリニックにやってくるのです。
安静にするのであれば、わざわざクリニックにくる必要はありません。
勿論、競技を中断しなければいけない危険な状態も中にはあります。
それを発見し未然に防ぐのは私たち医療者の役割ですが、そんな危険な状態は稀です。

スポーツをいかに継続させるか・・・
スポーツを続けていく上で障害となるものは何なのか?
それはいかにすれば取り除けるのか・・・
トレーニングは間違っていないのか?

それを考えていくのが私たち医療者の役割です。
せんだメディカルクリニックでは医師・スポーツ担当理学療法士・健康運動指導士のチームで考えていきます。

本日は内服に加えて、TENSE治療器の貸し出しを行いました。
(TENSEの設定は理学療法士がおこないます)
月曜日、電話にて症状の確認をおこない、今後の治療を決定します。

私たちは、スポーツをやめさせるためでなく、継続するために存在します。

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by ccr-net | 2009-12-26 23:32 | 整形外科
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